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遥か彼方より、拝啓、お務め先へ  作者: 凍山氷河
第一章 流れ着いた、その先の物語
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第一章7  「また、会えたら」




「そういえばあの時………」



 部屋に広がる暗闇に似て、たまに衣擦れ音が鳴る程度の静かな環境だった。しかし、俺は意図してその空気を破る。



「…………ん? あの時って、どの時……ですか……?」


 眠りに落ちかけていたのだろうか、僅かにくぐもった声が返ってくる。少し悪いことをしたかも知れない。


「ほら、説明会があった日だよ。あの姫折とやらの事件があった時だ」


「ふむ……その時がなんです……?」


 モゾモゾとシーツの擦れる音が静かな部屋に響く。起き上がり俺の話に応じようという意識の表れであろうか。


「ああ、別に横になったままで大丈夫だぞ。大した話じゃねえし」


「あ……そうですか?」


 再びモゾモゾと布団に横になったのだろう。よく見えないからわからないが、俺も横になったままなのだから、一向にそれで構わない。


「あの女を鎮めたのって、一応お前だったよな」


「……そうですね、ただ思ったことを言っただけでしたけど」


「即興かよ…」


 単純に思ったとこを言ったらたまたま収まりました、という事だったのだろうか。ただ何方の事だから、あの女が鎮まる言葉を考え、そこで出てきた最善策を行使した、と言う意味なのかもしれないが。頭がいいのか悪いのか、やはりよく分からないやつだというのが俺の感想だ。


「あれってさ、実際のとこお前はどう思ってんだ…?」


「どうってそれは…………その場のノリであっても冬那さんのことを認めたのか、ってことですか? それとも……」


「確かにそれも気になるかもしれんけど、もう一つの方だろ」


「ほんとに『流刑』の……『月の扉』って言われてるアレの先に違う世界があるのか、的な意味です?」


「ああ………」


 流れ着いた先の世界の支配者になればいい、何方は確かにそう言った。その発言が真意であるのであれば、あるいはそれに筋が通っていると感じるのであればそれは、『流刑』の先に新たな世界が存在することを肯定し、それを前提としなければいけない。つまりここの管理者共が言う建前の部分を真実と思い込むことである。

 彼らが本当にそれを目的としているのか否か定かではないが、少なくとも先の存在について証明されていないのが現状である。あいつらならひた隠しにしているだけ、という可能性も信じられるが。


 その事について何方がどう思っているのか、俺にとってそれは気になることではあった。

 確かにこいつがどう思っていようがその存在の如何は変わらないのだが、しかし聞かずにはいられなかった。こいつなら何か、答えに近い何かを見出してくれるのではないかという期待を抱いて。


「んー………」


 あんな発言をした割に当惑している様子の何方。俺は特に何を思考するでもなく、素直にその答えを待ち続ける。


「政府が存在を発表している訳では無いですし、実際に行ったことがあるわけでもないので、わからないものはわからない、って言ってしまえばそれで終わりですけど……」


「まあ……そうだな」


「でも………」



 でも………?




「僕はやっぱり、何かあって欲しいって……そう、考えてますよ」


「……ほう?」


「ああ、いや別に遠い惑星の実態に興味がある、とか、虚数空間がとか、異世界の存在だとか……なんと言うか、そんな話では全くないんですよ?」


「お、おう……」


 何方お得意のそういう話ではないようだ。異世界と言う単語が出たのは意外だったが。では、その真意は如何に…….。


「やっぱり僕的には……いろんなことを知って、知識として貯めて、自慢という訳では無いですけど、その知識を皆に対して語る、みたいなのが好きなんですね?」


 俺の頭ではよく理解できない範疇の話をよく聞かせてくる、何方はそんな奴であった。様々なことに興味を持ち、知りたがる。自分が『流刑』判決を受けていると言うのに、その興味は尽きることを知らなかった。俺はこいつを見てきて、つまりそう判断していた。

