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夏休み直前

このシリーズ初めての現代物(笑)




約1000字です。

セリフのみです。苦手なかたはごめんなさい(-人-;)


「もうすぐ夏休みなのになんで彼氏ができないのー!」


「鏡を見ろ」


「はあ!?中の上なら文句ないでしょうよ!?」


「自分で言うあたり、お前のメンタルに対抗できる男はいない」


「対抗しなくていいのよ!()でてくれれば!」


「それを対抗と言う」


「馬・鹿・に・し・て・ん・の!?」


「お、気づいたか」


「き~~~っ! あんただって彼女もいない寂しい夏休みでしょうが!」


「はあ? 馬鹿言うな、俺には嫁がいるんだ。充実した夏休みになるに決まってんだろ」


「さっぶ! 嫁ってアレでしょゲームのやつ。髪の毛ピンクとか緑の」


「超可愛いだろうが。髪がピンクだろうが緑だろうが可愛いことに変わりはない。お前みたいに文句は言わないし、言ったところで許せる範囲の叶えてあげたくなる可愛いワガママだ」


「現実に(さわ)れる分、ちょっとワガママだろうが私の方が良いっての」


「は?女としての仕草がゲームキャラ以下のお前がよくそんな事言えるな。だいたいお前はイチャイチャしようとし過ぎなんだよ。アレで男が我慢できるか」


「何を分かったように言ってんのよ。あんたなんて全然反応しないじゃん。だから他の男で自分の魅力を確認するのよ!二次元嫁と比べないでくれる!」


「何が魅力だ!今でも十分だわ!お前になんかしでかしたらうちの親父が恐いんだよ!せっかく二次元に逃げたんだから大人しくしてろ!」


「それがつまらないって言ってんの!私と遊べー!」


「知るか!」


「あんたと一緒に出かけるなら門限無いのに!」


「俺となら門限は日の入りだ!」


「ほら!夏なら遅くまで遊べるのに!」


「俺ん家の夕飯時間は六時だ!」


「おばさんは一緒に食べていいって言ってた!」


「だからってうちで新妻モードはやめろ!」


「だって!帰りに送ってくれる時しか手を繋いでくれないじゃない!つまらなーい!」


「もう高校生なんだからカレカノでもないのにあちこちで繋げるか!」


「つまらなーい!!」













「なあ……、あいつらいつから付き合い始めんの?」


「家族公認なのが俺らにも分かるのに、なんで本人たちに自覚がねぇのか……」


「毎度バカバカしくて、邪魔する気にもならないわ~……」


「あれがプラトニックなのね~」


「さ、終業式もHRも終わったんだ。あいつらは放っておいて帰ろうや」


「「「 うえ~い 」」」










クラスメイトは最後に呪文を唱えた。


『ハゼロ』






おしまい。

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