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虚無なありきたり 〜別乾坤奇譚〜  作者: 犬冠 雲映子
キリトリセン(フス編)
20/162

かっぱだァーーーーーーーー!?!、

「ふく都心線でさ、走ってる途中に何か、謎のトンネルあるよね。あれワクワクする」

 パビャ子が言う。

「私はおお宮駅の、ホームから見えるあの底のない暗闇が怖いです」

「あー、あれさ、吸い込まれそう」

 マンホールの空洞を眺めながら二人は話していた。

「マンホールの蓋どこいっちゃったんだろーね」

 蓋は無く、暗い、無が広がっていた。

「中に人がいたら大変ですから、通報しておきましょうか」

 何の配管なのかは謎だ。雨水管かもしれない。

 あちらが伺えぬ暗闇。それは地面の下にある空間の性質なのだろうか。

「ン?」

 何かが這いずってくる音がして、乎代子は目を細めた。

 それを横目に見ていたリクルートスーツの女性は正体に気づく。

「河童だァーーーーーーーー!?!、」

 牙を剥いた河童がこちらに向かって上がってくる。

「ヤバい!逃げるぞ!」

河童って水辺からいきなり引きずり込んできそうで怖いですよね。

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