表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋愛ゲームのような世界  作者: うらく
2/7

転校

ゲームやアニメだと転校というのは一大イベントの一つだが、実際はそんな大層なものではない。ただ新しく生徒が増える。それだけだ………それだけなのだが

「今日、転校生が来るんだってな、美少女だといいなぁ」

「俺は巨乳」

「ほんと、男子はこれだから。でも私はイケメンがいいなぁ」

「私も〜」

廊下から聞こえる声はゲームやアニメのようなざわめきで溢れていた。

転校ってこんなだっけ、こんか盛り上がるヤツだっけ。

田舎だからか。

「はいはい、静かに。転校生が入り辛いでしょ。神野君、入ってきて」

「はい」

入ると

「なんだよ、男かよー」

「可もなく不可もなくって感じ」

盛り上がったのはいいが、散々な歓迎である。

「さあ神野君、自己紹介をお願い」

「神野光輝です。今日からよろしくお願いします」

「神野君はおじいさんの家からしばらくこの学校に通うらしいから皆、仲良くしなさいよ。席はそうね。あそこの空いてる席に座って貰える」

「はい」

指された席は窓側の隣か。

まあ、後ろの方だしいいか。

窓の席を見ると黒髪の美少女がつまらなさそうに窓を眺めていた。

「よろしく」

「………」

聞こえてないかのように彼女は窓を眺めていた。

軽くショックを受けたが、朝礼の終了と共にそれはかき消された。














評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