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森に捨てられた赤ん坊に転生した俺、勇者の物語を演じる若い旅芸人一座に拾われたため、せっかくなので本物の勇者パーティーに仕上げてみた  作者: マキ・シモ


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6/9

俺の名前が決まる

続きをどうぞ!!

女神たちとの一件が終わって、現世に戻って、一旦落ち着いたので赤ん坊になった俺は考えた。この一座は赤ん坊の俺を育てるにしても、俺が勇者として全員を育てるにしても、名前が必要だ。ずっと赤ん坊やガキでは困る。


育成だろうが、カウンセリングだろうが、この世界での名前は必須だ。

確かに女神から授かったチートスキルは将来に役立つが、今は大事なのはそれじゃない。レクチャーを受けているとはいえ、この世界のことはまだほとんどわからない。


知らないことだけ知っているぞ・・・どこぞの哲学者が言ったことばである。

真理だ・・・俺にとって真理である。


まずは名前と成長できる環境を整えることが第一優先事項だ!!

寝たふりをしながら一座の会話を聞いてた。


「オガースタス座長、この赤ん坊を育てるというのなら、まずは名前を付けないといけません」


「ちび髭の言う通りだぜ」


「ワタシは同意です」


「私、名前が考えよか?」


「いや、俺が考える・・・この一座で育てるのは決断した責任だ」


「まともなことが言うのですね、座長」


「見直したぜ」


「ワタシたちも一緒に育てるのです」


「普段のだらしない座長と思えない男気だわ」


「お前ら・・・からかうな!!」


「では名前をどうぞ、付けてみてください」


オガースタスが考え込んだ。


「やはり何も考えてねえじゃねか!オガースタス!!」


「その言葉に同意するのです」


「オガースタス座長に任せたら、この子が成人するよ・・あたしが考える!!」


「バイオレッタ嬢・・・あの名前だけはやめていただきたい」


「まさか・・おい・・やめろよ・・」


「あの人がニセ勇者なのです!!」


「シエテ公国の勇者・・・ケーチルロスがいいわ」


「はああ??バイオレッタ・・・お前・・気が狂ったか?」


「座長のくせにあたしの押しをケチつける気!!ッ」


この若い姉ちゃんが非常に怖いと俺が思った。


「ケーチルロスなだけにケチとかけてもね」


「うるさい、ちょび髭ちび!!」


リオーニダス撃沈。


「アントイネットがいいと思うのです」


「斬首になった昔の王族じゃない?・・・なのでダメええ!!」


インガー、野球も三振もしていないが、アウト。


「ペトレシューがいいぜ」


「あんたのペットの名前じゃない?!」


「俺のじいちゃんだぜ!!」


「同じことよ!!!」


トリビレーン、クリティカルヒットでゲームオーバー。


「バイオレッタがあの自称勇者が好きなのはいいとして、名前はやめよ・・・」


「ならばあんたがいい名前を出せればいいだけの話じゃない!ッ」


俺もそう思った。


「わかった・・・ならジョージでどうだ?いいだろう?」


「それは座長の役であって、この子供の名前ではありません」


「同意するのです」


「短絡的すぎるぜ」


「やはりケーチルロスがいいわ」


「だからそれだけはもう・・・」


「・・・いいぜ」


「・・・いいのです」


「・・・いいのでやめていただきたい」


「・・・いいってよ」


バイオレッタに対して、珍しく全員が最後の語尾を除いて、ハモって、ツッコミを入れた。


「わかったわ・・・」


彼女が妥協し、名前の案を下げた。

オガースタスは深呼吸した。


「皆、このガ・・子供は黒髪だろう・・・それは非常に珍しいので、もしかすると異世界勇者の一族の血縁者かもと思う」


「可能性ありますね」


「確かに同意するのです」


「そうだぜ!!」


「あんたにしてよく観察したわ」


「それでな・・・名前はジョージで名字はここの森と同じにしましょう」


「異世界勇者の勇者からジョージ・・・ダミンゴスの森・・・ジョージ・ダミンゴス・・・よろしいじゃありませんか?」


「リオーニダスに同意するのです」


「いいと思うぜ」


「それなら賛成だわ」


あれこれで俺のこの世界での名前が決まった。


【ジョージ・ダミンゴス】


正直・・・もうちょっと考えてほしかったな。

でもまだしゃべれない赤ん坊の俺には決定権がなかった。


さらばだ福成工・・・ようこそジョージ・ダミンゴス。


次回から俺がこのダメダメ一座に育てられながら、この世界を救う運命を背負う本物の勇者パーティーに育てる奮闘記になるのでどうぞ乞うご期待!!!・・・なはずである・・・ややこしいわ・・・


次回の更新は2月12日(木)

日本語未修整。

ほんの少しでも「面白い」や「続きが読みたい」と思っていただけたら、応援、コメント、指摘、ダメだし等々をいただけたら、すごく作者の励みになります。

よろしくお願いいたします。

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