 要するにその興味は"そういうこと"にも適用されるわけで、


「そういう思考をしているからこそ、やっぱり何か面白いものを見てみたいな……みたいな?」


 顔は見えないが、確かに笑みを零していることがわかる。自嘲ではないが、何か照れを隠すような、そんな気持ちの表れだろうか。


「憶測での話をすれば、あれが何処に繋がっているわけでもなく、単純に触れた物質を無に帰す、だなんて代物な可能性もあるわけじゃないですか?」


「まあ……確かにな」


「でもですね、やっぱりそういう事を考えるより、自分がこの先もっっっといろんなことを体験できるような、そんな世界があったらいいなって、思いませんか?」


「…………」


 楽観視、と言えば少し聞こえが悪くなるが、こいつが言ってるのは簡単に言えばそういうことなのだろう。ものは考えようということか。



「はぁ………俺はお前が羨ましいよ………」


「え? どういう意味ですか?」


 余程その返答が予想外だったのか、驚いた様子なのが耳からでも容易に理解できた。単純に、難しい話では全くないのだが。


「なんて言うか………お前と話してると、ちょっと怯えてたことが馬鹿らしく感じるってことだ」


「まあ、僕に話しかけないと眠れない程ですもんね?」


 初めから全てわかっていた、とでも言いたげな反応を返してくる。

 嘲笑する雰囲気はなく、ただ子供を見る穏やかな笑みそのものであった。そんな反応に無性に腹が立つ。


「チッ………だからお前が羨ましいってんだよ」



 『流刑』判決を受けるであろうことはあの夜の後、目覚めた時から大方察してはいた。俺の身に起きた災難と理不尽は決して説明のつくものではなく、責任を負うのは確実に俺である。僅かな淡い期待もあったが、それが叶わないと理解すると同時に薄れていった。そして日が経つにつれて、その現実は俺に浸透していき、判決を受けた時には既にそれを受け止めきっていた。いや、そう思っていた。思い込んでいた。

 周りにいる人は皆俺と同じ。何方だって、同じ流刑囚の1人である。そうやってある種の同類意識を持つことにより、恐怖という感情から目を逸らし続けていた。しかし見なかったことにしていても、現実には何も変わっちゃいない。


 『流刑』はすぐ目の前にあった。明日にはこの地球を追放される。その先にあるものを、俺は考えずにはいられなかった。



「だから……」


 俺の発した一言に、何方は聞き返すことも、内容を急かすこともしない。



「俺もお前みたいに、何かを期待してみるとするか」



 言葉にするのは至って簡単である。人間の意識なんてものはそんな簡単に変えることはできない。少なくとも今の俺はそうであった。

 でも、何方の言葉に安心感を得たのは確かであった。小っ恥ずかしいが、感謝を込めて尊重しよう。そう思ったのだった。


「そうですねっ」


 だから……



「みんな一緒だから、だなんて言葉で納得するような彼方ではないって思ってますけど、でも、僕だっているんですから」


 だか……ら?



「なんたって僕達、"パートナー"なんですもんね!」



「は?」


「…え?」






 いや、えっと………




「ごめん、その言い方は流石に気持ち悪いわ」



「酷くないですかアアアアアア?!?!?!」





 澄んだ空気に、闇を劈く何方の叫び。それにつられた俺達の、静かな笑い声が暗い部屋を和やかさに包み込む。


 そんな、執行日前日の夜の出来事であった。





=====================================






「あ、そうですよ…………」




「は?」






「眠れなかったら子守唄でも歌ってあげましょうか!」




「黙れ、寝ろ、永遠に眠れ、もう目覚めなくていいぞ」



「それ今までで一番酷くないですか!?」





=====================================






 あれから何時間が経ったろうか。真っ暗な部屋に変わりはないが、意識がはっきりしないことに違いを感じられる。だなんて昨夜と比較できる程意識ははっきりしていない。



 ――――そろそろ、か



 半分開けて虚空を見つめていた瞼を完全に落とす。視界に変化は感じられない。光が全くないわけだから当たり前と言えば当たり前だ。

 続けて両手を瞼の上に重ね置く。目の周りと手のひらに、何かに触れた感触を覚えた。そうだな、やっぱり当たり前だ。

 深く深呼吸。たっぷりと酸素を吸い込んだら、体にたまった有象無象を解き放つように息を吐くを繰り返す。


 そのままの姿で数分経ったのだろうか。昨日の出来事と寝ている間のことを頭の中で整理する。そこで気づいたのだが、今日は特に夢を見ていない気がする。見ていても覚えてないだけなのだろうか。そこら辺はよくわからない。



 ――――――――――――



 眠ってしまいそうで逆効果かもしれないとは思いながらも、意識していればこうしていなければ耐えられないだろう。

 何しろこの時間帯と言えば…


 と、



「うわああああ! 目が、目があああああ!!!」



 って、喧しいわ!!


