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あの日消えた勇者は幼なじみだった  作者: ダイウ
プロローグ
4/6

学院編 1年 地下攻略

 スタジアムの地下に入ったザントとユニは入った瞬間おかしな臭いが気になったまるで生ゴミが腐った臭いだ


「ザントここ臭すぎない?」


「そうだなさすがに出たくなるほどだな、でもせっかく来たからな先に行くぞ」


 ザントは持ってきておいた松明に火を付けて持ちながら先に進む


 しばらく進んだ時、臭いの原因が分かったのだそれは、、死体だ


「なっなんだよこれ、一つや二つじゃねー100はあるんじゃねーか?」


 その時後ろに謎の人影が、


「ナニミテンダオマエラ」


 その人影に気付き


「「ギャー!!!!」」


―――――――――――――――


 その叫び声を聞いて俺はスタジアムの地下に来ていた


 「あいつらどこに行ったんだ?」


 俺は謎の臭いから死体があると判断し焦って地下を走りながらユニ達を探していた


 「ユニー、ザントーどこだよー」


 実を言うと俺はホラー系が苦手なので早く出ていきたいのだが皆のためにどんどん闇に走っていく


 一応木刀は持っているのだがもしモンスターがいたら勝てないかもしれない、そんな不安を持ちながら走っていると


「くそあれはゴブリンか?」


 モンスターが歩いていたが普通のゴブリンは緑色でゴツいのだがこのゴブリンはおかしかった


「こいつ骨じゃねーか」


 骨なのに動いていたのだ、アンデッド系なのか?でも骨のゴブリンのモンスター情報なんてないのだが


 「チッやるしかねーか」


 俺は疾風のごとく骨ゴブリンに突撃する


 骨ゴブリンは普通のゴブリンが棍棒なのに対して一本の骨だった


 「あんなものすぐに斬れる!」


 俺は疾風のごとく突撃したのでそのスピードも相まってかなりの攻撃力があり、木刀で一本の骨もろとも骨ゴブリンを倒した


 俺はそのスピードのまま走りまくる、骨ゴブリンを倒しながら


 クソっどんだけ広いんだよ、実はこの地下、円のようになっていてぐるぐる回って探しているのだが辺りは闇なので通り越すところが出てきてしまう


「あいつら木刀すら持ってねーからヤバイよなーどこなんだよ」


 もうそろそろ骨ゴブリンを倒しまくっているので木刀も折れそうになってくる


 実は俺の速さは魔法を使いかなりのスピードで走っているのだ、それで走っても全然見つからない、その時地下の木の棒が一気に燃え始め明るくなってきた


 「なっなんなんだ?」


 そして俺は衝撃な光景を見た


 ザント、ユニが吊るされていた…


 「ユニ!ザント!」


 俺は急いで二人のもとに行き二人を降ろす


 ヨシっまだ死んでないな、俺は一瞬ホッとしたその時


「お前かずっと走っていたのは」


「てめーがやったのか?」


 俺の問いにマスクを付け顔を隠した奴は


「その通りさ、この死体置き場に侵入してきたからねー」


「お前はいったい何者なんだ?」


 ふんっと少し笑い


「分かったマスクを取ってやる」


 奴がマスクを取った、そいつの顔は見たことがあった校長先生だった


「ユウシ君あなたは地下に入って死体を見てしまったなのでーコロシマス」


「そうかザントとユニを吊るしたのは明るくなった瞬間すぐに俺をここにこさせるためか、しかもここは地下の真ん中、逃げにくいな」


「その通りさ、さーて殺そうか」


 校長は自信の杖から細長く突きに特化したレイピアを抜いた


「お前の唯一の武器木刀も折れかかってるんだろー?」


 大量の骨ゴブリンも作戦の内だったようだ。


 武器がないと絶体勝てないな、担いで逃げるのもいいが一人が限界だ、ん?あれはザントの松明か、松明の棒も武器になるな


「倒してやるよ校長さん」


 俺は折れかけの木刀をおもいっきり一直線上に投げ校長に目掛けどんどん木刀が距離を詰めていくが校長がレイピアを前に突き出した


 そして木刀とレイピアの先端同士が当たり木刀が返ってきた、俺はそれを避け少しの時間稼ぎができたので松明の棒を取った


「これでやってやるよ」


「ただの棒じゃねーか、舐めんなよ」


 校長が俺に飛び込みレイピアで何回も突いてくる、俺は棒でガードをするが防ぎきれず何発か食らってしまう


「チッくそ」


 ただし俺も反撃する、魔法でスピードを上げ一瞬で距離を詰め棒を校長に当てた


 がっは、と校長が言ったが怯まず俺に連続突き


 そして校長が手をかざし


「炎よ、私に未来の灯火を」


 その瞬間回りに火の粉が舞い辺りが暑くなるし火傷もしてしまう、感覚が麻痺する


 さっき木の棒が一気に燃えたのもこの魔法を使ったものなのだ


「暑いじゃねーかよこの野郎」


 それでも俺は棒を振り校長に当てまくる


 その時木の棒が燃え始め武器が無くなっていく


「これが最後の攻撃かよー」


 思いっきり燃えた木の棒を振り校長の脇腹に当てて火傷プラス打撃で少し怯ませたが木の棒が無くなったので攻撃できなくなった


「残念だったなユウシー!」


 校長は連続突きをして俺の出血を増やしていく


「ぐっぐがぁー」


 非常にまずくなってきた、出血しすぎてクラクラするし痛い、燃えるようだ


「サラバだユウシー」


 校長のレイピアが俺の胸寸前に来たがっ…


「うぉーりゃー」


 両手剣を持った怖い顔の先生がレイピアを斬った


「なんだと!?」


 校長は驚きを隠せていない、なぜなら足音がしなかったのだ両手剣を持つもの足音ぐらいするはずだ、その謎を解明するように怖い顔の先生は


「残念だったな俺の靴は音を吸収する素材があるんだのちなみに俺しか作れない」


 校長が驚き


「そんなバカな」


「校長斬らせていただきます」


 校長はキレて


「ふざけるなー!」


 辺りに火の粉が飛びまくるが怖い顔の先生が両手剣を振り回し風を起こし火の粉が舞う



 すみませんと怖い顔の先生が言い両手剣を振り脇腹が少し斬れた校長がブッ飛んだ


 校長は出血が多くすぐ死ぬだろう、俺は気になったことを校長に話す


「なぜ地下に死体置き場を?」


 それに校長は


「魔王様の為さ、私は魔王様を拝むもの魔王様から死体を置く場所を造ってくれと言われたから造った」


「魔王がいる村で造った方が楽なのに?」


「魔王様が望んだこと、魔王様の村は他にやることが多いのだ」


「後一つ言いたいことがある」


 校長がなんだ?と問いかける


「入学式の時、将来のことについて話してくれたよな?あれは本音なのか?」


「子供が好きなのは本音だよ」


「なのに俺達を殺そうとしたよな」


「魔王を優先しただけさっ」


 そして校長の息の根が止まった、そして怖い顔の先生は


「校長も辺りの骨もしっかり埋めて弔うぞ」


「ユニ達も家に送りましょうか」


 そして作業は朝まで続き…


 そのまま学院に来ていたのだ


「さすがに眠いわ」


 机に突っ伏しているとアイルが


「寝たらどうですか?」


 バレないようにしてくれるの?と言うと


「任せてください」という


「じゃあ遠慮なく寝まーす」


 そして寝る、しかもバレずに放課後


「有り難うなアイルお礼になにか奢るよ」


「なっならーあの飲食店で!」


 そして一年の生活はこのまま安全に過ごした、だが今は……

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