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タイトルだけで駄文と分かるシリーズ

もしかするとなろうの底辺越えは、陸自レンジャー資格くらい厳しいのかもしれない。

作者: 先任底辺

ようこそ、なろうの地獄の底によく来たな!私はこのなろう底辺地獄の先任底辺、黒井のオッサンだ!おい、そこの貴様、この茶番の匂いがプンプンしやがるクソエッセイを開いた貴様、そう貴様だ!


私は言われなくても分かるぞ、貴様は作家先生に憧れるワナビ、もしくは自分の話を誰かに見せたいエンジョイ底辺だな?


何故そうだと分かるって?そんなものは簡単だ、タイトルに『底辺』と書かれていれば、なんの役にも立たんであろうクソエッセイでも、ホイホイ開いてしまうのが底辺の悲しい習性の一つだからだ!


仮に違ったとしても、貴様は他のきちんとした作品を読まず、わざわざ底辺以下のクソエッセイを開いているんだろう?だとしたら貴様は何処かに底辺と同じ物を持っている証拠だ。


貴様がそれだけ底辺が好きなのなら、心優しい私が貴様を今日から栄誉あるなろう底辺住民にしてやろう。


底辺仲間になった感想はどうだっ?嬉しいだろうっ!?


なんだとっ、そんなもん嬉しくないし、おっさんが勝手なことを言うな?よぉし、貴様はイキが良くて大変結構だ、だが貴様の意見は私の話の後で聞いてやる。


今から貴様に先任底辺である私がここのルールを説明してやる、耳をかっぽじってお行儀よく聞くんだぞ?


いいか、このクソエッセイを読む間の返事は「ハイ」ではなく「底辺」だ、元気よく「底辺」だ!分かったら、今更ブラウザバックなどせず、さっさと諦めて続きを読むがいい!


ここに来た底辺諸君、クソエッセイへ突っ込む覚悟はいいな?私はもう出来ているぞ、さぁクソエッセイを始めるぞ!貴様ら返事はどうした!?底辺だ!元気よく底辺だ!さあ、行くぞ!全員突撃ィ!


えぇ、わかっています、すいません深夜のテンションで調子に乗りました。


駄文を書きたい病でいつもの発作です、まごうことなきクソエッセイです。


私も十分にこの茶番はアカンって分かっていますので、貴方が手に握りしめている石はそっと捨てるか、どうしても全力で投げたいと思ったら、読んだ後に感想欄に向けて遠慮無く投げてください。


さて、なんでこんなものを書いたかと言いますと、先日人様から聞いた話で、陸上自衛隊のエリートさん、空挺レンジャー資格を持っておられる自衛官の割合って約8%と聞いたのです。


その時はね、あんな厳しい試験を乗り越えるのだから、やはりそのくらいだよなぁと納得したんですが、しばらくしたある日、どっかで似たような数字を聞いたなと思い出したのですよ。


それはなろうの底辺超え、ブクマ100件の壁を超えられる人たちの比率でした。


この数字の根拠は有志の皆さんが調べたエッセイで発表しており、時期などで多少の振れ幅がありますけど、そういった調査結果を見るにだいたい8%前後という感じですね、こうやって改めて書き出すとブクマ100件って、案外過酷なものだと思いませんか?


レンジャー試験は人間の極限まで肉体と精神の限界に挑む荒行ですが、そこには志を共にする仲間がおり、全員で助け合いクリアを目指す試験で、互いにバディとなったら最後、文字通り一蓮托生といった感じでしょう。


それと比べれば、なろう投稿者、特に底辺というのは往々にして孤独な作業と言えます。


まぁ他の作家さんと仲良くすればいいのですが、それすらも相手の評価と自分のそれを比べてしまう蟲毒な部分が、自らの精神を蝕む毒が存在すると思います。


レンジャー試験は肉体的な飢餓状態を耐えながら試験を行いますが、それでも自らの誇りを掛けて志願する試験ですが、なろうの投稿も底辺で飢餓を耐えなければなりません。


135万人の登録者が居ると言われるなろうで、レビューはおろか感想も評価もブクマも全く無く、下手するとプレビューすら殆ど無い状況で、己の心を奮い立たせなければならない、それは精神的な飢餓状態といえるでしょう。


