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移民農業奮闘記  作者: マダム
19/58

結果発表

エリーの会話の続きからです

前回のヤクショVSエリーの結果


軽トラレンタル (無料、期間未定)


農業休業補償  日当  30000キーン


作業工賃    時給   3000キーン


交通費     一往復 10000キーン


今後農作機械の優先レンタル権  (割引50%オフ)


全農全商品の割引 (種、肥料等、10%オフ)


他惑星への物品購入時の送料負担


などである軽トラレンタルは事実上の譲渡であり補償及び給金は


足元を見たかなり高めの設定、農機、商品の割引など目いっぱい


の条件を引き出した、中でも黒いのが最後の他惑星物品送料だ


機械を修理する為に機材や部品を他惑星から取り寄せるためと


言って全農の手配した宇宙船を使い運搬する運賃をゼロとした


全農側も月一回程度の宇宙船運航しているので重要視していない


がエリーは移民時同様コンテナぐらいは運ばせるつもりだ。


ともかく全農側の軽トラの手配が完了すればジョンはまた」


ドナドナ状態になるのであろう




ジョンが帰ってきた


「ただいま~!エリー、芋全部植えきってきたぜ、収穫が

楽しみだよな、どのくらいの収穫になると思う?」


とうとう念願の芋植えが完了しハイテンション状態だ


「お帰りなさい!マスター、1ヘクタールの芋の収穫ですから

数トンの収穫はあると思います」


「ええ~!食べきれるかなぁ?」


「売るのです!勿論マスターの食べる分くらいは残しますが、

後種イモの分も残して全部売ります」


「ええ~!売っちまうの~」


「農家が収穫物を売らないでどうするのですか!マスター」怒


「冗談だよ!そんなに怒るなよ、エリー」


「ワカリマシタ!マスター、ワタシカラモホウコクガアリマス」


「なっ!なんだよ、ちゃんとしゃべれよ」


「マスターには全農の農機械の修理に行ってもらいます、

全農が移動手段の軽トラを用意した以後になりますが」


「やっと芋を植えたと思ったら次々仕事が増えるなぁ、

働き過ぎじゃね?俺、休みとか必要だぜ」


「マスターに休みはありません、休めるのは私の身体を買って

からです、それにクリス様にOKを出したのはマスターです」


「はぁ~!わかりました田吾作!畑たのむぞ」


「お任せ下さい!マスター、最近農業の真髄を掴めてきた気がします」


「はぁ~?何をやったら掴めるんだ?それは・・・」


田吾作の妙な自信は何を根拠にしたものかは解らないが今は任せる


しか手が無いので任せる事にした。


「それで何時から行きゃ~良いんだ?」


「あの様子ですと2・3日後には軽トラの用意が完了するでしょう

から今のうちに畑の面倒をお願いします!マスター」


その後現在2ヘクタールの畑を次の種蒔きの時には4ヘクタール


迄拡張する事や、次に植える農作物の種類選びをして時間を過ごして


いたが(ジョンは全ての畑を芋畑にしようとしたがエリーの却下)


ネットの会議の時間となった




「今晩は~!皆さん」(ジョンの挨拶)


「おお!来たかJJ、全農の農機の修理の話はどうなった?」


「何で知ってんです?ベネディクトさんが」


「今私が皆に話していた処なの!不味かったかな?」


「そっか!CCがいたんだよな、良いよ、隠すような事じゃないし」


「それでどうなんだ?出来れば修理頼まれて欲しいんだが」


事態はジョンが思っていたよりひっ迫しているらしい、移民農業者


は全て全農の機械を頼っているのだがその機械のレンタルの予約


さえ入れれない状態で皆畑を遊ばせているらしい、特に全農の


研究農家以外のハンソン家の様な移民者は開墾作業を手作業で


行なっている現状である。


「わかりました!取り敢えず修理にかかったら稼働出来る機械を

一台でも多く修理して行きますよ」


「そうか!助かるよ、俺達だけじゃなく全農家が待ってるからな」


「そんな!大袈裟ですよ」


普段褒められていなく期待などされたこともないジョンは盛大に


照れ出した


「それと言いにくいんだが・・・」


「何ですか?ど~んと言ってくださいよ、遠慮無く」


今にも有頂天になって来たジョンがそう言うと


「それじゃあ言うがな、会議中にそれを食わないでくれ」


「そうそう!JJ、夕食は食べてもらってもいいんだけどそれは・・」


「ああ!確かに胸が痛くなってくる・・・」


「やはりそうか!皆何も言わないから言い出せなくてきつかったぞ」


上からベネディクト、クリス、スタン、ファンの順である


画面を見ると皆可哀想な物を見る目でジョンを見ている、中でも


スタンの後ろで会議に参加していたテリーとドリーJrはお互いを


タップしあい悶絶している




この夜ジョンは人生始めて人に期待される喜びを感じた、


そしてもう二度と人前でレーションを食べないと誓った。


次回はジョンの機械いじり、JJの真骨頂です

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