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移民農業奮闘記  作者: マダム
38/58

初収穫 豆編

いよいよ初収穫です

二日後の朝、目覚めたジョンは落ち着かない様子で畑の様子を見回りに家を飛び出した


畑の無事な姿を確認し落ち着いたジョンは一旦家に帰り朝食を食べ出した


「いかがでしたか?、マスター、畑の様子は?」


「大丈夫だったよ!問題無いさ、エリー」


そこで今日の予定を話し合う


「マスターは豆の収穫、畑の手入れ、収穫した豆を全農に鑑定依頼とチェインソーの返却ですね」


「了解だ!エリー」


「タゴサクは魔境での開墾をお願いします」


「了解です!エリー様」


昨日届いたチェインソーで大木も動かせる大きさ迄カットしているので田吾作一人でも問題無いだろう


「それと!マスターにはお話しがあります」


エリーの話で全農に鑑定はお願いするが買い取りには出さずジョン自身で消費する事を全農に説明する事、


シゲモン商会の倉庫を見てくる事等決まった



朝食後畑に出たジョンは豆の収穫を始める、

ニヤニヤしながら鎌を振るう姿はツッコミ所満載なのだが田吾作は既に魔境へ向ってしまったのでツッコミ役不在だ


「そうだ!皆にもお裾分け持って行こうっと」


ブツブツと独り言を話ながらの作業だが、凄く楽しそうである


収穫が終わり一旦帰宅


「エリー!これ収穫した豆な!鑑定頼むわ!」


「了解しました!マスター、直ぐに全農へ向かいますか?」


「ああ!それに皆にお裾分け配って来るよ」


「そうですね!それがよろしいかと思います」



軽トラの荷台に小山と積んだ豆を載せて全農へ向かい走らせるジョン

全農会館に到着するなりヤクショを捕まえ話しかける


「ヤッ!ヤクショさん、これっ出来たんです、かっ鑑定お願いします」


「ジョンさん!落ち着いて下さい、どうしたのですか?」


「こっ!これです、豆が出来たんで鑑定して欲しいんです」


「ああ!鑑定ですか、ひょっとして初収穫の?」


「ええ!そうです、だから鑑定して欲しいんです」


「ははは!それはおめでとうございます、鑑定部の窓口迄案内します、こちらです、どうぞ」


ヤクショに連れられ鑑定部の窓口前へ到着するとヤクショが窓口の人と話しをして


「それではジョンさん!こちらで鑑定受付してますので、それじゃあお願いしますね」


「ジョン様ですね!それではこの書類に必要事項の記入をお願いします」


手渡された書類に記入し係りの人に手渡すと


「すいません!ジョン様、今回の売却量の記入が抜け落ちています」


「ああ!すいません、今回は鑑定のみお願いしたいのです」


不信がる係りの人に畑が野生動物に荒らされ収穫量が減ってしまったので今回の売却はしない事を説明する、勿論これはエリーと打ち合わせた言い訳だ


「そうですか!鑑定費用が5000キーンかかりますが」


「げっ!高っけぇ、了解です」


高っけぇ!と叫んだ瞬間睨まれてしまったがこれで鑑定はしてもらえるようだ、それからチェーンソーを返却しヤクショに挨拶して全農を後にした、鑑定結果は後日連絡くれるようだ


全農を後にしたジョンはシゲモン紹介の倉庫の建設現場を見によると同じように建設作業を見ていた女性に声をかけられた


「間違っていたらすいません!ジョンさんですか?」


見知らぬ女性からいきなり声がかかり緊張するジョン


「はい!そうですが、どちら様ですか?」


「いきなりすみません!私はアケミ・グレースと申します、ファンさんの友達の」


確かにエリーに聞いた通り綺麗な人だ、ぽっちゃりしているが


「ああ!シゲモン商会の、このたびは・・と言うかこれからよろしくお願いします」


「こちらこそ!よろしくお願いします、この星の農家のエースにお会いできるなんて光栄ですわ」


「エースって!俺が?」


「ええ!家ごと移民して全農の危機を解決、おまけにこの星の豚箱一号ってファンさんが」


「違います!いえ、違わないけど、特に最後のは忘れて下さい」


「ちなみに豚箱一号って何ですか?」


「何でもないです!ファンさんの冗談ですよ、きっと」


その後少し話をしジョンはみんなにおすそ分けを配りに行くことに


「それじゃ~!俺そろそろ行きますんで」


「ああ!ごめんなさい、お引き留めしちゃって」


「いえいえ!あっそうだ、これ収穫した豆なんですが、良かったらどうぞ」


ジョンは今朝収穫した豆を数束アケミに渡す


「貰っていいんですか?ありがとうございます」


「ええ!まだ鑑定結果も出てないんですけど、十分食べれるはずです」


「ジョンさん!収穫したのなら是非当商会にお譲り願えませんか?」


ジョンは全農でも説明した話をアケミにも説明する


「ですので!今回は・・・でも次回からはお願いします」


「そうですか!その節は是非お願いします」


「はい!こちらこそ!それではまた」


アケミとの初顔合わせも終わり皆におすそ分けも配りジョンは家路へ

初収穫ですが、淡々と進めてみました

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