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移民農業奮闘記  作者: マダム
35/58

新たなる敵の予感

スマホだと読みにくいとの指摘がありましたので


改行早めてみました

収穫物の取引先に選択肢ができるという事は買い取り


価格の上昇を意味する、


しかしそれに甘えると結局選択肢を失うことになる


そして収穫物の価値が上がれば上がるほど選択肢は


向こうから集まってくるものだから、


今は価値を上げるために努力が必要だ!



朝起きると直ぐに休日を要求するジョンに


エリーが説明したのは上記のような話だった、


途中からジョンは理解することを諦めていたが・・・


それでも休日を求めぐずっていたジョンに


エリーが優しく言う


「それでは午前中にタゴサクは畑仕事を、

マスターは休憩ですね」


「おう!やっぱり戦士にも休息は必要だしな」


「わかりました!エリー様、行ってまいります」


「はい!気を付けて行ってきてください、

マスターは午前中お休みですから先日届いた水撒き

アンドロイドの組み立てでもやっておいて下さい」


「ん?え~と、休憩していいんだよな?」


「はい!休憩ですよ、

ですので趣味の機械いじりをお勧めしてます」


「そうか!うん、ありがとう」


ありがたく休憩をいただいたジョンは趣味の

機械いじりで貴重な休憩時間を消費するのであった



昼までかかり大好きな機械いじりを堪能したジョン


だが午前中にアンドロイドの組み立てが


終わるはずもなく


「マスター!昼からは

タゴサクと一緒に隠し畑の方をお願いします」


「まだ組み終わらないんだけど!続けちゃだめか?」


「マスター!機械いじりは

今日の作業が終わってからお願いします」


大好きな機械いじりでやれていた心もリフレッシュ


できたであろうジョンは作業後の作業予約まで入り


働きすぎなのだがエリーいわく


「マスターは好きな事が出来ていいですね」


 らしい


いつかお休みをもらえる日が来ることを信じて


ジョンは今日も働く


エリーはジョンに外部端末機を買ってもらえるまで


ジョンのお休みを作る気はないのだが、


ちなみにただ今のニシガワラ家の現金資産は先日の


バイト代休業補償3万、交通費1万、実働4時間×


3千の52000キーンのみである、


念の為に!




さて、昼からの作業である


、田吾作を連れたジョンは隠し畑予定地


に到着後行動を起こそうとするのだが・・・


「どっから手をつけりゃ~いいんだ?

とりあえず田吾作!草刈りな」


「了解です!マスター」


田吾作が草刈り機を右に左に振るたびに住処を追われ


た虫達がザワザワと溢れ出さんとの勢いで動き出す


「うわぁ~!気持ち悪ぅ~、

毒とか持ってないだろうな?」


しかしあきらかに【私毒持ってます】と言わん


ばかりの色やムカデの様な足の多い虫達


「ここわぁ~!むしたちのぉ~!

らくえんだぁ~!すぅばらすぃ~」


突然、田吾作がお爺さんの声真似でしゃべり出す、


どうやら【夢気分!銀河探索気候】というTV企画の


タレントのモノマネらしい


「全っ然!似てねえし!それよりそいつ等捕まえろ!

エリーに調べさせるから」


実はモノマネは結構似ているのだが田吾作を褒めたり


認めたりすると負けの様な気がするのだ、ジョンは!


「むぁっておくれ~!むしたちよぉ~!

ほぉ~ら、つかまえたぁ!」


流石アンドロイド!


ドンドンモノマネのレベルが上がっていく、


農作業のレベルは中々上がらないのに芸の


レベルはドンドン上がる


「マスター!捕まえました、はい!」


田吾作は捕まえた毒々しいムカデの様な虫を


ジョンに渡そうとする手渡しで!


「馬鹿!触れるわけねえだろ、そんな毒々しい虫、

何かカゴかなんかに入れろよ」


「カゴなど用意してませんが!マスター」


仕方なく次回は何か容れ物を持ってくる


事にして虫は諦める


「さらばぁ~!むしよぉ~!

もうつかまるんじゃぁないぞぉ~」


自ら捕まえた癖にそんな事を言いながら虫を


逃がす田吾作、


次回くる時も虫を捕まえるのだが、


そんな事は気にしていない、また草刈り作業に戻る


田吾作は軽トラの荷台から口やかましく文句を


続けるジョンに聞く


「所でマスター!何をしているのですか?」


「ん?なに?俺は考え事をだな・・・」


「サボっているのですね!

マスターはサボっているのですね」


「ちげ~よ!

虫とかに刺されたらやばいから待機してんだよ」


「刺されたら【ムッヒー】を塗ってあげますから!

大丈夫です」


何故か腰のポーチから虫刺されの薬を取り出す田吾作


カゴは用意してないのに虫刺されの薬は


持ってきている


「何でそんな用意してんだよ!

そんな薬効かないかもしれないから待機しとく」


「言いますよ!

エリー様に言いますよ、サボってるの」


「サボってねえよ!やるから言うんじゃねえぞ!」



それから二人で作業を続けるが大量に虫が現れると


何だかんだと言いながら軽トラの荷台に登ろうとする


ジョンと作業を続けるよう注意する田吾作との戦いで


作業は進まない


極め付けの事件がジョンが何気に田吾作をみると


身体に蔦が絡まっている様に見えたので取って


やろうと近づくとその蔦が動いているように見えた


「たっ!田吾作さん、

首に巻いているのは何でしょうか?」


「はい?何ですか、首は・・・」


田吾作が自らの首に手を当てると、


ウニョロと蔦が動き出す


「ん?これは・・・蛇ですね、マスター」


「蛇ですね!じゃあねえよっ!

何マフラーみたいに巻きつけてんの?

何アダルトショップのショーウインドウの

マネキンみたいになってんだよ~!」


「アダルトショップは良くわかりませんが、

何時の間にか・・・」


「取れっ!直ぐに取れよっ、いや!

毒蛇かも知んねえから捕まえとけよ、

ああぁ、容れ物がねえ、どうしよ?」


その後てんやわんやしたが田吾作が首と胴体を


引きちぎり死体にして軽トラの荷台に積込み


持って帰る事にした



虫と蛇に精神を削られたジョンは予定時間を早めて


帰る事にする帰ると学級委員の女子宜しくエリーに


ジョンがサボっていた事を告げ口!


それを聞いたエリーはサボった分を取り返す為と


今日中に水撒きアンドロイドの組み立て作業を


ジョンにやらせる


その日の会議は一言も会議で発言せずひたすら


アンドロイドの組み立て作業に集中するジョンの


映像が会議参加者のモニターに映っていた、


それを見たあるものは仕事の崇高さを、


あるものは仕事の無情さをそれぞれ感じていた

改行はこんな感じでいいのでしょうか?

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