表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
虚無なありきたり 〜別乾坤奇譚〜  作者: 犬冠 雲映子
(話ごとの題名がふざけていて申し訳ないです)
2/162

そうだね(第一話)

「カモシカの首ですか」

 彼女はふられた噂話に、あからさまに興味をなくした。

「そうそう。カモシカの首が、この線路に置かれてるんだって」

「はあ」

 リクルートスーツを着た女性は、ニヤニヤしている。「昔、そこに塚があったらしくて」

「へえ」

「それのせいじゃないか、って言われてるらしいよ」

「ふーん」

「聞いてないし」

「オカルトとかあんまり興味ないんですよねえ」

「ええ…こんわく!」

「じゃ、また明日。ちゃんとしたネタ、持ってきてくださいね」

 ぶうたれる彼女を他所に、歩き出した。踏切が鳴り、遮断機が降りる。

「カモシカ…って、なんでカモシカなんでしょ」

 踏切の真ん中に、落ちているものがあった。

「私には女の人に見えるんだけどなあ…」

この作品はフィクションです。 実在の人物や団体などとは関係ありません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