ですがそれでもなろうの投稿は、誰かに投稿白と命令されてやっている人など居ないでしょうし、やはりなろうの投稿も自らが選んで足を踏み入れた試練、だとすれば自らの掲げる誇りや思いがなければ、容易に心は折れてしまうと思うのです。


レンジャーとなろう投稿、どちらも誰かに強制されるでもなく、どちらも自らが志すモノで自ら志願して望むものなので、何が起ころうと自らが選んだ結果であるのは一緒だと思います。


なろうは誰もが自由に生きている素晴らしい世界、放っておいても作品を書く志願者がいくらでも居るんですから、誰も最初は貴方の作品など期待していないし、続くかも解らない作品を求めません。


貴方の気持ちや作品に費やした努力なんてのは、ネットの向こうの読者には殆ど見えないんですよ、それに頑張ってるのは貴方だけではないし、他の作者も当然努力をしています。


学校ならまじめに授業を受ければ評価されます、会社なら毎日行くだけでも勤続年数を表彰されるでしょう、働けば多寡はありますがお金も貰えます。


ですが、なろうはリアルとは違います、物語を書いても評価や感想を頂ける方が稀な世界です。


実力が伴わなければ、例え毎日投稿しても放置され、よしんば実力があっても読者を作品まで引き込む宣伝方法を考えなければならないし、そこまでしても運がなければ浮かび上がれない。


まさになろうは実力と運だけがモノ言う厳しい世界、だからこそ不正をする馬鹿も現れるのです。


例えば複数アカウントや、相互評価などを行えばランキングは割と簡単に操作できますが、そんなランキングを作品を探す指標としている読者は、なろうに多く存在しています。


その事に目を付けたリアルなろう主とも呼べる不正者、彼らが引き起こしたランキング詐欺はなろうを震撼させました。


テンプレチート物語が流行るなろうでテンプレチートを書き、リアルでも不正をするスタイルは既に確立しており、定期的に現れる承認欲求に囚われた厚顔無恥な精神は、リアルなろう主らしくてウケが良いのか、実際その手法でデビューしたのではないかと言われる方もいます。


チートに縋りたくなる気持ちも解らないではありませんが、わざわざ不正してまでデビューした人の多くは実力が伴わず、デビュー後の結果は散々なものだと聞きました。


読者は馬鹿ではないですから、不正をしても実力がなければ不正に気付づくでしょうし、別ネットサイトでは、不正したと思われる作者をおもちゃにするような人まで現れますから、貴方が承認欲求の化け物でも無い限り、不正に手を染めるのは止めた方が良いと思います。


読者が求める物を究極的に言えば、作品という結果だけ、ランキングに乗らないものはほぼ無価値、作品が面白ければ読者は応援してくれるし、気に入らなければ批判をして、それすらもする気が起きない程につまらないと感じたら作品を読みにも来ない、このような読者全体の心理を群体として作者側から見れば、読者側が身勝手に見えるかもしれません。


そう貴方が思うなら、こんな奴らに振り回されたくないと気軽に止めるのも勝手、嫌なら投稿なんてやらなきゃいい、そっと自分のPCの中で完結させればいいんです。


ブクマって、ただの数字じゃないんですよ、ブクマ1件、たった2ポイントの数字の裏には貴方と同じ人間、現実に生きる人がいるし、感想一つでも勇気を出して書いている方だって居ます。


だとすれば、つまらない、ありきたり、読みにくい作品を読めとはいえないし、面白い作品を読みたいと選ぶ権利だって読者にあると思います。


たった十万文字も書いていない内から評価がない、批判に心が折れた等と言うのであれば、直ぐにでも辞めてしまっても良い、なろうには貴方を止めるものなど何もありません。


ですがもし、作品に少数でも評価やブクマがあるのなら、誰かが貴方の作品を楽しんでいて続きを待っているんですよ、その全ては貴方に期待して応援してくれる人が居る証です。


