希望の船出10
最新エピソード掲載日:2026/10/13
神島は、既存の起債済み国債(資産側)と個人向け国債(負債側)を組み合わせ、「安全性と高利益の両立」を図るバランス型ハイブリッドALMモデルを役員会に提示する。渡辺役員のデュレーション・ミスマッチへの懸念には、キャッシュフローの完全同期、収益源の多層化、国家保証と市場流動性の融合という「三つの絶対条件」で応じる。ところが米投資銀行モーガン・ホールディングスのスローンCEOが、二千億ドル規模の既存国債を投げ売りして流動性を枯渇させる攻撃を仕掛け、含み損が二兆円超に膨らむ。神島は、レポ市場オペでその売りを割安価格で一括して買い取り、資産側の満期保有利回りを年0.8%から2.4%に引き上げる逆転策を実行する。スローンは約三十億ドルの損失を出して敗北し、金子(局長に昇進)は日本の国債市場の安全性を認める。
第十章:ハイブリッドの奇跡
2026/10/13 14:38