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VR全盛時代だけど、ARも忘れないでください  作者: ライチ食べたい
第1章 ARシステム開発編(泥縄編)
14/32

第10話

一昨日に伝えた通り、昨日は投稿出来ませんでした。

なので、本日は2話分投稿します。2度目の投稿は1時を予定しています。


よろしくお願いします。


前話のあらすじ:

テスト開始1ヶ月。これまで2度の作業中止があった。

新たな日課となった準備体操を終え、会社に事前連絡を行う。

今回のテストは特別らしく、最初から部長+1がモニタリングする為に待機しているので、開始前に連絡する手筈となっていた。まあ、毎日あったテストを一週間中断して準備した以上、何かしら大きな進展がある筈。

最も、ほぼ毎回映像が変わっていたで、何が進捗した部分なのかが理解出来ない可能性もあるが。


駄目だ、緊張でおかしくなってる。

今回の様に、はっきりと『何かある』と判る様な準備と態勢では、緊張しない方がおかしい。

最初から見られているなんて、危険性ありなのか、大きな進展があるのか、せめてどちらなのか教えて欲しかった。


思考が空回ってループしかけている。

頭を振って覚悟決め、ヘッドマウントディスプレイをかける。今回のテスト用に用意された一品だ。

緊急連絡用に用意されていた音声通話を利用して、直接報告・指示を行うので新たに準備したらしい。大型でイヤホンマイクもはっきり判るゴテゴテした代物で、何か頭部保護っぽいプロテクターらしき部分もある。何かいつもより手厚い気がするけど、気のせいだよね?


「こちら中原、これよりテストを開始します」

通話機能のみを起動し、部長に連絡する。何気に初めてまともに喋った気がする。矢張り、緊張で思考が空回っているのだろうか?


「了解。こちらはモニタ出来ているので、実験を開始。AR機能を起動してください」

とうとう実験って言っちゃったよ部長。テスト工程じゃなくて、機能実験だと認めたよこの人。

『今更、判りきった事で騒がない』はい、申し訳ありません。すぐにAR機能を起動します。


部長指示の元、起動を確認、『お社』を視認すると、いつもの文字や靄に包まれた意味不明な映像ではなく、鮮明な『お社』が映し出された。

あれ、確か二度目の中止がこんな感じだった様な?でも何か違う気がする。部長からの中断指示もない。

嫌な予感もしないので、改めて観察する。薄ら光っているのか?そういえば、あの時は薄暗い感じだったから、今回とは少し違うな。


違いについて考察していると、部長から指示が下る。

「映像について報告してください」毎回不思議だけど、何故映像の報告が必要なのか?今回なんてリアルタイムでモニタリングしているのに。


気にはなるが、指示は指示だ。無茶な命令を受けている訳でもなし、きちんと口頭報告しよう。

「現在、『お社』が薄ら光って見えます。これまでの様な文字列等に埋もれた映像ではなく、クリアに見えます。」

報告中、一瞬映像が歪んだような気がしたが、続けて報告する。

「一瞬、映像が乱れた様に見えましたが、現在は安定しています。それにしても、今回の映像は温かく感じます。まるで『お社』から『後光』が差している様です」


そう報告した途端、薄ら光っていた『お社』が輝きだす。これ、はっきりと後光が差しているんですが?


「今回の実験は成功よ。よくやってくれたわ、ありがとう」

こちらが疑問に思っていると、大江部長の嬉しそうな声が聞こえる。

どうやら成功みたいだけど、そろそろ説明してくれないだろうか?イヤホンの向こうから伝わってくる喜びの感情に、何処か素直に共感出来ない自分がいた。

読んでくれた方がいれば、ありがとうございました。


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