俺の名前が決まる
続きをどうぞ!!
女神たちとの一件が終わって、現世に戻って、一旦落ち着いたので赤ん坊になった俺は考えた。この一座は赤ん坊の俺を育てるにしても、俺が勇者として全員を育てるにしても、名前が必要だ。ずっと赤ん坊やガキでは困る。
育成だろうが、カウンセリングだろうが、この世界での名前は必須だ。
確かに女神から授かったチートスキルは将来に役立つが、今は大事なのはそれじゃない。レクチャーを受けているとはいえ、この世界のことはまだほとんどわからない。
知らないことだけ知っているぞ・・・どこぞの哲学者が言ったことばである。
真理だ・・・俺にとって真理である。
まずは名前と成長できる環境を整えることが第一優先事項だ!!
寝たふりをしながら一座の会話を聞いてた。
「オガースタス座長、この赤ん坊を育てるというのなら、まずは名前を付けないといけません」
「ちび髭の言う通りだぜ」
「ワタシは同意です」
「私、名前が考えよか?」
「いや、俺が考える・・・この一座で育てるのは決断した責任だ」
「まともなことが言うのですね、座長」
「見直したぜ」
「ワタシたちも一緒に育てるのです」
「普段のだらしない座長と思えない男気だわ」
「お前ら・・・からかうな!!」
「では名前をどうぞ、付けてみてください」
オガースタスが考え込んだ。
「やはり何も考えてねえじゃねか!オガースタス!!」
「その言葉に同意するのです」
「オガースタス座長に任せたら、この子が成人するよ・・あたしが考える!!」
「バイオレッタ嬢・・・あの名前だけはやめていただきたい」
「まさか・・おい・・やめろよ・・」
「あの人がニセ勇者なのです!!」
「シエテ公国の勇者・・・ケーチルロスがいいわ」
「はああ??バイオレッタ・・・お前・・気が狂ったか?」
「座長のくせにあたしの押しをケチつける気!!ッ」
この若い姉ちゃんが非常に怖いと俺が思った。
「ケーチルロスなだけにケチとかけてもね」
「うるさい、ちょび髭ちび!!」
リオーニダス撃沈。
「アントイネットがいいと思うのです」
「斬首になった昔の王族じゃない?・・・なのでダメええ!!」
インガー、野球も三振もしていないが、アウト。
「ペトレシューがいいぜ」
「あんたのペットの名前じゃない?!」
「俺のじいちゃんだぜ!!」
「同じことよ!!!」
トリビレーン、クリティカルヒットでゲームオーバー。
「バイオレッタがあの自称勇者が好きなのはいいとして、名前はやめよ・・・」
「ならばあんたがいい名前を出せればいいだけの話じゃない!ッ」
俺もそう思った。
「わかった・・・ならジョージでどうだ?いいだろう?」
「それは座長の役であって、この子供の名前ではありません」
「同意するのです」
「短絡的すぎるぜ」
「やはりケーチルロスがいいわ」
「だからそれだけはもう・・・」
「・・・いいぜ」
「・・・いいのです」
「・・・いいのでやめていただきたい」
「・・・いいってよ」
バイオレッタに対して、珍しく全員が最後の語尾を除いて、ハモって、ツッコミを入れた。
「わかったわ・・・」
彼女が妥協し、名前の案を下げた。
オガースタスは深呼吸した。
「皆、このガ・・子供は黒髪だろう・・・それは非常に珍しいので、もしかすると異世界勇者の一族の血縁者かもと思う」
「可能性ありますね」
「確かに同意するのです」
「そうだぜ!!」
「あんたにしてよく観察したわ」
「それでな・・・名前はジョージで名字はここの森と同じにしましょう」
「異世界勇者の勇者からジョージ・・・ダミンゴスの森・・・ジョージ・ダミンゴス・・・よろしいじゃありませんか?」
「リオーニダスに同意するのです」
「いいと思うぜ」
「それなら賛成だわ」
あれこれで俺のこの世界での名前が決まった。
【ジョージ・ダミンゴス】
正直・・・もうちょっと考えてほしかったな。
でもまだしゃべれない赤ん坊の俺には決定権がなかった。
さらばだ福成工・・・ようこそジョージ・ダミンゴス。
次回から俺がこのダメダメ一座に育てられながら、この世界を救う運命を背負う本物の勇者パーティーに育てる奮闘記になるのでどうぞ乞うご期待!!!・・・なはずである・・・ややこしいわ・・・
次回の更新は2月12日(木)
日本語未修整。
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