それでも心が折れたというのであれば、期待を裏切って筆を投げ捨てても誰も責めはしませんが、貴方自身の心に挫折の二文字が刻まれると思います。


貴方が書いた物語が仮に0ポイントだとすると、自分の作品は読者から求められていない、そう思うかもしれませんが、それは間違いかも知れません、貴方の見つめる画面の向こうには、貴方の読者となってくれる人が、沢山の人が待っている可能性が存在します。


ですが無評価が辛くて、その存在を見えないと言うのであれば、そのまま目を逸らしても問題はありません、自分の作品の価値を決めるのは他ならぬ貴方自身です。


作品が読まれず悔しいならいくらでも修正すればいい、自分の考える文字を磨けばいい、自分の考える展開で黙らせればいい、それだけの実力を身に付ければいい。


誰かに思いを届けるため希望を胸に筆を取ったのならば、それを為すまで諦めていいのか折れかけた自らの心に問いかけてみましょう、そして心の底に情熱少しでも残っているのならば、貴方は未だ諦める時ではないんです。


先程から厳しい事ばかり書いていますが、この全ては私がなろうに足を踏み入れた日から、常に自らへ言い聞かせている言葉でもあります。


こうした根性論じみた考えって、今の世の中じゃ古臭いかもしれませんが、世の中の多くの人に認められずとも誰かの思いに応え、誰かの為に自分を奮い立たせることが出来る人になりたい、そう私は思っていますから、やっぱり誰かに思いを伝えたいと文字にしたのです。


底辺を越えれないと愚痴っているなら、どうすれば自分の伝えたいことが伝わるか考え、作品を批判されて悔しかったら何度でも考えて直し、0ポイントでも沢山の先達が残してくれた情報から学ぶ事が出来ます。


そう、貴方が作品を書くことを諦めない限り、貴方には無限の可能性があるんです。


例え評価が0ポイントでも、貴方の作品を見てくれる人が居る、なろうでは一度も開かれなかった物語なんて無い、そう私は思います。


無限の可能性があると聞いて心が震えない、そういう貴方は早々にやめてしまったほうがいいでしょう、どうせ批判で心折れるだけで得るものなど何もありません。


多くの方が敬意を感じるレンジャー徽章と比べれば、なろうの底辺越えなんて小さな証、世間的には何の意味も無い無価値な証でしょうが、それでも8%の壁を超えた先、絶望的な壁を乗り越えた事実は、貴方の人生に大きな意味を与えてくれると思います。


だから地獄を越えてください、積み重ねた努力はけして貴方を裏切らないし、受けた批判の悔しさが貴方を強くして、受けた声援の暖かさは貴方に優しさを教え、目標に向かって努力する事は貴方を大きくしてくれるでしょう。


折角貴重な余暇を使って長い時間を掛けて投稿するんです、せめて底辺が地獄なら楽しんで征きましょう?底辺で得たものだって、気持ち次第で宝物にだってなるんですよ。


などと先任底辺のおっさんが、この地獄へ来たニュービーに先輩風を吹かせてエールを送りたいと、こんなエッセイを書いたので、皆様が手に持った様々な(かんそう)は感想欄にお気軽にどうぞ。


ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 底辺っ!(敬礼しながら) 自分の想いを代弁していただけたようで、底辺ながら救われた気持ちになりました。 すこしでも反応をいただけた作品は消すつもりになれず、打ち切りもしないで続けている現状…
[一言] 偶然目に止まって、楽しく読ませていただきました! 正直、このエッセイ読まなかったら、100件のお気に入り 件数の意味を知らないままでした・・・ 自分の投稿している作品で、100件ちょっとの…
[一言] 教官殿! ブクマ100件を超えた報告に参りました! こつこつやっててよかったです。
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