全農潜入
会話が多くて話が進みません!涙
全農との対決姿勢が固まってからエリーが立てたジョンへの作戦は
1 今迄どうりの通常作業
2 各農家から種を集める
3 全農の機械の修理の継続
以上の3つだけである
他の農家への作戦は
1 他の農家の抱き込み
2 全農以外への収穫物の売り先の開拓
これだけである、他にする事が無いのかジョンが聞くと
「私が情報収集してからですね!マスター」
「情報収集って!どうするんだよ?」
「秘密です!今の処はマスターには農作業を頑張って貰います」
そう言って畑に追い出されたジョンと田吾作はいつも通りの
農作業で一日を終えた
その日の会話
「マスター!明日は全農へ修理のお仕事へ行ってもらえますか?」
「ええ~!修理入っちゃったの?行かなきゃ駄目?」
実はジョンの畑に植えた豆がもうじき収穫できそうなのだ
今日明日の収穫では無いのだが畑での作業が楽しくなってきた
今日この頃のジョンであった
「すいませんが!お願いします、少しでも資金が必要なので」
「了解!行くよ、田吾作、畑を頼むぞ!」
「お任せ下さい!マスター、またブタ箱に入っても収穫して
おきますので安心して暴れてきて下さい」
「いや、!修理だから、アルバイトだからブタ箱入らないから」
「そうですか!でも収穫はお任せ下さい、マスター」
「まだだから!まだ育ちきってないから、収穫しちゃ駄目!」
じつは田吾作も収穫が楽しみになってきておりソロで収穫して
驚かせてやろうと狙っていた、恐ろしい子田吾作!
「タゴサク!収穫してはいけませんよ、マスターの楽しみを
奪うアンドロイドがどこにいるのです!」
「はい!エリー様、それではマスターがブタ箱に入ったら収穫
します」
「いや!なに収穫時期の目安みたいに言ってんの?入らないから」
「それよりマスター!全農ではくれぐれも悟られないように、
それと収穫物検査の担当官の名前を調べて貰えませんか」
「了解だ!それだけ?」
「できれば修理を引き伸ばし全農に通える日数を増やして
貰えれば助かります、勿論通いで」
「泊まりはまずいか?」
「はい!会議には参加した方が良いですし、何より通いだと
交通費が稼げますし」
「あっそう!(汗)交通費なのね・・・」
そして会議が始まりベネディクトとクリスとマス夫妻の所に
余っている種がある事が判明し明日全農帰りに貰って帰る事に
そして翌日
「お早うございます!ヤクショさん、機械の修理に来ました」
「お早うございます!ジョンさん、助かります」
「早速修理にかかりますか!何台故障しているんです?」
「今の処三台が修理に入ってます、それと細々した機械も見て
いただきたいのですが」
『これは日にちを伸ばすのは無理だな』と思い倉庫へ向かう
修理に取り掛かったジョンだがやはり機械自体に問題があり
直ぐに直るのだがおそらく直ぐ故障するだろうと思われる
半日ほどで修理も終わり
「ヤクショさん!修理終わりました」
「流石ジョンさん!早いですね、本当に助かります」
「それより早く機械を買い替えた方がいいですよ!消耗部品が
特に酷いですよ、このメーカー」
「ははは!わかってはいるんですけど、今部長が頑張って
ますのでもう少しかと思います」
「そうですか!余計な事言ってすみません、ところで・・・」
「いえいえ!ジョンさんには本当に助けられてますので、
どうしました?」
「いえ!僕ももう少しで収穫出来そうなんですが収穫判定の
テストはヤクショさんがやってくれるんですか?」
「いえ!全農の鑑定部が全て行います、全農のエリート部隊です」
「そうですか!エリートって何だか怖いですね、それではそろそろ
帰りますね」
「ちょっと待って下さい!お昼ご一緒にどうですか?」
「そうですか~!そうですね、お昼ですもんね」
ジョンはお昼誘ってくれるのを心待ちにしていた、むしろ祈って
いたので誘われて本当に嬉しそうだった
美味しい昼ご飯を堪能したジョンはクリスマス邸に寄り大根の種
を貰いベネディクト邸へ
「JJ~!」
前持って身構えていたジョンの元へ飛び込んでくるアリーは
ジョンへタックル!
「うっ!げぼっ!」
二、三歩よろめき受け止める事に成功したジョンだが
「げぼっ!って何よ!げぼっ!って・・・」
アリーにはお気に召さなかったようだ、恋する乙女アリーは
ガシッと受け止めて欲しいのである、げぼっ!などという言葉は
聞きたくないのだ
しかしそれでも何とか倒れる事無くアリーを受け止める事が
出来たのである大いなる進歩だ!
「よう!ジョン、アリーがいきなり飛び出して行っちまったから
何かと思ったらお前さんがきてたのか」
「今日は!ベネディクトさん、リンさん、種貰いに来ました」
「お茶でも飲んで行ってよ!先日はお肉ありがとうね」
「ありがとう!リンさん、肉はまた罠にかかったら持ってきます」
「そいつは楽しみだ!頼むよ、それからこいつが人参の種だ」
「ありがとうございます!貰って行きますね」
「それからもうすぐ人参の収穫だから一本検査してくれないか」
「そうですか!了解です、帰りに持って帰ります」
それから人参を育てる時の注意点などを聞き帰る事にした
大根と人参の種、それに少し収穫前の人参を持って
すごい数の皆様に読んでいただいているようで
ただただ感謝です