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詩集『詩の群れ』続編

『自由にイカれた末端階級』・・・『詩の群れ』から

『自由にイカれた末端階級』・・・『詩の群れ』から



俺かい、俺は階級の末端に居るよ、ずっとね、だろうだ。

そうか、それで、イカれることはなかったのかい、え?

勿論、階級の末端並みの、イカれかたをしているさ、だろうだ。

しかし、上流階級も、イカれることがあるらしいね、だろうだ。



そうだよ、階級なんて、関係ないさ、イカれる時は皆イカれちまうんだ、だろうだ。

しかし、どうも、その、イカれかたの、違いがある様でいてね、だろうだ。

そうなんだ、上流階級は、意識が、末端階級は、精神が、イカれる様なんだよ、だろうだ。

そうか、どちらにしても、生きるのに、必死な俺は、イカれた末端階級さ、だろうだ。



つまりは、自由にイカれた末端階級ってことで、イカれるのも、自由だろ、って話なんだよ、だろうだ。

そうさ、階級なんて関係ない、何事も、イカれることが自由なことには、勝てないんだよ、だろうだ。

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