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僕の初陣は兄嫁が同行Ⅱ

作戦会議は遅くまで続いた。かなりの詳細な打ち合わせと段取り、確認事項をそれぞれ共有する。

辺境伯は少し不安そうだ。それもそのはず、意表をつく作戦だからだ。

「でもあちらが持つ人員は10倍、兵器に至っては30倍普通にやれば負け戦。

 これに勝つにはこれくらいの危険は必要だ。

 私が動く」


さすが義姉上自ら突破。


「皇太子殿下はこちらから狼煙をあげたら砦の正面からあるだけの大砲を敵の本陣に向けて発射し続けてください。陛下に大砲と玉だけはかなりの数を持参してもらっています。」


「はい将軍」


それしか言えないでしょ。

敵も手を。緩ませないでしょ。越境出来れば、境界線の既成事実をつくるでしょうしね。


「辺境伯は私が本陣を切り込んだら、部下と共に崩れた北方向から敵陣に攻撃をしかけてください。

 ここの地形が兵士の命をいくぶんかは守ってくれるはずです」


もう地形の把握も出来ているんですね。すごいです。ついていきます義姉上!


そう言って深夜に義姉上は僕の騎士団の精鋭部隊を連れて砦を出発しました。


少しして辺境伯が一個部隊を連れて敵陣の北に位置する左翼を目指します。


僕は砦で大砲の準備や兵士のこぐに努めます。

予定では夜明け前に準備が終えるはずです。


僕は義姉上の指示通りに東塔に配置出来るだけの大砲を設置して準備を着々と行う。


しかし敵もうちに攻め込む可能性がある。団員に指示して。崖下の川が流る南側と急斜面に崖下になっている東側に巨大な石を大量に用意させた。西側の平地は守りは弓矢隊を待機させる。敵が来て攻撃したとしても守るには十分だ。それぞれその時を待つ。

四、五時間後明け方に北部に狼煙が上がった。

義姉上の合図だ。

大砲の導火線に火がつけられてジリジリと音をたてて燃えていく。それは僕が今まで感じた事のない高揚感と興奮がかきたてられていくは男の性だろうか?

けたたましい音が響き弾丸が発射される。これが間をおかず繰り返される。しかも大砲は列で配置されているので、連続発射しているようになっている。

その着弾地は紛れもなく敵陣本陣だ。望遠鏡を眺め確認すると火柱が立っているのがわかる。

大砲は途切れる事がらなく、かたっぱしらから発射され敵を困惑させているようだ。

作戦前半は成功だ。


意気揚々としている所に南の偵察隊が報告にやってくる。

「南塔敵陣少数部隊発見」

「崖をよじ登ろうとしている所に石を落とせ。

 援護は弓矢隊が行う」

次に

「東塔に敵陣少数部隊発見」 

「南塔と同様に攻撃せよ」


次に

「西塔に敵陣少数部隊発見」

「西塔から主力の弓形隊攻撃せよ」

これで壊滅確定です。


さすがに地形の悪条件で正当攻撃しても無理。なので少人数で、攻撃してきたね。勝さんしかないな。

各戦闘は完全に僕の掌で行われ敵は退散していった。残念でしたね。


義姉上帰る場所は僕が確保します!


その頃義姉上は敵陣のすぐ傍で偵察していました。

本陣は僕らの大砲攻撃でしっしゃかめっちゃかです。

ざっと数えても五百弱だったらしい。

「少なすぎやしないか」

義理

姉上が言った。

「殿下が三方に仕掛けをしておいたとおっしゃっていました。あちらも動いたのでしょう。仇になりましたね。うちはラッキーですが」


「あのぼっちゃんやるね」

義姉上意外と戦場では口が悪いんですね。

「じゃそろそれ大砲が百発で球切れだから、そっから辺境伯と突入ね」


ウキウキ、キラキラ☆した瞳がきれいです。

九十八、九十九、百!


茂みの葉が激しく揺れた。

それに気ついた時にはすでに遅かったから。


敵陣にもうダッシュした獲物を狩りにいく雌豹のように水を得た魚のように。

突進してゆく。

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