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四十八話 戦後処理3

前話で「ブクマしたら投稿加速」とか言っちゃったらブクマが二人増えてたせいで投稿しちゃったじゃないですか・・・。まったくもってありがとうございます(謎


まあ冗談はともかく、ちょっと明日から旅に出るので数日間投稿が遅れます。すいません。

予約投稿ってなんだよ(しろめ

「おい!シルフ待ってくれぇー!!」

後ろから副団長と呼ばれた男がシルフ達を追うが、二人は目を背けるようにしてグランツさんが去っていった方向へ走っていった。


「界人、掴まって」

手を差し伸べられたので、えぐっちゃんに掴まる。

「『飛翔』」

そのままシルフ達を追っていく俺達。

当たり前のように飛ぶえぐっちゃんに対し、職業が飛剣士なのに俺は・・・。


うん、いつか絶対飛べるようになってやる・・・・・・。


そんな事を胸に誓っていたら、なんかデカい建物に着いた。


「えぐっちゃん、ここは?」

「えーと、『王宮騎士訓練場』・・・。うわー、大きい建物だなー」


門に刻んである字を読んでえぐっちゃんがビビる。

王宮騎士訓練場・・・外観は訓練場というより神殿だな。

沢山の柱が建っている西洋建築だけど、入り口は中央の柱の間の所だけで、他は壁で防がれている。


耳を澄ますと、怒声や金属音が聞こえてきた。訓練をしてるっぽいぜ。


入り口の前には甲冑を着けた大男が二人槍を持って立っている。見張りのようだけど、その身なりはかなり綺羅びやかだ。


まず、甲冑が鏡のように光っていて、槍からは重厚なオーラが放たれている。

鞘を腰につけているから、剣も装備しているのだろうが、鞘には宝石は金装飾が散りばめられていて、いかにも上流階級の雰囲気があるが、下品と感じる程には着いていない、絶妙なバランスだ。


「えぐっちゃん、あの二人・・・」

「うん、かなりの手練なんだろうね。同時なら三人が限界かな・・・」


同時に三人相手にできんのか、えぐっちゃんに異世界でなにやったらそんなに強くなれるのか問いただしたい。

まあどうせこいつの『高速成長』とかいうスキルが原因なんだろうけどね。


・・・だよな?



「おーい界人ー!」

お、この声は下っ端B。あとシルフもいる。

俺らがどっかで抜かしちゃってたようだ。


「まったく、あんたたち町中で空飛ぶって人の目気にする気が毛頭ないわね・・・」

呆れるシルフ。

「町中で『粉砕突進』するお前の隣の奴に言って欲しいんだけど」

とツッコむが。


「アホだからしょうがないのよ」

「なるほど」

それならしょうがない。


アホな会話をしながら建物に入ろうとする俺達。

だけど、門番に止められてしまった。


「おい、君たち、ここは子供が入っていいところじゃないんだぞ、ダメじゃないか!アハハ」

まぁそうですよねー。


つーかフレンドリーだなオイ。

いやでも、仕事にちょっかいかけてきた俺らを「小僧」とか「ガキ」とか言わずに「君たち」って呼ぶその丁寧さは流石の仕事ぶりです。

敬意を払うべきだろうか。びしっ!


「界人なに敬礼してんの?」

えぐっちゃんに言われてやめた。

ちなみに返礼はなかった。あたりまえだが。


「まあ冗談は休み休みにして・・・。あの、僕達はグランツさんから話があると言われて来たんですが」

「ああ、来客だったのか?でもそんなの聞いていないなぁ。紹介状はあるかい?」

「いや・・・ないです」

「うーん、流石にそれじゃあダメだよ。アポ無しでここに入れるのは上級騎士、貴族、Aランク以上の冒険者くらいなんだよ」


そっかー。とりあえずここはグランツさんに話を通してもらいたいから、ちょっと聞いてきてもらおうかな。


と思ったら、えぐっちゃんが手の甲から何かを取り出した。あ、ギルドのカードか。

おお、真紅色でカッコいいな、これ。

俺のなんか明るい青色だからな、安っぽい。ペッ!




