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VR全盛時代だけど、ARも忘れないでください  作者: ライチ食べたい
第1章 ARシステム開発編(泥縄編)
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第7話

よろしくお願いします。


前話のあらすじ:

地元の友人に、会社への愚痴を聞いて貰った

配属初日から不安を覚える結果だった次の日。

昨日の話ではフィールドワークは無いと言われたのだが、今朝確認したらテスト依頼が複数届いていた。


履歴を確認すると、昨日既に送られてきていた様だ。あの二人の予想は外れたらしい。それにしても昨日の今日でこのレスポンス。相手は余程せっかちな性分らしい。

これは例のヤバい人、昨日来れなかった開発者の仕業だろうか?


とりあえず内容を確認する。確認したのだが、何だこれ、昨日と同じ場所で表示確認。詳細を報告しろって、昨日の今日で、何か変わったのか?

ベータ前の社内テストだって話だったけど、やっぱりこれ、まだまともに動く状態じゃなさそうだ。


だから部長は『開発期間もたっぷりある』って言ったのか。当たり前だよ、まだ開発初期状態なんだから。この状況で時間が無かったら失敗だよ。

まてよ、この会社出来て1年だぞ、ベータまでの残り1年と併せて2年間しか開発期間無いじゃねーか。社運をかけたプロジェクトなのに2年だけ、どこが期間たっぷりだ。

いや、そもそも2年間しかない事はすぐ気付けた筈。別件に気を取られて見落とした。

他に見落としはないか?デスマーチの件はおかしくは無いか、予定の半分近く使って初期状態なら、十分にあり得る。他に何か…


色々考え込むが、疑問が多くて切りが無い。どちらにしろ、今はやるべき事をやるしかない。考える事は後にして、先にテストを熟さなければ。幸い昨日と同じ内容なら、それ程時間はかからない筈。さっさと処理して、今回の事をゆっくり考えよう。


それにしても、同じテストならまた昨日の文字が見えるって事か。もうちょっと頑張って観察しないと、同じ報告を上げる事になるぞ。今後も同じ依頼が来そうだし、何かポイントを考えておかないと後が苦しくなりそうだ。


昨日二人が置いていった、会社貸与の車(自動運転AI付き)に乗り込み、移動先を指定するとテストに対する注視すべきポイントを考える事にした。

それにしても、ろくに説明が無いのに何でこっちで考えなければならないんだ。状況的に見れば、依頼を出す側が考えるべきなんじゃないのか?


考える事10分程度、つい愚痴が頭を過ぎり、考えが逸れるのを繰り返しながら、最初の目的地に到着する。結局決めた事は、昨日の文字を読み解く事だった。文字が列がとなり、文章の様に見えた気がする。重なっている上に色や模様もあり、時々歪むモノを観察するなら、時間がかかっても当然。詳細を求められている点から考えても、それ程外れていない筈。


昨日『ARグラスの映像は記録されています』と言われたが、別にいいよね。『文章はAGIで解析済み』とか言われるかもしれないけど、不要とは言われていないから、もう知らん。これで行こう。


予定(昨日聞いた希望的観測)が外れ、若干現実逃避気味になりながら、最初の目的地に到着したので早速テストを行う。記録された映像って、こっちでも確認出来ないものだろうか?後で報告書く時に使いたい。


この後で後藤に問い合わせする事に決め、昨日と同じくグラス越しに『お社』を確認すると、そこに移る筈の文字は無く、マーブル模様の靄に包まれた『お社』があった。


…昨日の今日で何をした、開発担当ども。

再び期待と異なる映像を見せられた事で、頭の中でニヤニヤ笑う竹崎と後藤に悪態を吐き、先ほど十分で考えたプランを丸めて投げ捨てた。

開発期間については2年以上掛けているので、部長は嘘をついていません。主人公が気付いていないだけです。話が進めば、説明回を投稿するかも知れません。

あと、やらかした開発担当は竹崎・後藤ではありません。主人公と顔合わせ済の開発担当だったので、心の中で八つ当たりされました。


読んでくれた方がいれば、ありがとうございました。


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