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虚無なありきたり 〜別乾坤奇譚〜  作者: 犬冠 雲映子
キリトリセン(フス編)
18/162

ふたりのきぉく

「私はパビャ子!よろしくね〜?パビャアアアア!って呼んでいいよ!!!あああああああ!」

「うわ、いきなりなんだお前、うるさっ」

「こっちは洞太 乎代子!!私のマイえっ……ちぃ…フレンドです!」

「は??キショ!」

「今、動画投稿サイトに投下しようとしてんの」

 カメラを向け、リクルートスーツの女性──パビャ子はピースした。

「やめろや!」

「アッ!カメラ!」デジタルカメラを奪われ、彼女はしょんぼりする。

「こういうのは家族旅行とかを撮るんだよバカ」

「え〜、まあ、いいや。本当はさ、話題のオーロラを撮りに来たんだけどさ」

「あー…こっちでもオーロラが見えるようになるとは、思いませんでしたね」

 二人で頭上に輝くオーロラを眺める。関東の夜空に似つかわしくない光のカーテンは、不気味で神秘的だった。

「オーロラってさ、綺麗だけど浴びたら危険なんだって」

「聞いた事あります」

「でも良いもんだよね!こういうの!見れて良かった!」

 それを聞いた乎代子は静かに空を仰いだ。

「アンタにもそういうのができて良かったよ」

調べたらオーロラは人間には危険性ないみたいです。

あれ。じゃあ私が見たあれは…何…。

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