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皇太子就任式

無理やりに皇太子に内定されたアレクセイの皇太子就任式始まります。


今日は僕の皇太子就任と兄上の皇太子退任式の式典の日。

本当に朝から逃亡したかったけれど、母の容赦ない監視の目が怖すぎて大人しくしています。


挿絵(By みてみん)

皇帝が玉座から立ち上がり、皇太子のヴィクトールの頭に被された冠を大神官が脱ぎ取り、皇帝に差し出します。


兄上のすっきりとした表情が本当にむかつくくらい腹が立ちます。

その涼しいすました顔を思いっ切り殴りたい衝動を押えるの苦労します。


ああ~~黄金の赤い大きなルビーと真珠とダイヤが散りばめられた宝冠は始祖ファレイデン始皇帝の第一皇子の為に造られた宝冠です。

ファレイデンの至宝の一つで現在は作る事が出来ないくらいの宝石を使用した国の根幹と言われています。 


ああ~~~重い~~~。

重すぎて頭が首がつぶれないか心配です。


その宝冠を皇帝陛下が新皇太子のアレクセイつまり僕に被せ儀式は終了する。


頭は潰れないかというくらい重いです。

ハアァ~~~と心の中では泣いています。

表情には出せなかったけれども………。



貴族達がいっせいに新皇太子万歳の歓喜の声が沸き立った。


「アレクセイ皇太子殿下。万歳~~!」


「皇太子殿下万歳~~~」


「アレクセイ皇太子殿下万歳~~~~」


あぁ~~~戻れない僕のお気楽人生よ!!

さようなら心で泣いている僕でした~~~~!



本人はうんざりな様子で、顔は和やかに微笑んでいる。

でもお腹の中はグツグツ兄に対する怒りで煮えたぎっている。


父と母の玉座の一段右下つまり父の横に皇太子の席がありここに僕が座った。


この後、皇帝陛下は兄ヴィクトール大公を玉座に膝まずかせて玉杓を肩に置く。


「フォルディス大公に任ずる」


「お受けいたします」


それ僕が言うやつ!!


これで一連の儀式は終了する。


後は記念式典の祝賀儀式が始まる。


大人数で饗宴を楽しみ演奏や歌劇、歌を楽しんだ後、ダンスパーティーで幕と降ろす予定だ。


「アレクセイ皇太子様就任おめでとうございます」


内務大臣のディユル侯爵がまず挨拶にきた。

新皇太子の値踏みだろう。この狸爺かなりの策士で、黒政治の中心人物ヴィクトールから警戒度数Aランクにあたると事前情報にある。


様子を見て足元をすくいあげて退任させるのもいいかもと思いながらニコニコと微笑んでいる。


「アレクセイ皇太子殿下 就任おめでとうございます」


次は外務大臣のフォレティト伯爵だ。

新興貴族の中心人物で、ながらく外交官の道を究めた人物で外交に明るい重要人物Sクラス大事にしないといけないから超天使の微笑みで受け答え。

成功!


「アレクセイ皇太子殿下  皇太子就任おめでとうございます」


あぁ~財務大臣のゴルディ公爵 お金大好き大臣だ。

汚職大だが今の所お金に明るい人物が見当たらないのでそのうち消す予定のAクラス人物。

ほどほどニッコリスマイルで決め込む。


このあとはオルファン帝国大使、アフェルキア公国大使と各国の大使に挨拶してまわる。

サクサク流れるように仕事は回る。


しかし事前情報でだいぶとやりやすい。

これくらいはしてくれて兄上当然ですよね。


何とか一団楽して葡萄酒を口に喉を潤した。


この後はこの祝宴に呼ばれた令嬢たちが立ち代わり僕を囲む。

皆新しい皇太子の愛人になりたいと群がる女達。


内心うんざりだ。

少し年上の大体15歳から18歳くらいのおねいさまがた。

お目目がギラギラすぎて口説きたくもない。

僕は愛人なんかめんどくさい者不要です。

できれ独身皇族を気取りたいがこういう状況だと無理ですから嫁は迎えます。


はぁ~~~。めんどくさい。

なんだか全部めんどくさ。


と思っていたら兄上登場です。

 

「アレクセイ皇太子殿下

 おめでとうございます」


顔がかなり嬉しそうかなりむかつく。

おもわず睨みつけてしまった。


「皇太子殿下は優秀ですからすぐ慣れますよ」

だって!

完全他人事ってニヤけた表情がまたメラメラ残りかすのように燻る怒りの種に火をつけた。

ぼっ!!

むかつく!

満面の笑顔をグーで殴りたいが、となりの大公妃が申し訳なさそうに頭を下げているのでとりあえず我慢する。


「大公妃ご懐妊おめでとう」


長女が出来たばかりなのにすぐに妊娠したらしい。

兄上超好き者ですね。


真っ赤になった大公妃が小さな声で言った。


「お恥ずかしい限りです」


あ!口癖が恥ずかしいっだっけ。

兄上にはもったいない謙虚キャラ?

今まで聞いてたエピソードと違いますが。


まぁ人の嫁には興味なし宜しくやってくださいな。


「じゃあアレキサンドリアが体調悪くなってもよくないから失礼するよ」


兄上はそう言ってさっさと会場をあとにした。


自分だけ本当によい身分すぎますよ兄上


弟の愚痴は止まらない。



次回はアレクセイの皇太子生活がスタート

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