 叫ぶのは向かい側、どう考えても何方だ。朝から本当に五月蝿い奴だ。

 強烈な明るさの変化に慣れない目を擦りながら、霞んだ視界に声の主を捉える。なんか目を抑えながら蹲ってるな。


「てか、お前がこの時間に起きてるだなんて、今日は部屋に雨が降るぞ」


「あああああ、フラッシュバンでも喰らった気分ですううう!!」


 俺はその瞬間に備えて目元を覆っていたからさほど被害は受けていないものの、この何方の様子を見る限り、まさかこいつこの光を直接見たのではなかろうか。やっぱこいつ、


「馬鹿だろ」


「ちがっ、違うんです! 思ったより灯りがつくのが遅かったから目を開いちゃったんですよ!!」


 ああ、心の声がつい……。そう自覚したが、しかし、



「やっぱり馬鹿だろ」



「わあああああああ! やめてくださいいい!!」



 珍しく早く起きた何方の声が、耳を塞ぎたくなるほど部屋に谺する。




 その後、点呼に来た看守に驚き呆れられたのは言うまでもない。





=====================================






 起床時間から一時間は経過した。準備された朝食を済ませ、指定された服装、詰まることろ久しぶりの拘束服に身を包む。

 時間指定はされていない為、只管に看守による"迎え"を待つ。


 いつの間にか毎度の事となった将棋で時間を潰しているのだが、非常に気まずい空気を感じていた。おそらくどの部屋でもこの空気が流れているのであろう。



「あ、あのー……」


「……ん?」


 静かに手を動かすだけの空気を先に破ったのは、何方の方だった。


「彼方、やっぱり緊張してるんですか?」


「んー、緊張……っていうか」


 俯きがちに応える。いつ来るか、ただ待つだけというのは、相当心境に影響を与えるものだった。


「まあ『流刑』に対する気持ちについては昨日少し整理はしたが、この待つだけっていう空気に慣れねえな」


「つまり、緊張してるんですね?」


「はあ……お前なあ………」


 ニコニコすんな、殴るぞ。


「そんな難しく考えなくていいんですよ! 僕的には早く体験してみたいだなんて考えてますからねッ!」


「ドヤることじゃねえだろ」


 こいつのことを理解するのは、俺には到底出来そうにない。




『こんな日だってのに、お前らは暢気そうだな』


「………」


「お、看守さん! 待ちくたびれましたよ!」


 無言で壁を睨めつける様に見つめる俺と、目を輝かせて喜びの声を上げる何方。最近こいつへの評価が上下している気がするのだが。



 ――――ピピッ



 音だけで、入室しようとする看守の行動を理解できる。「お迎え」という単語が頭から離れないのだが、これが何を意味するのか、それはわからない。しかし何方の言う通り、難しく、ネガティブな方向に考えるのは辞めにしよう。結果のわからないものであるだけ、それをするのは容易であろう。



