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VR全盛時代だけど、ARも忘れないでください  作者: ライチ食べたい
第1章 ARシステム開発編(泥縄編)
3/32

第2話

投稿遅れました。

もし読んでいる方がいれば、申し訳ありませんでした。

それと文章が長くなり、AR部分は少しだけしか出せませんでした。

重ねて申し訳ありません。

あと、主人公が若干卑屈に感じるかもしれませんが、一応設定上の理由があります。


前話のあらすじ:

配属先の人が車で迎えに来た。

社員証を見せてきた竹崎さんに促され、横付けされた小型ワゴンの後部座席に乗り込む。

「改めまして、開発担当の竹崎です。今日は私と助手席の後藤が立ち会いでテストを実施するので、よろしくお願いします」


竹崎さんの言葉に合わせて、助手席の男性が社員証を提示しながら軽く頭を下げてきたので、こちらも同じく身分証を提示して頭を下げる。中原です、よろしくお願いします。


ところで『今日は』という事は、明日からは別人が担当ですか?

『違う』今日は説明もかねて同行するが、明日からは一人でテストですか。

さすがに不安なんですが。


それはともかく、後藤さんという関係者初の同性登場に、ちょっと親近感が沸いてくる。

ここ最近は環境が変わり続けていたせいで、少しナーバスになっていたみたいだ。

親近感ついでに連絡先を聞いてみる。あっダメですか、調子に乗りました。


いや竹崎さん、女性に興味が無い訳ではなくて、ハラスメント的なモノがあるので出会って3分では連絡先はハードルが高いです。

「そこまで気にしなくても問題ありませんよ、社用があるので」

成る程、当然個人の連絡先は無しですね、少しだけしか期待はしてません。

そして後藤、お前は社用も知らせないつもりか。バグを見つけたら、担当に関係無く必ずお前に連絡してやるから、連絡先を教えろ。


心の怨嗟を読み取ったのか、微笑みながら竹崎さんが小型端末を渡してきた。

「あなた用の端末です。こちらで必要な連絡先等は登録済みですから、何かあれば後藤にも連絡出来ますよ」

ありがとうございます竹崎様、厄介な問題が発生しても後藤に押しつける様にします。


「そちらの端末はあなた用ですが、機密の関係で個人カスタマイズは許可されていません」

少し真面目な顔になると竹崎さんが注意してくる。

機密管理が主な理由ですか、その手の業務も経験があるので問題ありません。

端末認証等はどうすれば、『手伝うのでこの場で再設定すればOK』と、解りました。

ところで後藤、さっきから挨拶以外しゃべってないな。どことなく竹崎さんへの遠慮を感じるのだが、もしかして彼女も大江部長と同類なのか?


寒気を感じたので竹崎さんを直視しない様に気を付けながら、認証の設定を行う。

設定終わりました、竹崎様ありがとうございます。


順調に(格付けと)設定も終わり、改めて今日のスケジュールを説明される。

このまま移動しながらテストするARシステムの説明後、とある場所をAR機器を通して視認、感想を伝える事を数回繰り返した後は解散。追加で明朝までに所定のレポートを提出するまでが本日の業務予定。

明日以降はこの車で指定された場所へ移動・試験を行い、指定された期日までにレポートを提出。何かあれば登録されている緊急連絡先か後藤に連絡する。


明日からは本当に一人なんですね。

あと竹崎様も後藤をバグ対応に指定してますが、本当にそれでいいのか後藤?

「バグ等は直接俺では無く、専用のグループチャットに連絡してくれ」

さすがに看過出来ないのか、後藤は訂正した後に竹崎様を軽く叱責していた。


どうやら後藤さんは以前竹崎様の教育担当だったらしい。

後藤さんと呼ぶべきか悩んでいると、何故か竹崎様から呼び捨てでいいと言われた。あと自分も様付けはいらないと。成る程、心の中でだけで様付けしていたのに、何故判った竹崎さん。

あと、ようやくしゃべったな後藤。後輩に勝手に呼び捨て指定されているがいいのか?


どうやら呼び捨ては問題無いらしい。

『同年代で同性だし、これから同じ苦労する事になるから』らしいけど、苦労って業務上の話で、心を読んでくる同僚とかの人間関係ではないですよね?


黙って首を振る後藤に絶望すると、横からARグラスを渡される。

いや、竹崎さんの事を言った訳では無いですよ。


「気にしてませんから大丈夫ですよ。それより目的地についたので、これを掛けてください。テストを始めましょう」

そう言った竹崎さんが指定した対象は、見知ったお社だった。

明日の投稿で、ようやくAR部分に入れそうです。

あと、プロローグ2を第1話に変更しました。

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