「えーと、僕Aランクなんで入っていいですか?」



うそ・・・だろ・・・?



「え、あ、えええ!?あ、そ、そうだね!これは偽物じゃないし・・・。う、うん、君も、その仲間達も一緒に入っていいよ!グランツさんは502室にいると思うから」



・・・一見すぐ立ち直ったかのように聞こえるが、騎士さんは、きっと顔を引き攣らせている。

甲冑で隠れて顔は見えないけど、顔にそうだ、って書いてあるんだ。

見えないけど。


「ありがとうございますー。じゃあ行こっか」

「「「・・・」」」

俺たちは無言でえぐっちゃんに着いていった。

なんだかすごい差を感じるぞ・・・。


「信じらんねえなぁ、あんなに若いのに」

といって鎧の出っ張りをつまむ門番の騎士は見なかった事にした。

ほっぺたをひっぱったつもりなんだろうか・・・?






「えーと、502号室は・・・あった、ここだぜ」

「いやー長かったねー」

「そうね、本当に広い建物だわ」


結局その後トラブルはなかった。

若干・・・いや、かなり俺らは汚れていたけど、武器を装備していたから冒険者だってわかったんだと思う。

流石に不審な目は向けられたけどね。


あ、今「俺ら」って言ったけど俺だけは汚れていない。この服はマジックアイテムだからカビの根奥まで強力浸透なんだぜ。



コンコン、とえぐっちゃんがノックする。

「入っていい」

「「「「失礼しまーす」」」」

職員室か。と自分にツッコんでみる。


中にいたのは当然、グランツさん。今回の件でなんかワルモノっぽく見える。

「ああ、風柳達か。いや、少し前は本当に助かった」

「いえいえ、そんな」

えぐっちゃんは謙遜している。なぜか目が笑っていない。Why?


「それにしても早いな、てっきり明日来るのかと思っていたが」


そんなの知るかい。ついてこいって言ったのグランツさんじゃん。

あ、なるほど、門番に話が行っててなかったのは明日だと思っていたからか。


「まあいい、ちょっとコイツを見てくれ」


といって、部屋の中にあるベッドを指差す。

誰かが寝ているようだが、布団がすっぽり被さっていて中は見えない。


スッとグランツさんが布団を取り払う。


中にいたのは白髪の少年・・・ファルシュか!


と思った時、隣からすごい殺気を感じた。

いや、殺気というより静かなな怒り・・・だろうか?

自分で言っておきながら違いはよくわからないけど。


その発信源はというと、シルフだった。

しばらく時間が経っていたから落ち着いていたようだが、家族同然の友人を殺されたというし、恨みはまだ燻っていたようだぜ。

だが、ここでキレてもしょうがないのはわかっているのか。終始無言だった。

でも、握りしめられた手はワナワナと震えている。


ギリッ。


歯を食いしばる音は・・・下っ端Bか。


戦闘中は夢中で怒りとか恨みとか感じるヒマもなかったけど、今パッと出されるとこうも感情が出るもんなのか。


「さて、そこに座ってくれ」

言われて俺らはソファーに座る。

無機質で硬そうだったが、意外とフカフカだった。


そして、グランツさんが尋ねる。


「一応、何があったのか直接聞かせてもらうよ。辛いかもしれないが」


その後、シルフがポツポツと話し始めたが、内容はこの前聞いたのと同じだった。

ファルシュにシルフの友人が斬られたって話だ。


話が終わった後、えぐっちゃんが尋ねる。

「ファルシュは今どんな状態なんですか?」


「む、自分の寿命や生命を削って無理にバフを使い、それをいきなり強制解除された上に、今度は無理矢理闇魔力で体を操作されて、魔力の強化で傷はほぼなかったとはいえ顔面に爆撃が直撃。

