表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

義父母と鬼嫁のドリフな毎日~介護保険料編~

作者: まおちゃり

 義父は脳梗塞の治療とリハビリを経て退院後、週3回デイケアに通わせていただくこととなった。リハビリでなるべく身体機能を維持し、入浴で体を清潔に保ち、仲間との昼食やレクリエーションを通じて楽しいひとときを過ごしてもらうことが目的だった。ところが……

 ある日ケアマネさんからお電話があり、「すみません、お父さまですが、過去に介護保険料を滞納しておられた時期があるようですね。なので半年間、デイケアの利用料や手すりのレンタル料が1割負担から3割負担に上がることになります……」

 「な~にぃ!?」またもやクールポコ的セリフが胸中にこだまする。直ちに義父に確認すると、かつて自営業を営んでいた頃、窓口で支払うべきところを納めていなかった時期のあることが判明した――「だめだこりゃ。」

 そうなると、週3回を1回に減らしたとしても、現状より高い請求書が来ることに。だからといって通所0回にしてしまえば、リハビリも入浴も皆無になってしまい、義父の健康状態の悪化は必至だ。

 年金暮らしの2人の懐事情でこれ以上出費がかさむのは厳しいものがあるが、自業自得。罰は謹んで受けなくては。

 滞納の罪深さを痛感しつつ、週1回に変更をお願いするやいなや、消臭剤を買いに走る鬼嫁であった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