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僕の初陣は兄嫁が同行

兄上は家族団欒を邪魔されたと宮廷の謁見の間に到着し始終機嫌が悪いです。


僕はこの少し前皇帝陛下に今回の初陣の話を聞いた。

そう義姉のアレキサンドリア将軍と共に出兵する事実を。


さっきから僕を睨みつけています。


何があったんだ!とばかりに怖いです。


すると父上と母上が玉座に座られます。


僕達はお辞儀をして両陛下を迎えます。


「ヴィクトールこの度 フェレ皇国の陰謀によりフィヨルト侯国から越境したスラベレイド公国の越境を阻

 止すべき皇太子とその所有の騎士団と辺境地フィヨルト山脈へ向かう。

 その指揮官にはアレキサンドラ・ディア・フォルディスを将軍として派遣する」


この時の兄上の顔はずっと忘れる事はありません。


「皇帝陛下 お待ちください。

 大公女の誘拐事件からさほどたっていませんのに。

 子供も小さいのです」


激しく抗議します。


「これは国難である」


「他に適任者がいくらでもいるでしょう陛下」


「いるが必ず勝たなければいけない

 皇太子も初陣である」


「だからと言って何も乳飲み子から母親を奪わなくても…」


父上も珍しく強い態度です。がんばれ父上。


「よいか我ら皇族は国民の命を守る義務がある。

 私情は捨てなさい。

 大公妃も軍職に就いている者だ。覚悟はできているだろう。

 よいかこれは皇命である」


でた天下の宝刀 皇命 


そう言いきり両陛下は玉座を降りてその場を去っていった。


お父様 義姉様が同行してくれるのはとても心強いです。兄上は怖いですが。


兄上は不服そうに僕を睨みつけてブーツの踵を強く叩きつけて宮殿を後にした。


僕はこの後出陣の準備のため軍備を整え、騎士団を再結成して人員と装備、食料あらゆる準備が整えられ出国する。


義姉はいつもの恥ずかしいオーラ-100くらい生き生きして太陽の日差しを浴びて軍神さながらの様子もうついていきます。

お義姉様!


フィヨルト侯国の国境を越えて越境してエリアの山脈に到着したのは10日後であった。


深い山々に囲まれた場所で所々戦いで燃えた場所が黒く穴が開いているように見える。まだ灰色の煙がたっている場所もありました。

気が引き締まります。


山の畝に築かれた岩の要塞は四方を塔に囲まれている。

僕達が入る伝令を受けたフィヨルト軍は歓迎して迎えいれてくれた。


「皇太子殿下 将軍 

 この度はありがとうございます」


国境警備を管轄する辺境伯が挨拶してくれた。


「挨拶はあと、今どうゆう状況」

つかさず義姉上が言った。


「まだ敵は攻撃をやめません。

 現在は攻撃されては反撃を繰り返し一進一退でございます」


頷く将軍。


「では本格的に攻撃を仕掛けてきているのではないのだね」


頷く辺境伯。


この後辺境伯その側近、僕と義姉様、参謀を囲み現在の状況と敵の動きと情報整理と収集を徹底しようと作戦会議は終了した。

しかしこの際の義姉上の頭の回転の速ささすが評判通りです。

頼もしいありがとう父上


今は砦で出陣を待って騎士団も訓練中、義姉上の指導の素晴らしい動き即戦力の兵法を伝授してくれています。

夜は夜で集めた情報を的確に分析して、何やら考えている様子、帰ったら兄上の愚痴を聞かされるのは100パだけど、耐えられます。

さてそろそろ敵の動きが騒がしくなりました。

義姉上の作戦が参謀本部で発表されて皆驚愕しました。義姉上ついていきます!


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