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雑文恋愛「卒業式では泣けない。だって・・」  作者: ぽっち先生/監修俺
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魔法陣も結構大変

「さて、魔法の概略説明も済んだし今度は具体的な実践編だ。まず魔法陣の描画だが、今回これには砂を使う。いや、別に描画には何を使ってもいいんだが今回は魔法使いが砂を使えと言ったからな。砂を使う詳しい理由は俺も知らない。ただ、魔法使いと話た感じでは一応どちらの世界にも普遍的にある砂なら簡単に手に入るだろう程度の理由らしい。」

「砂ねぇ、まぁ学校には砂場もあるし、なんだったらホームセンターにも売っているしね。」

「えっ、砂が売ってるの?なんで?だって砂だよ?川や海に行けば幾らでも手に入るだろう?そんなのをわざわざ金を払って購入しなくちゃならない程こっちの世界では貴重なのか?」

彼女の説明にハーツは些かショックを受けたようだ。これは空気と水はどこでも手に入ると思っているこの国の国民性と似たようなものだろうか?もっとも今は水も水道水ではなくボトルで買う時代ではあるのだが。


「んーっ、驚くのはそこなの?と言うか海なんかに砂を取りに行ったら交通費と時間のロスでそっちの方がお金がかかるわ。」

「そっ、そうなのか・・。う~んっ、危なかったなぁ。あの魔法使いもその辺が駄目だめだよな。なんの為に事前調査で跳んだんだか。」

「えっ、その魔法使いってこっちの世界に来た事があるの?」

ハーツの言葉に彼女は驚く。彼女は今、向こうの世界へ行く為にハーツからその方法を教わっている最中なのだ。しかもそれはかなり面倒で、且つ時間的融通が利かないシロモノだった。だが魔法使いにはその常識は通用しないらしい。ここいら辺はさすがはその道のプロと言うべきなのか。いや、魔法使いのプロってなんだ?


さて、そんな彼女の問い掛けにハーツは嫌な事を思い出させるとでも言いたげな表情で答えた。

「えっ?ああっ、あるよ。あんときゃ色々準備に必要と言って王子に色々買わせていたからな。今から思うと殆どはあいつの嗜好品ばかりだったと思うんだけど、あんときゃ王子も俺もまだ召喚魔法をよく知らなかったからなぁ。必要だと言われれば準備しなくちゃと思ったんだ。くっ、結構金の融通が大変だったのに・・。金を借りるのにあちこちで頭を下げた俺のプライドは何だったんだか・・。」

「あなたって何でもやらされてたのね・・。と言うか、あなたと王子ってどうゆう関係なの?」

ハーツの苦労を労いつつも彼女は今頃になってとんでもない事を聞いてきた。本当に彼女はハーツに興味がないんだな。まぁ、今のハーツは人体模型だからそれも仕方がないか。

しかし、当の本人は気にしていないようだった。なので改めて説明を始めた。


「あれ?説明してなかったっけ?俺は王家に仕える羊飼いの家系なんだよ。まぁ、俺は八男なんだけどね。で、そうゆう関係でアルバート王子付きになったんだ。」

「八男・・、それはまた子沢山だこと。でも羊飼いって前に神の使徒だってあなた言ってなかった?」

「そうだよ、あーっそうか。うんっ、言い方が悪かったな。えーとこっちの世界で例えると神官みたいなもんかな。神父や牧師とはちょっと違う。あくまで王たちに神の言葉を伝える役が羊飼いなんだ。あーっ、だから巫女やシャーマンって言った方があんたにはしっくりくるか?」

「成程ね、うんっ、そっちの方が判りやすい。でもなら何で神官と名乗らないの?羊飼いなんて勘違いされちゃうんじゃない?」

「いや、そこは名称だからさ。伝統ってもんがあるんだよ。でもその話は今回はなしだ。話すと長くなるからな。」

「あーっ、はいはい。では続きをどうぞ。」

彼女は下手に突っ込んではまた話が脱線すると思ってハーツの言葉に素直に応じた。


「まぁ、俺の家もそこそこ名の通った名家なんだが、王様が亡くなられて王家がガタガタになったもんだから大変でな。だからアルバート王子にはなんとしても今回の戦争に勝ってもらって王家を立て直して貰わなきゃならない。その為にはあんたが向こうへ跳ぶ必要があるんだ。」

「なんだ、ストイックな使命感からやっているのかと思ったら結構利己的な理由があったのね。」

「なんだよ、家の為に色々やるのは当たり前な事だろう?」

「んーっ、そこは文化の違いかな?こっちの世界ではそこまで家という集団に思い入れはないと思うわ。特に若い人たちはね。いや、名家と呼ばれる家の方たちは結構そんなもんなのかしら?」

「ふっ、庶民と上流階級では守るものの価値や量が違うからな。あーっ、俺も庶民に生まれたかったぜ。何も背負わないお気楽な人生って楽で楽しいんだろうなぁ。」


バンっ!

