4. 泥棒猫
俺は木のような椅子みたな物に座った。やはり冒険者になったら、すぐに冒険者試験を受けるみたいで、若い人が多い。
みんなが座り終えたのか、手をパチンと叩いた。
そして、メガネみたいな物を身につけて、ホールの服装をしている、少し暗そうな男性が話し出した。
「皆さん今日は冒険者試験を受けに来たんですよねー、私の名前はハサギと言いますー。そしてここの街の試験は他の場所との試験と異なり、1か月でわなくて一週間となっています。理由は他のように1か月ずーと話を聞くんじゃなくて、こちらは一週間実践をやっていただきます。話しを聞くよりも、実践の方が頭に入りやすく………」
その後も男性は話し続けた。
「・・最後に試験は明日です。またこちらに朝に集まってください。持ち物は服など衣類#だけ__・・__#です。質問はありますか?無ければ終わりにしますが……」
そして、誰かが手を挙げた。
「武器などは自分のを持っていくんですか?」
「それは、さっき言いましたが武器などは不要です。他にいますか?」
「……」
「では解散してください、出るときはバッチのような物を一人1個ずつ貰ってください。それは明日の時必要です」
俺たちはホールを出た。リーアの方を見るととても眠そうだ。
「じゃあ夜で」
「うん、わかった」
ホールがあるの場所は大きな門を抜けた先にある。
この街は大きな道が四つあり一つはさっき行こうとしたが、貴族などしか行くことが出来なかった。
なのでまだ行っていない大通りに行く事にした。
一週間実践をするのか、戦う時とかに剣を使用するとしたら、今の俺は【剣術】が発動しているため、剣の扱いが上手くなっている、俺はなるべく目立ちたく無いのでスキルを消す方法は無いだろうか……そうだスキルを作るか。
俺は【スキル停止】を発動させた。これは使わなくて良いスキルを一時停止に出来る。でも、【剣術】で普通に設定して置けば大丈夫だったかもな。でも、【スキル停止】もいつか使うかも知れないから一様あっても良いかもな。
改めてこの街を見ると、髪の色が様々な人やまず人じゃない奴もいる。
そんなことを思っていると、後ろからドンッとぶつかった。
「泥棒猫め、待て!!」
ぶつかったのはフードみたいな物を被っており、少女のようだった。
追いかけているのは、タオルを頭に巻いていて、髭を生やしている。なんか見たことありそうな人だな……あっ、まてよあの人……パンの肉肉を売っていた人だ。
そう思って見ていると、俺は違和感を感じてポケットを触って見ると、俺のお金袋が無くなっていた。お金は作り出せるから別に良いが、そこには冒険者試験に必要なバッチが入っている。
俺は辺りを見渡してた。普通に追いかけても、追いつきそうにないので、屋根に登る事にした。
俺は裏通りに行き、周りに人がいないことを確認すると、【壁登り】と【疾走】を発動させた。
俺は壁を坂を登るかのように、登った。
本当に便利な力だな。
そして、少女を見つけるために【捜索】を発動させた。
そしたら、少女のところだけ、光るように視えた。
【服】で顔があまり見えないように帽子を出した。
走ってみると【疾走】を使用しているため、とても速く気持ちが良かった。でも走っているところが屋根の上なので、走りにくい。
下を見ると、パンの肉肉を売っていた、おじさんは諦めたようで、座っていた。
そして進んで行くと、少女の近くに来たので屋根から降りた。
【落】と【痺】があるので全く痛くないし、裏通りだっため多分俺の姿は見られていない。
「待って!」
俺の声に少女は振り向いて、さっき袋を取った人と分かっていたのか、走る速度を速くなった。
少女は魔法を使っているのか、速かったが俺の方が速かったようだ。
俺は壁を蹴って少女の前に出ると、少女はびっくりして、少し転けた。その時にフードがとれて、小さな耳がピョコと出た。
まさか、本当に泥棒猫だとは思わなかった、どうりで足が速いと思ったら。
「諦めた方がいいぞ、君は俺から逃げれない」
猫の少女は諦めたのか、袋をこちらに投げて、去って行ったのだった。
その後、俺は街を歩いて、武器屋、道具屋を回っている内にいつも間にか、夕食を食べる時間になっていた。
この街は時計が無いく、多分今は7時ぐらいだと思う。
「 はぁー、疲れた」
今日はどこで夕食を食べる事にしようかと考えながら歩いていると、お店をジーと見ている人影があった。
「うん?」
あいつはもしかして……。
「あの、どうしたの?」
「いや……」
その人は俺を見て、「え……!?」と声を漏らした。
「もしかして……お腹が空いてるのか?」
「そうだけど……」
「しょうがないな、奢ってあげるよ」
「本当?」
「その代わり、条件がある」
俺はパンの肉肉の売ってあるところに行った。
「ハーイ、いらしゃいしゃい、お?」
おじさんは俺の顔を見た。
「昨日来た奴じゃないか」
「覚えてたんですね……」
「それはそうだろう、買ってくれた客の顔を忘れないに決まってるだろ!」
そして、おじさんは隣のやつを見た、瞬間に目が大きくなった。
「お前さっきの!!」
「それについて、謝りたいことがあるらしい」
猫の少女はちゃんとおじさんに謝ると、思ったよりもすんなり許してくれた。
「どころで、何を盗んだんだ?」
「パンの肉肉を10個だ」
「え?」
猫の少女の方を見ると、あっちの方にぷいと向いた。
俺は袋からお金を出そうとすると、
「いいよ、ちゃんと謝ってくれたんだから」
今回はおじさんがとても優しかったので一件落着した。その後俺の奢りで猫の少女と食事をした。別れた後、近くにあった温泉ぽいところ入った。
「はぁー、今日は疲れたな」
その後宿屋に行って、部屋に入るとリーアは寝ていた。俺は起こさないようにベットに寝た。
リーアはいつから寝てんだ?と思いつつ眠りに落ちた。




