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あの日消えた勇者は幼なじみだった  作者: ダイウ
第1章 ランク変動編
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1章 ランク変動編  悲しき幼女

 魔王がいる村、ガルファ村にて魔王は命令を言う


「セカダードお前はサント村に行け、そして禁術の書を取ってこい、住民は殺してもよい」


 サント村はユウシがいる村だ、サント村には知らぬ間に危機が迫っていた


―――――――――


「うぉー走る走る俺ーたーちー」


 なぞの発言をしながら俺は日課のトレーニングをする、外を走るのは気持ちが良い、その時


「助けてぐだちゃーーい!」


 俺に抱きついてくる5歳ぐらいの白髪の女の子、服もボロボロでほぼ見えてる、いったいなんだ?


「幼女ハンターがきたの!」


 幼女ハンターとは幼女を誘拐して売り飛ばすヤバめなやつだ


「あいつらかお兄さんに任せなさい」


 ちなみに俺はランニングの時ボルターソードを持っていない、なので素手だ


「すみませーんここら辺に幼女がいませんでした?」


 幼女ハンターがあの幼女を探していた


「いやー教えるわけにはいけませんね」

 と俺が言うと


「早めに言った方が自分のためですよ?」


「でも言わないよ」


「分からしてやる」


 そしてハンターはショートソードを出してきた、ショートソードはナイフのような物だ


「死に急ぎがー!」


 ハンターが突っ込んでくるが俺は躱して殴る、そして蹴って気絶させた


「こんなもんかな、じゃあな」


 そして幼女のとこに行く


「お兄ちゃんもう大丈夫かな?」


 もちろんと言うと幼女が抱きついてくる


「有り難うお兄ちゃん!」


 ハッキリ言う、臭い、もちろん抱きつかれて嬉しいが臭いし汚い、これは川で洗うしかない


「川に行くぞー!」


「なんで川なの?」


 そして川に行く、そこで問題発生だ


「ねー私はこれでも女なんだよ!なのに見られるのはちょっとさっ」


 この幼女は8歳だ結構恥ずかしいらしい、でも服とかは俺が持ってるしー洗いかたも知ってるか分からん


「お前自分で身体洗えるの?」


「洗えるよ!!」


 俺は岩に行かされた、幼女の身体を見ないように、危険はないだろうか、気になる


「きゃー気持ちいい!」


 幼女の喜ぶ声が聞こえてくるぞ、これは癒される


 この世界には風呂みたいな概念はない、なので川で身体を洗う、まー水を浴びるぐらいしかできないけれど、ちなみに冬は地獄である


「お兄ちゃん服は?」


「そこに置いてるよ」


 有り難うと幼女は言い服に着替えている、そして幼女が着替え終わり俺の家に泊める


「そういえば幼女名前は?」


 今さら!!と幼女が言いながら


「メクだよ」


「可愛い名前だな」


「そーお?有り難う」


 こいつこれからどうするか俺の家に停めても男独り暮らしちょっと厳しいな、誰かに譲ろう


「メク女子の家が良いよな?」


「んーできればそれが良いかも、でもユウシの家も好き!」


 嬉しいこと言ってくれるじゃねーか、と感心する


「でも俺は留守にすることが多いから知人の家に居候させてもらおうな」


「うん分かった」


 そしてベッドで寝る、メクは俺と一緒のベッドで寝る


「ねーお兄ちゃん、実はね私の族が滅んだの」


「なぜ滅んだんだ?」


「魔王のせいだよ」


 まさかの魔王だ、メクはおそらく耳が良いのでエルフ族だ、最近ダークエルフの存在が噂されてるので関係がありそうだ


「ダークエルフか?」


 俺の問いにメクは


「そうだよいきなり一人のエルフが裏切って魔王についていったんだ」


 魔王軍は幹部がいる10人だと勇者ランクの人が言っていた


「幹部なのか?」


「そうみたい、魔法が強くてエルフ族がどんどん殺られてうっグスッ」


 俺はメクを撫でながら


「俺が魔王軍を倒す、だから安心してくれ」


 メクは涙を流しながら笑みを浮かべ


「有り難うお兄ちゃん!」


 旅に出る理由がまた一つ増えた、メクのための復讐だ


 泣き疲れと俺のお陰で安心したメクはぐっすり眠った


―――――――


メクの過去


 私の村は壊滅した、


「いやー」「ギャー!」「やめてくれー!」と様々な悲鳴が村中に響く


 この村のエルフが裏切って魔王の幹部になりケジメとして故郷を潰していた、魔王軍のエルフはダークエルフと言う


 今まで一緒に過ごしてた友達や叔母さん、叔父さんが殺されていく


 その時私は自宅で家族と隠れていた


「はやく終わってよー!」


 私は叫んだ怖すぎて


「メク!あなたは裏口から逃げなさい」


 母さんがそう言ってくる、その時


「おいおいー隠れてんじゃねーよ!」


 ダークエルフが来た


「はやく逃げなさい!」と母さんは言って私を押した、その瞬間ダークエルフの魔法により家が爆発で吹き飛んだ


 私はギリギリ逃げきれた、そして私は森を走るどんどん遠くに行く、途中幼女ハンターが来て追いかけてくる


 そして私は出会った、ユウシと


――――――――――――


 俺はメクを連れてアイルの家に来た


「アイルー居るか?」


「なにユウシくん?」


 眠そうなアイルが出てきた早朝だしな


「実はよーメクっていう女の子を拾ったんだけど子育ては苦手だしアイルの家に居候させてあげてほしいなーて」


 メクが「お願いします」と頭を下げる、それにアイルは


「べっ別に良いけど」


「そうか!有り難うアイル」


 手を握り勢いよく振る


「分かりましたからーそんなに喜ばなくてもー」


 そして俺はメクをアイルの家に居候させた


「じゃあまたなメクちゃん」


「バイバイお兄ちゃん」


 その時アイルが


「そういえばランク変動の大会ってもうすぐじゃないの?」


「そうだな頑張るよ!」


 そして近づく勇者ランクになるための大会、そして幹部のセカダードもどんどん近づいて来ていた


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