ハーツの言葉に彼女はまたしてもバールでテーブルを叩く。だが当のハーツは彼女の怒りの意味が判らないようだ。


「うおっ、いきなりだな。なんだよ、俺、何か気に触ることを言ったか?」

「んーっ、ハーツは判らないんだ・・。はぁ、これが立ち位置の違いってやつなのねぇ。」

「なんだよ、変なやつだな。」

「で、砂を準備したら次は何をするの?」

これは話しあってもお互い理解するのに時間がかかると踏んだ彼女はハーツに説明を続けるように促がした。


「あっ、えーと、今回の転移に使う魔法陣は大体5メートルくらいの大きさになる。なので最終的にここで描く時は机なんかを片す必要があるな。でも練習で描くやつは10メートルくらいあるからどこか人目の付かない広い場所を見つけておいてくれ。」

「10メートル?本番用より練習用の方が大きいの?」

「そりゃそうさ、だってその方が描きやすいだろう?描画誤差だって大きく描いた方が幅が広く取れるからな。」

「あっ、そうゆう意味ね。」

魔法陣のサイズの違いに彼女は納得した。まぁ、それでも5メートルは小さくない。この部屋にその大きさで描くとなるとテーブルや棚などを全部片さなくてはならないだろう。しかもノートに描かれた魔法陣を見る限り、5メートサイズに拡大しても結構な量の描画を細かく描く必要があると彼女は思った。


「練習用の魔法陣はもっと簡単だから安心してくれ。それに慣れれば割と要領よく描けるもんだから。王子だって俺を送り出した魔法陣を描くのに1週間くらい練習しただけで描いていたからな。魔法陣は所詮模様だ。だから絵心は必要ないんだ。そこは安心していいよ。」

「あなた、私の美術の成績を知ってるの?」

「いや、知らないけどさ。でも大抵のやつはそんなに絵を描く機会なんてないだろう?あっ、それともあんた同人誌とか描いちゃう人なの?」

「描きませんっ!いや、出来れば描いてみたいなぁなんて思うこともあるけどさ・・。」

彼女は突然ハーツの口から同人誌などというワードが飛び出してきた事に狼狽する。まぁ、その動揺振りから彼女が読んでいる同人誌のジャンルを推測してはいけない。多分確実にバールが飛んでくるだろうから・・。


「さて、そうは言っても本番用の魔法陣はちょっと作動条件が厳しくてな。まず文様はさっきも言ったが砂で描く事になってる。しかも文様の文字や部位によって色分けした砂を使わなくちゃならない。」

「色分けした砂か・・、ねぇ、ペンキで描いちゃ駄目なの?」

「魔法使いが砂で描けって言ってるんだから駄目なんじゃないのか?あんただって跳んだ先が別の異世界でしたなんて事になったら嫌だろう?」

「うっ、まぁそうね。」

ハーツのもっともな指摘に彼女は納得する。


「まぁ、使う砂や色付けする顔料なんかはあまり制約が無いらしいのがせめてもの救いだな。青はラビズラズリでないと絶対駄目なんて事だったら材料を集めるだけで一苦労だぜ?と言うか高くて手にはいらねぇよ。」

「あーっ、ラビズラズリね。でも昔はともかく今はそこそこの値段で買えるらしいわよ。まぁ、そこそことは言っても結構な値段らしいけど。」

「えっ?あーっ、そうだった。こっちの世界では時間軸が進んでいるから物流が発達していたんだっけな。忘れてたぜ。」

「砂の色付けは絵の具でいいのかなぁ。種類としては青と赤と白と黄色かぁ。」

彼女はノートに描かれている魔法陣に注訳として付いている色指定の文字を読み確認した。


「いや、黒もあるよ。」

「あっ、そうか。描かれている絵が黒一色だから忘れていたわ。でも色指定の無いところもあるわよ?ここは色付けなしでいいの?」

「ああ、構わない。だから全部で用意する色は5色だ。特に青と黒は大量に使うから気を付けてくれ。」

「んーっ、この量だとペンキを買った方が安いかなぁ。」

「そこら辺は任せるよ。ただ色合いを確認したいから最初にサンプルを用意してくれ。既存の色で合えばいいが少し違う場合は調整する必要があるから。」

「形よりも色合いの方が重要なんだ・・。」

「まぁな、古来より色には想いが乗り移ると言われているからな。こっちの世界にもあるだろう?悪は黒で善は白とか。」

「あーっ、そうゆう意味ね。成程。で、次は?」

ハーツの説明に納得した彼女は次の説明を促がした。


「砂と顔料が準備できたら後は描くだけだ。基本魔法陣ってのは幾重もの円の中に発動させたい魔法の呪文を描いて行くスタイルだ。だから下手でもいいけどスペルは間違えないでくれよ。」

