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VR全盛時代だけど、ARも忘れないでください  作者: ライチ食べたい
第1章 ARシステム開発編(泥縄編)
7/32

第6話

本日三度目の投稿。日中に余力があれば、もう1話追加で投稿するかもしれません。

定刻(零時)には投稿予定なので、その時にでも確認して貰えると幸いです。


よろしくお願いします。


前話のあらすじ:

テスト初日は終了したが、結局詳細は教えて貰えなかった


最初のテスト以降、2ヶ所程『お社』を巡った後、あっさりと初日のテストは終了した。

その間、特に詳しい説明は無く、やった事もテスト結果も特に変化は無し。

昼休憩こそ無かったが、まだ13時なので個人的にはこれから休憩でも問題は無い。


あっさり終わったので出来れば追加説明でもほしい所だが、流石に昼食を取る事になったので食事処へと移動する。

ここまで我々を運んでくれた小型ワゴン車AIさんお薦め店で、大きな外れが無い事がありがたい。

地元のお薦めとか聞かれなくて良かった。知ってるところは高校時代にいった大盛り食堂か濃厚ラーメン屋。初対面で連れて行って引かれたら、今後が辛くなるところだった。念の為、今後に備えて知人に確認しておこう。


そんな不安を余所に和やかに昼食を取った後、自宅まで送って貰い、そのまま車中で打ち合わせに入る。

正直このままリリースされて終了となるかと思いました。いや、追加説明が欲しかったのでありがたいですよ、面倒くさいとか思ってないですよ。


その場でされた追加説明は大まかに、

『システムについて現状では説明しない。今後の開発状況に合わせて情報開示する』

『文字が見えた謎機能についても同様に説明は無し。だが今後は出来るだけ詳細に記載し、期日までに報告してほしい』

『明日以降のテストについては、朝までに指示が届かなければ自宅待機。明日は恐らく自宅待機』

『自宅待機中は、この後渡す資料について学習、更に自分で追加調査を行う』

『自宅待機の結果は必ず確認するので、手を抜かないように(大江部長より)』

だった。


まず、最初の二つは仕方無い。ここまでの流れでもう諦めていたし、報告は既に聞いていた。

三つ目もまあ問題無い。実は少し混乱しているから、自宅待機は寧ろありがたい。

問題は四つ目で、追加調査とは。資料を読むのはいいとしても、テスト担当に何を求めている。いや、システムの説明が無い以上、渡される資料自体も怪しい。全く関係ない何かを渡されるのかも知れない。

まして大江部長が確認するなら、最初から資料に必要な事を記載して欲しい。開発の詳細を知らない上に、あくまでテスト担当なのですが。ひょっとして、手が足りないから開発も何て言わないよね。


戦々恐々としていると、竹崎さんの『そこまで求めてませんよ』との発言。言質とりましたよ、お願いしますよ開発担当様。


苦笑いする彼女から、自分の端末を確認するように指示されたので見ると、資料が送られて来ていた。

どうやら、これで今日の業務は終わりらしい。まだ15時だ、本当に早く終わるとはとてもありがたい。


久しぶりに地元の友人に連絡でも取ろうかと考えていると、

「明日の朝までの報告を忘れないでくださいね」と釘をさされた。

大丈夫です忘れていません本当です。だから、見逃してください竹崎さん。


「別に私達は構いませんが、もし報告が遅れた場合、立ち会いが出来なかった人(開発担当)が連絡してくると思うので。私たちは別に構いませんが」

2回繰り返すのは気にしているからなのか、立ち会い出来なかった人がヤバいのか、どっちなのか教えてくれ後藤。竹崎さんは教えてくれない気がするから。


願い空しく、読心術を使えない後藤は答えを返してくれなかった。作業してないで、少しはこっち気にしろ、お前は彼女の教育担当(過去)だろう。


『もう教育担当ではないですよ』と竹崎さんが笑って言うと、車中でずっと仕事をしていたらしい後藤もこちらを向き、『昼食まで様子を見ていたが、問題無いと判断した。実際問題無かった筈』等と言う。

既に教育担当では無いが、お目付役だったみたいですよ竹崎さん。


心の声は聞こえている筈(これも考えてみれば奇妙)だが、彼女は嬉しそうに笑っているばかりだった。

この話で、一度複数話投稿を終わります。

3話分しか投稿できませんでした。気にしていた人がいれば、申し訳ありません。


読んでくれた方がいれば、ありがとうございました。


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