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移民農業奮闘記  作者: マダム
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エリー

今回はエリーの仕事ぶりです

畑の世話と隠し畑の拡張と忙しく動く二人に対してエリーは・・・やはり勢力的に動いていた、農家ネットの構築、アケミとの折衝、全農の黒幕調べ等忙しく動いている


「やはりセキュリティーが硬いですね!ネットで尻尾を掴むのは難しいようです・・・」


どうやら全農のコンピューターに侵入していた様だ!思いっきり犯罪行為なのだがエリーに言わせれば見つからなけりゃオッケイなのだ、例え見つかっても犯罪行為を見つけてしまえばやはりオッケーなのだ!


「仕方ありません!次の手は・・・」


又別の手で動き始めるエリー、次はこの星の南半球の情報を集めだした、南半球には全農の南半球支部があるのだがどうも北と南では情報の動きが活発でなくあまり情報が入ってこないのだ



調べを進めていくとどうも南にもある商会が進出しているらしい、細かい所まではわからないのだがその商会の名前が【フレイザー一家】と呼び代表の名は【スティーブ】と呼ぶらしい


【フレイザー一家】という古臭く危な気な香りのする名前に若干引きはしたがシゲモン商会の対抗馬に成り得るのなら是非ともコンタクトを取りたいところだ!



全農南半球支部とフレイザー一家の調べ物を続けていたエリーに通信が入る


「今日は!シゲモン商会ですが、ジョンさんはご在宅ですか?」


「あら!アケミ様、あいにくマスターは作業中ですが、どういったご用件ですか?」


「あら~!残念ね、実は当商会のアトランティス支部が正式にオープンする事になったのでお披露目のパーティーにご招待させていただきたくって」


「まあ!それはワザワザ有難う御座います、ですがマスターはフォーマルな服など持っておりませんし」


「いいえ!パーティーと言っても関係者の親睦会程度の催しですし、ドレスコードなんてありませんから気軽に起こし願いますわ~」


「そうですか!ですが予定も詰まっておりますし、難しいかと思いますが」


「ですが!今回は当社の代表もまいります!是非とも農家の代表であるジョン様には起こし願えませんか?」


「わかりました!マスターにお伝えします」


エリーはジョンをパーティーなどに行かしたく無いのだ!と言うよりエリーの目の届かない場所でアケミに合わしたくは無かった、エリーの中でアケミは既に女狐認定しているのだ


女狐はともかく南半球の情報検索を再開したエリーはフレイザー一家の情報を掴む事に成功する、フレイザー一家は家族経営的な小さな商会らしく車の小売りが専門の商会で所謂中古車屋さんだ、しかしこの星では収穫物の買い取りにも手を出すようでエリーにとっては望むべき商会の様だ。



エリーはフレイザー一家にコンタクトをとってみる事にした


「・・・・、・・・・、・・・・、・・・・」


通信が繋がらない、調べると営業時間外の連絡は取れないようで時差の関係で未だ営業時間にならない様だ、仕方なく調べ物を続けつつ営業時間迄時間をつぶし再度通信する事に



「・・・・、・・・・、・・・・、・・・・」


可笑しな事に繋がらない!確かに営業時間のはずだが・・・、更に数時間後



「・・・・、・・・・、・・、フレイザー一家だ!」


やっと通信が繋がりエリーが話し出す


「フレイザー様ですね!こちらはエリーと申します、早速ですが・・・・」


「ああ!先に言っておくが様付けはやめてくれ!気持ち悪くてしょうがない」


「では!フレイザーさん、此方の要件ですが・・・」


エリーは収穫物の買い取り条件の聞き取りを始めた


「うちは小売が専門だ!買取は条件次第だが、北半球迄出張る程の規模じゃあねえぞ!」


「そうですか!残念です、しかしもし条件的に合えば買い取りを検討願えますか?」


「そうだな!後そっちはどんな宗教なんだ?」


いきなり宗教を聞かれ不信に思ったエリーだが別段隠す必要も無く答える


「私はコンピューターなので当然無宗教です、マスターも無神論者ですが以下がしましたか?」


「そうか!無神論者ならいい、宗教に被れた奴は金払いが悪くてな!取引はしないことにしている!」


「そうですか!」


宗教にトラウマでも有るのか熱く語るフレイザーにたじろぎ答えるエリー


「ああ!悪い、つい熱くなっちまった、それと俺のことは【スティーブ】と呼んでくれ、【スティーブ・フレイザー】だ!


「了解です!スティーブさん、私はエリー、そして私のマスターは【ジョン・ニシガワラ】です」


「ジョンってあの家ごと移民してこの星のブタ箱一号の?」


「えっ!ええ、まぁ、そのようにも呼ばれているようですが・・・」


「おいおい!そんなビッグネームが出てくるとは驚いた、何とか取引したくなってきやがったぜ!」


ジョンの悪名は南半球にまで拡がっている事に驚いたエリーだったが思わぬ所で悪名が役に立ちそうだ


「マスターは今作業中ですので!後ほど又連絡をさせていただいても?」


「ああ!大歓迎だ、そうだ!車は買う気ねえか?車ならどんな車でも用意してやれるぜ」


「車ですか!そのうち必要になるかと思いますが、現在は必要無いですね」


「そうか!まぁ必要になったら言ってくれ、何時でも用意するからな」


こうして通信を切り微妙な取引先の開拓がひとまず成功した、それからジョン達が帰宅するまでエリーの情報収集は続けられる



帰宅したジョンはスティーブとの通信で車を進められ


「どうせ買うならユンボが欲しい!」


と言うと


「オッケイ!ユンボだな、任せておけ」


何故かユンボを買うことに・・・


まぁ!開拓、開墾で大活躍するのだが・・・・

連休中は投稿出来ません!涙

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