精神も肉体も共にボロボロだな。事情を聴取するため生かしているが、数ヶ月は昏睡状態が続くだろう」


「そうですか・・・」


まあ髪の色素が抜けてるくらいだもんなぁ。見るからに重症だ。

同情はあんまりしないけど。



「・・・さて、本題に入ろう」


スッとえぐっちゃんの目が細くなる。


「シルフとB、君たちには責任を取ってもらうとは言ったが」


二人も緊張した眼差しを向けている。


「安心してほしい。君たちには『新設魔王対策本部』に入ってもらうだけだ」

「新設・・・魔王対策本部?界人知ってる?」


下っ端Bが疑問符を浮かべる。俺が知るわけないだろ。


「簡単に言えば、ガゼルとケンを追う仕事だ。給料もちゃんと出るぞ」

グランツさんが説明する。

「詳しい捜査の結果わかったんだが、あの黒い結晶はただの闇の魔晶石ではなかったのだ。

帝国の三大貴族の1つ、ムート家が代々管理してきた、『魔王の心臓』なのだ」


「え、魔王の・・・え?」

Bの口があんぐりと広がる。


「そうそう、いい忘れていたがこの話は界人と風柳くんにも関係があるのだ。

現状としては、幸いまだ魔王は心臓の状態で復活したばかり、何かに寄生しなくては長くは持たないレベルだから、本来の力を取り戻す前にケリをつけたい所だ。

なので急遽部署を設けたのだがが、直接対決したものがいないと話にならない。そこで冒険者の界人と風柳、君たちにギルドから指名依頼が来ているんだ」


「え、ああ、おう?」

つ、つまりやっぱり俺らも関係あるってことか?


「だが、四天王の一人、ガゼルも復活しているとなると、妨害の力が強くて魔王の位置の補足は諦めるしかない。だから今は手出し出来ない状況だ」


えぐっちゃんが質問をする。

「なんでスラムの人たちからシルフとBが選ばれたんですか?」


確かに。俺らはともかく、貧民街の人たちから子供が選ばれるのは不自然だ。


「それは、噂の拡散を防ぐためだ。今のところ、魔王の件については非公開とする予定だ。だから、元々事情を知っている人しか雇いたくないのが本音なんだ。だからシルフとBが選ばれたんだよ。

界人や風柳と年齢が近い、というのもあるのかもしれんが。

詳しくは上層部の決定なので話せないがな」


「そうか・・・。でも、忙しそうだし俺は・・・」

俺が渋ると、グランツさんは首を横に振った。


「ああ、大丈夫だ。当然のことながら君ら以外にも部署で働く人はそれなりにいるんだ、君たちに仕事が回るのは結局少ないだろうし、会議に呼んでもしょうがないというので、緊急時以外テマは取らせないよ」


「そうか・・・」


「では、僕は了承するかね」

えぐっちゃんは加入するようだ。


「まあ、どうせ断るのも難しいだろうし、俺も」

なんやかんや魔王とか気になるからな!


「よかった。詳しくはギルドで決めるといい。さて、君たちだが・・・」

グランツさんがシルフとBを見る。


「残念ながら貧民街の君たちは責任という名目上拒否権は無いに等しいんだ」


「・・・わかったわ。なにかあっても最初から受け入れるつもりだったし」

「ちょ、ねえちゃん!?」

「B、どうせ仕事は少ないみたいだし、変な罰くだされるより全然いいじゃない・・・。むしろあまりの高待遇に驚いている位だわ」

「おう・・・わかった。ちょっとびびってたけど、やってやるぜ!」


「よし、決まりだな」

と言ってグランツさんが席を立った。

「色々あるからBくん達は付いてきてくれ。界人くん達は要件は少し残っているが、後日ギルドに指名依頼を出しておくから、その時に来てくれ。あ、当然の事だがこの件は全て他言無用だぞ」


そう言うと、部屋から出て行った。



「じゃあ、また暫くしたら会いましょ」

「界人、じゃーな!!」

「おう、キリキリ働けよ-」

「あはは・・・」

その後俺らはパッとお別れの挨拶?をした後解散した。

フィギ○アヘッズするじゃん?イラコン確認するじゃん?

参加賞目当てに描き始めるじゃん?グダるじゃん?

そんなこんなで夏休み終わりかけじゃん?宿題多杉じゃん?


し゛ゃ~~~ぁぁあ゛ぁあ゛ん゛ん゛(現実逃避)

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