三十三話 vsゴブリン+α
今回は戦闘回にしてみました。
俺の名は下っ端B。正しい名はBだ。
姉ちゃんのアイアンクローを最後に記憶が途切れていたが、何故か今俺はギルドのソファーの近くの床に埋まっていた。意味がわからん。
とりあえずそこらへんの人に何があったか聞こう。
イテテ、なんか腰が痛い。なぜだ。ムクリと起き上がった。
「すまねぇ、何があったか知りてえんだが」
「ここに現れた魔物にお前はやられかけていたのだよ」
「!?な、なんだって!?ギルドに魔物が!?」
「嘘だッ!!」
「自分で否定すんな!?」
あ、駄目だコイツ当てにならん。
そういや「嘘だッ!!」ってセリフどっかで聞いたことあるようなないような・・・。
まあいいか。
他のやつに聞こう。
「すまねぇ、ここで俺に何があった?」
「えーっと、二人の男女に担がれて、男にソファーに叩きつけられかけて、寝ながら避けようとしてしまったのか、床に叩きつけられていたよ。ベゴッ!って」
「嘘だッ!!・・・じゃねぇ、そいつらはどこ行ったんだ?」
「町の門から依頼しに出たよ」
くっそ!!置いてかれたってのか!?
「サンキュー、ありがとーッ」
と言って俺はギルドを飛び出した。
「って訳で界人いくわよー」
「おー」
やっほほほーいのほい、界人だぜ。今回の依頼はゴブリンの集落の破壊だ。
パーティメンバーはシルフ。
若干魔法も使える盗賊だ。
「じゃ、ゴブリンの集落に向かう間作戦を説明するわ」
おう。
「ゴブリンは数こそ多いけど力はない。けれど、集落には100匹くらい住んでいる」
多いな。正攻法は無理だな?
「うん。正面から行ってもしょうがないわ。ここはこっそり侵入して頭脳を一気に叩くわ」
おk!
「ただ、ゴブリンって常時戦場に偉い人がいるわけじゃないの」
はぁ。
「だから、アンタがまず正面から敵を引き付ける。すると、指揮をするため偉い奴が現れるわ。そこをアタシが叩く!」
「なるほど。だけどそれ俺死ぬような・・・」
「あの変な緑の板で空飛べばいいじゃない!矢位しか飛んでこないわよ?」
「それもそうだな。そんくらいはたき落とせるし」
「じゃあ、準備いい?」
「おk!」
「出発よ!」
と言ってシルフが前に駆け出した。俺も走ると、そこはボロい柵に囲まれた村が。
なるほどここが集落か。
シルフが柵を飛び越えて侵入していった。俺は正面に門のようなものを発見したので、そこに向かった。そして叫ぶ!!
「天皇陛下ばんざああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ああああい!!!!!!
「グキッキキイイイイ!!!!????」
おっ、見張りかな??ドウモ。ゴブリン=サン。
「死ねぇい!」
某携帯獣の漫画に登場する敵幹部よろしく、ゴルバット代わりに鯖威張るナイフを突き刺す。
ただし、ドスッと俺の腹に鳥が刺さっている事もなかった。
「グキイ!!」
バタッ
敵を引き付けるために叫ぶ。
「私たーちはここに居ますぅーッ!!!」
夢は多分ない。ゾンビ代わりに大量のゴブリンが。
鯖威張るナイフをしまい、俺の両手剣『レッドビースト』を構える。
「はあああああああっ!」
魔力を付加したことで剣が赤と緑の光を放つ。ふつくしい・・・。
「グキッキ!」
斬りかかって来たゴブリンと打ち合おうとして、相手の剣がスパっと切れた。え、切れ味高すぎねえか?
そのまま返す剣で首を吹っ飛ばす。
「「グキキ」」
今度は二体。ならば!
「『ダブルスラッシュ』!」
簡単に両方倒した。相手が防御してもそれごと破壊しちゃうため、今は俺TUEEEEEEE状態だ。
次は四体。
最初にやってきた一体目を『スラッシュ』で倒す。相手の背が小さいため、武器もサイズが短い。つまりリーチの時点でこっちが上なのだ。
二体目がそのまま直進してきた。
『スラッシュ』後なので硬直の事を考え、ここは蹴りをぶちかましておいた。
グチュッ
相手の頭が破裂した。威力高杉(二回目)。
『鑑定』はしてないけど多分このスニーカーも特殊な装備なんだろうなぁってね。
三体目と四体目は左右から挟んで突撃してきた。だが所詮はゴブリン。
片方が槍でもう片方が短剣だ。バラバラじゃねえか!