「文字ねぇ。そう言えばこのノートの魔法陣に使われている文字って古代ガレリア語じゃないわよね?」

「おっ、気付いたか。俺も詳しくは知らないんだがガレリアよりずーっと昔に栄えたアトランダムとか言う文明が使っていた文字の亜種らしい。魔法使いが言っていたよ。」

「はははっ、すごいね。ちゃんと異世界にも歴史があるんだ。」

「当然さ。中世欧州風なんてくくりでひとまとめにしている妄想の産物とは違うんだからな。」

「はいはい、その件は妄想作家たちに直接言って頂戴。でも、いざ描くとなるとこの量は結構大変ねぇ。1時間、いや2時間くらいかかるかも。」

彼女は魔法陣の円の中にびっしりと描かれている文字の量に少しうんざりしたようだ。だがそんな彼女にハーツは安心材料を提供した。


「魔法陣の描画時間に関しては気にしなくていい。別に跳ぶ直前に描かなきゃならないものではないからな。前日に描いておいてもいいんだ。」

「あっ、そうなの?なら安心ね。でもそうなると備品保管庫を封鎖しとかないと駄目だな。まっ、卒業式前後に備品保管庫に来る人はいないか。」

「それに関しても安心してくれ。俺の魔法で誤魔化せるから。」

「えっ、ハーツったらそんな事ができるの?」

ハーツの発言に彼女は驚く。だがハーツはそれを予期していたようだ。


「さっき俺は魔法使いの下で勉強させられたって言わなかったっけ?」

「あっ、そうだった。興味がないんで忘れてたわ。」

「くっ、つくづくあんたは俺に対する扱いが酷いな。まぁいい。次にいくぞ。」

「はい、どうぞ。」


「魔法陣の準備が出来たら次は呪文だ。この呪文が無ければ魔法陣なんかただの絵でしかないからな。なので、魔法陣を発動させる最終シーケンスが呪文となる。これからその呪文を教えるから唱和してみてくれ。」

「判ったわ。でも難しいんじゃないの?私、ガレリア語は判るけど発音は微妙かも知れないのよ。」

「そうなのか?まぁ全くの出鱈目じゃ駄目だがある程度なら補正がかかるはずだ。呪文なんて要は魔法を発動させる切っ掛けだからな。だから魔法使いでも無詠唱で魔法を発動させるやつもいるよ。」

「あーっ、ますます中2設定だ・・。」

「ほら、それじゃ教えるぞ。テクニカ、テクニク、しゃらんらぁ~。魔法陣さん、私を異世界へ連れてってっ!ほいっ、言ってみな。」

「・・。」

ハーツが唱えた呪文に彼女はすごい抵抗を覚えた。その為無言となる。でもハーツは彼女が黙り込んだ理由を別の事だと思ったようだ。


「なんだ?覚えられなかったのか?そんなに難しいワードは使われていないと思うんだが?」

「ハーツ・・、あなた私をからかっていないわよね?」

「からかう?なんで?」

彼女の躊躇いを理解していないハーツは、逆に彼女へ質問してくる。


「くっ、まさか中2設定から魔女っこ設定に跳ぶとは思わなかったわ・・。」

「あっ、もしかして魔法が発動しないか心配だったのか?うんっ、それは大丈夫だよ。そもそもこの呪文ってポーズとセットだからさ。呪文と共にポーズをとらないと発動しないらしいんだ。」

ハーツの発言に彼女は更に追い詰められる。もしかしたら最終的にひらひらしたピンクのドレスを着るように言われるかも知れない。当然髪には大きなリボンだ。


「呪文とポーズ・・。もしかして誰かに代わってお仕置きよとか言うの?」

「なんだそれ?いや、そうじゃなくて呪文を唱えながら魔法の杖をこう、ぐるりと回して体を一回転させる。そして最後の決めセリフ部分は杖を魔法陣の中央に向けてウインクしながら言うんだ。」

