義父母と鬼嫁のドリフな毎日~介護保険料編~
義父は脳梗塞の治療とリハビリを経て退院後、週3回デイケアに通わせていただくこととなった。リハビリでなるべく身体機能を維持し、入浴で体を清潔に保ち、仲間との昼食やレクリエーションを通じて楽しいひとときを過ごしてもらうことが目的だった。ところが……
ある日ケアマネさんからお電話があり、「すみません、お父さまですが、過去に介護保険料を滞納しておられた時期があるようですね。なので半年間、デイケアの利用料や手すりのレンタル料が1割負担から3割負担に上がることになります……」
「な~にぃ!?」またもやクールポコ的セリフが胸中にこだまする。直ちに義父に確認すると、かつて自営業を営んでいた頃、窓口で支払うべきところを納めていなかった時期のあることが判明した――「だめだこりゃ。」
そうなると、週3回を1回に減らしたとしても、現状より高い請求書が来ることに。だからといって通所0回にしてしまえば、リハビリも入浴も皆無になってしまい、義父の健康状態の悪化は必至だ。
年金暮らしの2人の懐事情でこれ以上出費がかさむのは厳しいものがあるが、自業自得。罰は謹んで受けなくては。
滞納の罪深さを痛感しつつ、週1回に変更をお願いするやいなや、消臭剤を買いに走る鬼嫁であった。