「その槍頂戴!」
突いてきた槍を片方から無理矢理奪い取る。慣れていないのか槍の突きがくっそ遅かったので余裕でもぎ取れた。
獲った流れのまま短剣を持った四体目の頭に突き刺す。槍が目にから入り、そのまま脳を突き破った。
槍を取られてワタワタしている三体目が隙だらけだったので首根っこ掴んでへし折ろうとしてみる。
グググ
ゴブリンの顔は真っ青だが、折れはしなかった。
レベルがあっても流石にまだそこまでの力はないようだ。
亜空から鯖威張るナイフでピッと首の脈を切った。
バタッ
辺りを見渡すと、軽く10体位のゴブリンが。流石に厳しいかな。
多分勝てるだろうけど、その間にもっと増援が来て俺の体力がバテたところをタコ殴りにされる。
「よっこらしょういち」
掛け声とともに新型魔力で絨毯を作り、宙に浮く。
「グギギギギギ!!!」
「やーいやーいこーこまーでおーいでっ」
やっべぇこれ楽しい。
ヒュッ カッ
飛んできた矢を障壁で防ぐ。全然割れる気配がない、余裕だぜ。
魔力に余裕があるので下の全方位に障壁を発生。
これでもう矢は絶対当たらない。
よし、嫌がらせをしよう。
障壁に魔力を入れて、よいしょっと。そのまま固魔力の破片をバラ撒く。
イメージとしてはこんな感じだ。
orz
↓↓↓↓ ←魔力
---------- ←障壁
↓ ↓ ↓
◇↓ ◇↓ ↓◇ ↓
◇ ◇ ◇ ◇←破片が降り注ぐ
ズサ!ズサッ!!
フハハハハ実に愉快!!
でもこの破片ちょっと大きいカッターの刃位しか威力ないんだよね。
スピードが速いからある程度マシだが、これでは威力がないから威嚇にしかならない。
今回は嫌がらせしたいだけなので別にいいが。
っていうかこれ痛いだけだから俺がドSなだけじゃねぇか。
俺にそんな趣味はねぇ!
今考えると異世界来た時に報酬目当てで可愛いウサギを殺したりたりしたけど、よくある主人公みたいに罪悪感を感じるとか、そういうのが全くねぇ。
まあどうでもいいがな。
・・・。
破片を落としていると、シルフが歩いてきた。勿論破片の射程内には入ってこない。
「終わったわよー」
「おーけぃ」
破片射出を止めて、障壁を仕舞い、着地する。
「それにしても出鱈目ね、あんた」
辺りで破片が目とかに刺さって苦しんでいるゴブリン達を見てシルフが言った。
「まあ威力ないんだけどね」
「そういう意味じゃないんだけど・・・」
「?」
「まあいいわ、とりあえずボスを討ち取ったから帰りましょう。放火したし、もうこの集落は終わりね」
お前も結構えげつないじゃねえか・・・。まあ言ったら何されるからわからんから言わないが。
「それにしても、結構大きい集落だったわね」
「そうなのか?」
俺はゴブリン集落に来るのは初めてだからよく知らない。
「ええ、普通はもっと小さいわ、多分ここ近くのホブゴブリンの集落から援助されてるわね」
「なぜに?」
「私が戦ったボス、ホブゴブリンに進化しかけていたもの。多分進化されてたらちょっと厳しかったわね」
「へぇー」
そういえば近くにホブゴブリンの集落っぽいのあったな、きっとそこから援助を受けていたんだろう。
・・・・・・。
「界人危ない!!!」
と言っていきなりシルフに突き飛ばされる。
「いって!何だ何だ!?!?」
辺りを見ると、そこに居たのはホブゴブリン。
「くっそ、奇襲されていたのか!?バカな………!?気づかないなんて………」
「くっ!」
あ!俺を突き飛ばしたシルフにホブゴブリンが攻撃しようと!
「やめろッ!」
破片で攻撃!!
「グッキイ!!」ズバッ
全部簡単に吹き飛ばされた。駄目だ、破片は威力がない。
「これならどうだッ!!」
今度は塊魔力で槍を2本作成、勝手に戦わせる。
前にもホブゴブリンと戦ったことがあるが、その時に使った戦術だ。
ドカッ!
結構サクッと破壊された。な~んか慣れてるな。
もしかして・・・と思ってよく見てみると、体には沢山の切り傷が。
あ、こいつ前戦った奴だ。
「と、言うことは・・・」
見もせずに後ろに剣を振る。
ズシャッ!!
「同じ手をそうそう喰らうか!『スラッシュ』!!」
ガッ!
やはり後ろにその相方が居た。
斬ろうとすると、剣に阻まれた。流石にホブゴブリン相手では剣ごと斬れないらしい。
バキッ!
くそっ、一体目のホブにくっつけてた2本目の槍も壊された。
目標はシルフから俺に移ったのは幸いだが、流石に2体を同時に相手に戦うのは無謀だ。
一体だけでも勝てるか分からないからな。
この世界弱い奴と強い奴の差が激しすぎると思うの。どうでもいいがな。
っていうか俺何気に今だいぶピンチだよな。やべぇ。
「グッギイイイ!!」
「うおっとお!!『ダブルスラッシュ』」
棍棒で殴ってきたので剣でスッと切り、返す剣で腕を・・・チッ、浅いな。
そういえば、一体目は剣だったが二体目は棍棒だから武器ごと斬れたな。
「グギイイイイイ!!!」
「それしか言えねぇのかよ!!!!」
二体目が斬りかかってきたが、うまく対応できない、やや遅れて弾く。
「ぐ、うおおおお・・・」
や、やべぇ!押し切られた!!くっそお!!