「・・、やっぱりあれって決めセリフなんだ・・。」

セリフだけでなくパフォーマンスまでしなくてはならないと知った彼女はがくりと肩を落として目の前のテーブルに両手を着く。そんな彼女にハーツが追い討ちを掛けてきた。


「魔法の杖は別に何でもいいらしいんだが、なんか先端に星が付いていると最高らしい。でも今は練習だからそこら辺の棒で代用しようぜ。」

「魔法のステッキもいるんかいっ!だけど安心してっ!玩具屋で売ってるからっ!いえ、家の押入れを探せば多分昔買って貰ったやつがあるはずだからっ!」

ハーツの言葉に彼女は逆キレしたかのように訴えた。いや、これは逆ギレではなく居直りか?でも女の子なんだから魔法のステッキを持っていても別に恥ずかしくはないと思うのだが?だが、そんな乙女の羞恥心もハーツには届かなかったようだ。


「あっ、そうなのか?それは僥倖だな。へぇ魔法の杖を持っているなんて結構この世界も魔法が普及していたのかぁ。」

「していないっ!どうせ私が持っているのはパッチモンよっ!でもあの頃はそれでも欲しかったのよっ!」

そう言うと、とうとう彼女はテーブルに顔を突っ伏してしまった。なので表情は見えないが髪の間に見え隠れする耳は真っ赤である。

そんな彼女の複雑な心境を理解できないハーツは何故彼女がこんな反応をしたのかが判らず、側でおろおろするだけだった。


「なんだ?どうした?腹でも痛くなったのか?便所に行った方がよくないか?あまり我慢すると体に悪いぞ?」

これはハーツなりの思いやりなのだろうが、如何に人体模型の姿とはいえ年頃の女の子にトイレで糞をして来いと言うのは如何なものか。なので次の彼女の行動は真っ当なものだった。


「誰が行くかーっ!」

ほら、怒られた。


その後、彼女は30分ほどハーツの指導の下、呪文とポーズの練習をした。だがそのこと如くにハーツの駄目だしが出る。


「ほら、そこっ!ウインクと合わせて舌もちょろっと出すっ!」

「あーっ、駄目だめっ!ステッキを魔法陣に向ける時は空いた方の手は上に挙げてっ!手の平は大きく開いてっ!」

「あっ、今のは結構良かったぞっ!なんだ?もしかして段々昔を思い出してきたのか?」

「う~んっ、回転する時はスカートをもっとひらひらさせた方がいいはずなんだけどなぁ。」

「はい、決めポーズを取ったら魔法陣が発動するまで暫く動かないっ!」

これは傍から見たらアイドルグループの歌の振り付け風景のようにも見えなくは無いが、実際は魔法少女の決めポーズの練習だった。なので彼女は途中で何度も心が折れる。その度にハーツの叱責が飛んだ。


「どうしたっていうんだっ!この程度の事も出来ないようでは向こうに行っても王子の足手まといになるだけだぞっ!そもそもこのポーズだって魔法使いが特別にあんたにも出来る様にと簡略化してくれたんだ。これが出来ないようでは異世界へ跳ぶなんて夢のまた夢だぜっ!」

そんなハーツの言葉に彼女は気を奮い立たせて立ち上がる。だが、思わず恨み言が口を付いた。


「くっ、これって絶対魔法使いの趣味だわ・・。魔法使いってこっちの世界に来ていたって言ったけど、アキバに染まったのね・・。」

成程、そうゆう訳があったのか。なんとも駄目だめな趣味だが多分彼女の予想は当たっていると思う。なんせこうゆう時の女の勘は鋭いからね。


さて、そんな羞恥プレイを続けていると退校時間を知らせるチャイムが校内に流れ出した。それを期に本日の特訓は終了となった。


「おっ、もうそんな時間か。仕方がない、今日はここまでにしよう。何、初めてにしちゃあんたは良い線いってたよ。だから明日からも頑張ろうな。」

羞恥プレイの終了を告げるハーツの声に彼女はがくりと肩を落として床に座り込む。だがそんな彼女にハーツは更に追い討ちを掛けてきた。


「まっ、まだ時間はたっぷりある。練習あるのみさ。でも家でも練習しておけよ。うんっ、練習は裏切らないからな。大きな目標に向けてあの夕日に向って駆け出そうっ!」

いや、ハーツよ。秋口ならともかく、夏真っ盛りの今はまだ日も高いぞ?お前は熱血漫画の読み過ぎじゃないのか?

はい、彼女のダメージが思いのほか大きいようなので私が代わりに突っ込みました。それではみなさんまた明日。

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