『完全態度の、失念的発想缶』・・・『詩の群れ』から
『完全態度の、失念的発想缶』・・・『詩の群れ』から
㈠
失念して、おりましたと、人々は、天に向かって言うのである。
何だって、完全態度じゃないか、だろうだ。
相なんだ、その完全態度は、ポリフォニイさ、だろうだ。
いかさまの、如何様の、いかさまの、世界は隣接だろうな。
㈡
意味不明なんだよ、しかし、意味痛快で、天国確定だろ。
それは、道端に転がっている、缶コーヒーの缶の様だな、だろうだ。
それは、踏み潰される様でいて、必要な人が、拾っていくさ。
そうなんだ、何一つとして、無用なものは、無いんだよ、だろうだ。
㈢
完全態度の、失念的発想缶、しかし、それは、世界の理念なんだろ、え?
だろ、そうなんだ、発想は、缶に宿っていて、完全態度が、まさに天井落下だろう、だろうだ。