しょ、障壁イイイイ!!!!
思わず目を閉じてしまったが、障壁が割れる音が一向に聞こえない。
ゆっくり目を開けると・・・。
「び、Bじゃねえか!!」
「間に合ったぜ!」
ホブゴブリンの剣を手甲で防いだ下っ端Bの姿が。
「喰らえや『剛射』」
ドスッ!!
手甲で止められたホブゴブリンが固まっている隙に下っ端Bが空いた手でボウガンを腰撃ちする。片手で扱えるなんて化物かよ。
その分威力は控えめなのか、ホブゴブリンは吹っ飛ぶだけで死にはしない。
「グギギギギギ!!!」
顔真っ赤じゃねえか。体勢を整えて、俺らに斬りかかろうとしたところで・・・・・・シルフに後ろからやられた。
「シルフ大丈夫か!?」
「姉ちゃん怪我ないよな!?」
「いや大丈夫よこのくらい」
どうやら怪我は少しのようだ。残るは一体。
「界人、隙を作るから止めを頼むっ!」
「了解!!」
「援護するわ・・・『fァィャーbーr』」
ボフン!
ホブゴブリンの居たところに煙が立つ。
「くらえッ『粉砕突進』!!!『玉砕拳』!!!」
ズドドドドド!!!ベガッ!ズドン!
凄い勢いで突進していき、空気が波打つと感じる程の腹パン。
もうあいつ一人でいいんじゃないかなっ!!
「『飛翔円周斬』からのッ」
剣に更に魔力を注入!!!
まず腕!左斜め下へ!
「オラッ」
次に体勢を崩す!!右から左へ剣を振るう!「ていッ!!」
そのまま流れで右下から切り上げ!これをダブルスラッシュで素早く!
「『ダブル』~」
二撃目で大ダメージを与える!!
単純な斬り下ろし!!
「『スラッシュ』ウウウウウ!!!!!」
そのまま敵の上空に大量の塊魔力で槍を数本作成。
後ろにクルッと回って指をパッチン☆
「はい落下~☆」
ずしゃずしゃずしゃ!!!
前回はただの塊魔力だったので今度は尖らせてみた。威力が格段にアップしたね。
そしてここまでの流れを名付けてッ!
「界人スペシャルッ!!」
「何やってんのよ」
ツッコミはっや。
「いや、結構これ威力あるよ?」
「いや実用的なのはわかるけど、もうちょっと名前どうにかならなかったの?」
「パクるなよ?」
「パクらないわよっ!?」
シルフスペシャル・・・ないわー。
「はあ、はあ」
「おう、下っ端Bお疲れー」
「おう、はあはあ」
「大丈夫か?」
「実は俺今まで主力がボウガンだったんだ。だからこう、自分の体で殴りつける特技はちょっと体に来るんだよな」
「あら、そんなのいつ習得したのよ?」
「前の鬼ごっこの時さ。あの時に『粉砕突進』ってのを習得したんだが、もしやと思って副団長の元で特訓したら意外と適正があったんだよ」
「へぇ、そうなの」
「ほれみろこの力こぶ」
と言って自慢してくる。おお、確かにすごいな。俺なんか目じゃないぜ。
ん?シルフがこっそりなんかしてる?
あ、自分の力こぶつくってる。
「私の力ってどんくらいあるのかしらね・・・」
ああ、そういう事か。
そして見た感じ俺よりも筋肉がある。
ちょっと悔しいね。
あ、下っ端Bが自慢しに行った。
現実で力自慢してくるやついたらすっげぇ面倒だけどな。
「タコス!!」
そして下っ端Bは何故だ、という目をしながら殴られてドッカーンと吹き飛ばされていった。
やべぇ、怪力ってレベルじゃねぇ。
つまり俺もレベルを上げればあんくらいできるようになるのか。
異世界やべぇ。えぐっちゃんとかどんな感じなんだろう。
・・・と、そろそろ帰るか。
「よーしじゃ、みんな帰ろー」
「ほーい」
「何故殴られた・・・」
と言って俺らは街に戻ったのだった。
という訳で戦闘回でした。
書くのがだいぶ大変かと思いきや、余裕でした。
いつもは2000~3000文字ですが今回まさかの5000文字です。
筆が意外と進むものですね。
久々にイカゲーをしたところ、A+に下がっていしまいました。
試しにエリートブラスターを使ってみたところ意外と好戦績。
はやくS帯に戻りたい
↓
少しずつ勝って戻してゆく
↓
でもA帯つまらなくてモチベが下がる
↓
そうだ、友人とやろう!
↓
友人が下手すぎてさがる(坊ちゃまてめぇホコの台座位置ちゃんと確認しとけよ!?)
↓
もうてめぇとはしねぇえええええ
↓
はぁ・・・腕前下がっちゃったよ
↓
S帯に戻りたい
以下無限ループ
無限ループって(ry




