一揆上等!隠し畑
今回は会議回?
アルバイトとお使いより帰ってきたジョンはベネディクトより
頼まれた人参の検査をエリーに頼む
「それでは解析します!暫くお待ち下さい」
「了解だ!それから貰って来た種は明日から蒔こうか?」
「それはお待ち下さい!マスター、明日より別の場所に畑を開墾
してからにしましょう」
「え~lどうしてさ?まだ畑の場所余ってるぜ」
「その場所には今植えている芋、豆、麦を植える予定です」
「貰った種はどうするんだ?」
「ですので!新たに開墾した畑で実験的に育てます、隠し畑にして
全農に見つからないよう収穫しなくてわ」
エリーの説明では全農以外で収穫物の売買は全農の妨害が考え
られるので秘密裏に事を運ぶらしい、現場全農におんぶに抱っこ
状態では危険が大き過ぎて手が打てないのでせめて数社と取引が
できるようになる迄は全農に動きが見えないように動くらしい
「敵を知り己を知れば百戦危うからずです!」
「おうっう!まぁ、作戦は任せたんで頼むわ!エリー」
「それと以前注文した水撒き用のアンドロイドの部品が明日の
全農の宇宙便に載っているようです、明日引き取りに行って下さい」
「ウゲッ!今日なら行ってたのに又行くの!」(涙)
「解析の結果が出ました・・・素晴らしいですね!これは」
「本当!見せて」
モニターに映し出されたデーターを見たジョンは
「説明してくれる?エリー」
アルファベットと数字の並んだ画面を見ていち早く諦めたジョン
「とても美味しい人参ですね!栄養価も高いですし、サイズが
小ぶりなのは収穫が早かったせいでしょう」
「おお!凄いじゃん、流石ベネディクトさん、早速報告しよ!」
「お待ち下さい!マスター、今から報告していると夜ご飯を
食べる時間が無くなるので先にご飯を済まして下さい」
ここで少し前なら食べながら報告するジョンだったが今のジョンは
違う!もうあんな目で見られるのは嫌だ!
ジョンは夕食を済ませてから会議に参加しベネディクト報告した
スタン「やったな!ベネディクト、B判定は確実なんだろ」
ベネディクト「まぁ研究農家だからな!うちは、でも自身には
なったよ、ありがとうよ、ジョン」
ジョン「いえいえ!俺は鑑定頼んだだけだから」
今まで全ての農家がD判定ばかりだったのでちょっとしたお祭り
騒ぎになっていた会議がクリスの一言で鎮まる
「これで全農の判定がB以上なら言うことないのにね」
ベネディクト「一週間後だ!一週間後全農の鑑定の予定だ」
ファン「これでD判定なんて出しやがったら黙っちゃあ・・・」
エリー「いけません!まだその時ではありません」
エリーが言うにはせめて全農以外の取引先が決まってからが
勝負の時らしい
ファン「俺からも報告がある!以前話した取引先、連絡が
とれたぜ」
おおぉ~、一同どよめきがおきる
ファン「それで窓口なんだが!俺は研究農家なんで収穫物を
出せないんで、ジョンとスタンに繋ぎたいんだが」
スタン「窓口は一つの方がいいだろう!ジョンに頼むわ」
ジョン「俺っすか!無理っすよ、そんな大役」
ベネディクト「いや!JJ,お前じゃなくてエリーに頼むって事だ」
ジョン「えっ!そうっすよね、エリーなら大丈夫ですね」
マス「ははは!俺のつても連絡がつき次第繋ぐからよ」
「そうだ!今日全農で聞いた話なんですが・・・」
ジョンはヤクショに聞いた全農の鑑定部の話しを切り出すと
「ひょっとして!全農の一部の人間の陰謀なんじゃねえかな?」
ベネディクトがポツリと話す、要約すると
官邸詐欺は全農の一部の部署、もしくは一部の人間の仕業では
ないだろうか?という話だった
エリー「おそらくそうでしょう!しかしかなりの人数が関わって
いるのも間違いないですので、皆さん!計画は内密に進行
しましょう」
その後は今後の放心や心構えについての話し合いで会議は終了した
そして次の日全農便で送られて来た荷物を宇宙湾まで取りに行き
帰ってきたジョンは家の周辺を探索し隠し畑を創る場所を探して
軽トラを走らせていた、かなり遠方迄探しに行ったのだがみつか
らず諦めて帰って来る道中それは見つかった
今住んでいる場所の上流に川の合流している地点から支流を
少し登った辺りにジャングルに囲まれた平野部が見つかった
帰ってエリーに報告したジョンは畑仕事には出ずそのまま隠し畑
予定地の調査と測量に行かされ夕刻帰ってくると田吾作が
「お帰りなさい!マスター、見ていただけましたか?私の畑」
確かに最近畑仕事は田吾作メインでやっていたのだが【私の畑】
と言われると怒りが湧いてくるジョン
「お前ぇーのじゃあねえよっ!俺んだっ!」
「まあまあ!それよりもう少しで豆が収穫できますよ、マスター」
このままでは本当に田吾作に収穫までされかれない!危機を感じた
ジョンはエリーに聞く
「エリー!明日は畑仕事してていいんだよな?」
「いえ!マスターには明日隠し畑の綱貼りをお願いします」
「ええ!田吾作に行かせてくれよっ」
「田吾作に任せると勝手がわからなくなります!」(怒)
「はい!わかりました、田吾作!収穫するんじゃねえぞ!」
「大丈夫ですよ!マスター、まだ暫く先です」
一抹の不安を感じながら明日の隠し畑での作業を了承したジョン
隠し畑の開墾に今日届いた水やりアンドロイドの制作、やる事が
増えて急がしい今日この頃であつた
ありがとうございます!
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