あの頃、ぼくらは
複雑になれば複雑になる程
複雑であれば複雑である程
本質何て物は強固に固められた常識で見えなくなり
単純で明快だった喜びは失われてしまう
あの頃に戻ろう……
下らないコメディで笑い
下らない娯楽ではしゃぎ
絶えず笑顔を浮かべ
絶えず新たな好気に心を躍らせ
新しいモノが全て斬新に見えていた
何時からだろう、新しい何かを受け付けなくなったのは
何時からだろう、新しいモノを下らないと断じるようになったのは……
複雑になれば複雑になる程
複雑であれば複雑である程
他人と違う特別な存在だと思え
曲がった価値観で物事の本質を歪めているのは紛れもなく自分自身だって
ずっと気付けずにいた
だから、あの頃に戻ろう
目に見えるモノ全てが光輝き
経験した全てが新鮮そのモノで
絶えず笑顔を浮かべ
絶えず新たな好気で心を躍らせていた
全てを許容し、全てに憧れた子供はもうこの世界の何処にも居ない
何時からだろう、自分の価値観が否定する事だと誤認してしまったのは
何時からだろう、自分の価値観が唯一無似だと信じて疑わなくなったのは……
それが大人になる事だって、今なら分かるんだ
単純になれば単純になる程
単純であれば単純である程
物事の本質をシンプルに受け止める事が出来て
何の飾り気も無い笑顔で受け入れる事が出来る
もう手遅れかも知れない
もう遅すぎるのかも知れない
だけど、だからこそあの頃に戻ろう




