エラン・ビタール【その7】
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「何言ってんだ、無人機は反応してねぇぞ」
おれの野生の感は頼りになるが、この時今までにないくらい嫌な感じがした。
「そのためにおれたちがいるんだ!本部応答せよ!敵が攻めてきた!」
その瞬間光線が敵から放たれた!
バゴォォン!
無人機が数体やられた。敵の姿は目視出来ないが特殊なレーダーを使い敵の大まかな数を把握した。
「敵12万はいるぞ!」
「何だって⁉︎」
無人機が反応をしないよう電波をカットしていたに違いない。おれの機体は最新のレーダーを搭載していた為に気づくことができたが、あと少し遅ければ全滅だったろう。
「コチラ本部。今スグ増援ヲ送ル」
タイミングがおかしい。なぜ今なんだ!・・・まさか!?
「何たってやつら急に攻めて来たんだよ!」
「いや、急でもなんでもないさ。お前もいま見たろ?」
「何を、ってウェポンの同化実験成功・・・はっ⁉︎」
「そうだ。あいつら多分機体を奪いに来るか、破壊しにくるぞ。まぁ実験成功を待ったつうことは前者の確率が高いな」
次々とアルケのウェポンが姿を現した。有人機は後方に回り、無人機で迎撃体勢に応じる。
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交戦が始まった。
数が多いのと急な敵の進撃におれは焦りを感じた。増援隊早く来やがれ
。
その時だ!一体の白い機体のウェポンが敵国のウェポンを次々と破壊していく!あれは・・・
「ありゃまさか!?例のウェポン・・・隊長だ!」
遠くにいたが、その白い機体の強さは尋常ではなかった。同じウェポンとは思えない。
「アストラ!無事⁉︎」
「カレンか。あぁこっちはまだ死人は出てねぇよ」
遠隔操作をしたカレンの機体が来た。なんとか増援が間に合った。
「あれは何だ?」
おれは思わずカレンに問うた。
「あれは・・・ルイ隊長、いえ『アサンガ』よ」




