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プロローグ

S県立戸川高等学校では、生徒会長選挙が行われていた。

が、普段陰キャでコミュ障な小鳥遊たかなし翔太は、なぜか生徒会長に当選してしまう...

生徒会長選挙

「2020年度、戸川高等学校の生徒会長は....」

息もできないような緊張の中

一人の少年がただひたすら祈っていた

小鳥遊たかなし翔太さんが当選いたしました!』

「.......へ? 俺!?」

その瞬間、一人の少年の学校生活が一変した。


この俺、小鳥遊翔太が通っているS県県立戸川高等学校は、いたって平凡な学校である...『と言いたい』。

二年生もそろそろ終わるころ、俺はこの学校で二年間も過ごしてきて、いい思い出があったと思ったことは一度もない。こんな曲者揃いの学校嫌だ、ただそれだけである。

俺が通っているこの学校には、本当に曲者しかいない。 曲者ものというか、陽キャだ。この陽キャってのが単純な陽キャならいいんだ。そう単純ならいいんだ。誰もが思い描くような学園生活をエンジョイする奴、だったらいいんだけど...

「よぉーう小鳥遊さぁーん!いや、新生徒会長というべきかぁ~!とりあえず、当選おめでとさん。」

「お、おう。あ、ありがとな...」

「次の生徒会長がそんな感じでいーのかよ~ ま、がんばれよ!」

ポンッと肩を叩いて廊下を駆け抜けていくやつ、あれは確か、隣のクラスの白石 鴇高ときたかってやつだ。帰り道が同じで何回か駅でばったり会ったことがあるが、学校で声をかけられることはなかった。普段声掛けられたことない奴に肩叩かれるのって、なんか変な感覚だな。

俺のことを見ている奴...まあ誰もいないと思うが、ならもう若干わかっているんじゃないのか?

そう...   俺はこの学校で断トツの 『 陰キャ 』 だ。

陰キャがなぜ生徒会長に立候補したのかは、またあとで話そう。今はとりあえず目の前にある問題を解決しなきゃいけない。問題というのは、この学校の生徒皆がものすごい目で見てくる、この廊下を通り抜けなければならないということである。

正直言って、問題はこれだけではない。これから生徒会長としていろいろな仕事もやらないといけないし、そして一番の問題は....

「これからほかの生徒会役員ともいっしょにならないといけないのか...正直、本当はそんなにやる気じゃなかったんだよな...生徒会長」

そこまで思うのだったら、最初から立候補などするべきではないと思うのだが。まあ立候補した理由は後だ。


この作品の題名から察してくれているとは思うが、

この男、小鳥遊 翔太は陰キャでもあり、コミュ障でもあるのだ。

なんとまぁ残念な奴が生徒会長になったものだ、いったい何で皆彼に投票をしたのだろうか、やっぱり陰キャ(オモチャ)として遊んでいたのだろうか...

まあいい、今こんなに考えを巡らせている時間はない、彼は早く廊下を渡らなければいけない。


そして、小鳥遊が廊下を歩こうとしたその瞬間


「○×◇でさぁ、それが面白くって...ってあれ?生徒会長じゃね?」


廊下にいた誰よりも早く、誰よりも目立つ服装である金髪にピアスも開け、かるーく化粧もして携帯をいじりながら友人らしき人物とおしゃべりしている最中の奴に彼は気付かれた。


あ、やべ スタートからヤバい奴に気付かれてしまった。さてどうするか。俺はまともに会話できるような人間でもないし、まともに会話せずに通り過ぎてしまえば、「何だこのくそ陰キャ会長」などと裏で陰口をたたかれてしまう。...まあいい、その時はその時だ。今はとりあえず、声がかかってくるか見てみよう。


小鳥遊がゆっくり、その金髪ピアスの前を通り過ぎようとする。もちろん、それを金髪ピアスが許すはずもなく


「おいおい会長、何無言で通り過ぎようとしてんだよ。誰がお前に一票あげたのかわかってんのか?」

「う...えと、、誰ですか?」

「俺だよ俺、この善知鳥うとう様だよ。 新しい生徒会長は恩っていうもんも知らねえのかよ、お礼の一つくらい言えや。」

ボンッッ 

壁を殴る音だ。小鳥遊は、まさかこのタイミングで人生初壁ドンが来るとは思ってもいなかっただろう。

「うっ、す、すみません!投票ありがとうございました!」

「そう、それでいいんだよ。じゃ。」

言いたいことはもうなくなったのだろうか、金髪善知鳥はスタスタと教室へ戻って行った。


はあ、こんなんじゃこれからの学校生活が見えてこない...まったく、あの善知鳥とかいう奴もどうにかしないといけないと考えると頭が痛い...

そういえば、あの金髪のことはもういいが、俺今どれだけ廊下歩いたっけ?確か全然歩いていないような気がする。   やべ


小鳥遊の前には、コミュ障としては、絶対に見たくも通りたくもない光景が、まだまだ広がっていた。



「こんなのが続くのか...」心の声が漏れてしまう。




この廊下はまだまだチュートリアルの最中とも考えていい。ほんの序の口だ。




小鳥遊の学校生活は、どんどん激変していく。

『他の生徒会役員(くせもの)』によって...

初投稿です。投稿ペースもだいぶ遅いと思います。

小説を書くのは初めてです、文章力が欠けているところもあると思うのでどうかそこら辺は、温かい目で見てやってください。あと、語彙力もかけています笑

キャラの設定や、舞台である高校の設定など、いろいろ安定しないかもしれませんが、お許しください!

ただ、みなさん(見てくれる人いるかわからないけど)が、見ていて面白いて思える作品をかけるよう、努力します!

これから、宜しくお願いします!!

あと、決して陽キャを嫌っているわけではありません。

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