 ――――ピーーッ、ピピッ



 視線を向けていた扉部分が開き、そこに立っていた看守が見える。


「流石に忘れてたわけじゃなかった様だな」


「そんなわけないじゃないですか!」


 いつも通り話している風だが、明らかに看守の顔に表情というものが薄く感じる。

 普段より目つきが悪く切れ長な目を持ち、そこを中心として不機嫌とも、無愛想とも取れる表情の看守だが、今日はその顔が何の感情も浮かべていない様な。

 そりゃ、そうか……。


「まあ、どうにしても心の準備が出来てるならOKだ。早速だがスーツの準備をするぞ。いつもの様に」


「はいッ!」


「うぃー」


 意気込みの違いが強く表れた返事だっただろう。いや、いつも通りだな。


 壁に額をつけ、腕を交差。既に事は始まっている、と、そう感じさせられる。

 本来ならばリストスーツのロックを自動的に行う手段などいくらでもある。しかしそれを敢えて人に行わせる辺り、『流刑』を受ける身としてかなりの重みを感じる。



「OK。よし、ちょっと待ってろ」


 拘束を済ませた看守は、手元のタブレット端末を何やら操作している様だ。何方が興味津々な目で眺めているが、流石にこれは見てはダメだろう。多分お前じゃ扱えないし。



「ふむ、何か心残りなんかないか」


「心残り、ですか?」


 恐らく俺よりも、何方へ向かっての発言だろう。どうせこの部屋に戻ってくることも無いわけだし。しかし、


「んー、別にないですけどね」


「左に同じく」


 そもそもこの質問は、俺達囚人にしてもよいもの、するべきものだったのか。それすら疑問になる程であった。

 『流刑』に関する内的な情報は基本的に公開されてはない訳だから、俺が知らないだけでこれが普通なのかもしれないが。


「ふむ、そうか」



「………あっ、そうだ!」


「「………?」」


 突然の何方の発言に対し、看守と俺の無言の疑問が重なった気がした。二つの視線を受ける当人はと言うと…。




「あのー、なんていうか、今までありがとうございました」


「………は?!」


 拘束されたままの姿で腰を折る何方に、驚きを隠せない様子の看守。その気持ちはよくわかる。現在進行形で今、俺も同じ気持ちでいるのだから。


「いや、なんか変なのはわかってますけど…」


「そ、そうだな」


 たじろいだ様子の看守。珍しい所を見られた気はした。


「なんていうか、お世話になった人にはちゃんとお礼言っといた方がいいかなって………思いまして!」


「……お、おう、そうか」


 最後の方になって恥ずかしくなったのかやっつけ感があったが、恐らく言葉の通りなのだろう。意外と礼儀はしっかりしているのだろうか。この場合礼儀とかそういうの関係ないと思うのだが。



「はぁ……くっそ、こいつは………」


 ペースを崩されたと言いたげに頭を掻き毟っている。まあまあ、落ち着いて。と言いたかったが、


 すぐ様気持ちを切り替えたのか、いつもの、いや先の通りの感情を殺した顔に変わった。やはり仕事の一環であり、慣れている様子だ。


「まあ、いい。お前がどう思っていようが自由だ。兎も角、今日は執行日だ。もう、いいんだな」


「俺は別に大丈夫ですよ」


「僕もです」


「お前らは……なんか、やっぱり変だな……」


 こんなに落ち着き払っていることに、珍しさを感じているのだろう。俺らというか、何方がおかしいんだがな。


「え、変ですか?!」


「何を今更…」


 まさかこいつ、自覚なかったのか?



「と、俺からも言い忘れていたな」


 瞑目し、話を切り替える看守。そのすがたは、今までと少し雰囲気が変わったように思えた。気のせいかもしれないが。


「もちろんわかっているだろうが、今日は『流刑』執行日だ。お前らは今日をもってこの地球を追放される形になる。実際あの『月の扉』の先にあるものはまだ確認されていない。つまり、この先のことを俺達が確約することはできない。」


 別れの前置きとなる話だろう。どうしてこのタイミングで言葉にしたのかは不思議だ。まあ、それが彼のやり方なんだと納得することにするが。


「あれの実相が解明されれば、それに様々な期待を懸けることが出来るだろう………と言った長々した部分は別にいいな」


 俺も何方も、口を挟むことなく静かに看守の言葉に耳を傾ける。それを確認し、少し顔を下に向けて言葉を進める。


「とりあえずだ、何が言いたいかって言うとだな…………」


「……」



「またお前らと再開できたら、その時は………もっと落ち着いて話が出来ると、いいなって思うぞ……俺は」


 、、、瞬間、



「………?」



 周囲が暗くなったように感じた。少し俯いた看守の顔には陰が落ち、その表情を見ることはできない。



 ――――なんだ?



 不思議に思い、周りを伺うために首を回そうとする。しかし、妙に頭が重い。



 ――――なんだ、何が起こってるんだ?



 今度は口に出してそう言おうとした。しかし、それは叶わない。

 そこで気づいた。動かないのは首だけではないと。


 体全体が重い。立っていることもままならない程の負荷が、体全体を覆い尽くす。膝から崩れ落ちそうになるのを支えるため、片足を前に出そうとする。やはりそれは為されない。そのまま膝をつくこともなく、俺の体は左腕から横倒しになる。

 視界が悪い。暗くなったと感じたのは明るさのせいではなく、俺の体、頭の方が原因だったようだ。低血圧による眼前暗黙感のような感覚が俺を襲う。


 何方の姿は視界の外である。首を動かせない以上、その姿を確認することはできない。しかし遠ざかる聴覚より感じた俺の他に何かが倒れた音から、彼も俺と同じ状況であることが理解できる。


 これらの思考は本来、数秒とかからずに処理できるものであろう。しかし、今の俺にはそれすらも長い時間を必要とした。


「お前らなら必要ないんだろうが、これも仕事なんだ、許せ……」


 消えつつある意識の外から、何かの音が聞こえる。その意味を噛み砕いて理解することは、そもそも不可能であった。



 ――――どうしてこうなったんだろう



 真の状況が見えず、その原因を模索することが関の山であった。



 ――――俺は今、何をしているんだろう



 そもそも今までの自分のことを思い出すことすら困難になっている。とりとめもない思考が頭を埋め尽くす。


 しかしそれも薄れていき……。






 その瞬間、代々城彼方と浅江何方の意識は、深い奈落へと誘われたのである。


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