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第八十三話 「パーティー」

‥…全然かけない‥‥…やばい類のスランプだ‥…それでもどうにかこうにか書けましたので、投稿です。

二週間投稿、間に合わず、申し訳ございませんでした。‥‥台風、凄いですね‥‥皆さんもお気を付け下さい。


部屋へと戻り、予想通りの届いていた物を確認し、装備を確認した後、俺は学院にある迷宮に入るためのゲートへと向かったのだが、


「どうしてお前らがいるんだ?」


そこには、俺のパーティーメンバーであるティア、レオン、・・・の全員が揃っていた。


「あら、私たちは貴方のパーティーメンバーよ? 一人で行かせると無理しそうなのが分かる人を一人でいかせるわけないでしょ?」


「・・・」


ヴァルプルギス魔法学院の迷宮への入り口であるゲートの前で待ち構えていたティア達に尋ねると、ティアが代表して答えてきた。そして、ティアのその言葉にレオンとフェイは頷いていて、俺は何も言えなかったが、ようは俺一人だと確実に無茶するだろうと予想し、しかしレティス達は無理なので代わりに自分達がと言うことなのだろう。だが、正直に言ってティアたちの存在は今回に限っては俺にとっては、邪魔でしかない。


「その心意気は嬉しいが」


「私たちは弱いからダメって言うんでしょ?」


俺が言おうとしていたことを予想していたのかそれとも出来ていたのだろう、ティアは先手を打ってきた。だがそれでもそれが事実なので俺は沈黙するしかなかった。しかしそんな俺を見てもティアたちは諦めるつもりは全くないようだった。


「ええ、私達は弱い。それは紛れもない事実よ。実際、貴方に鍛えられたお陰で出会った時以上の力を身に着ける事が出来た。だからこそ、届かないけど何となく分かる。シルバー、貴方はいま死んでも助けようとしている様に見えるけど、それは違うかしら?」


「‥‥ああ。俺は死んでもエル(大切な者)を助ける。それは絶対だ。だから」


ついて来るな(邪魔をするな)、俺はそう言おうとした時、身体強化魔法を使ったのだろう、目の前に移動してきたティアが右手で俺の頬を力いっぱい平手で叩いた。

パァンッ! と気持ち良い位の快音が辺りに響き、俺は反射的に叩かれた頬を押さえる。正直言って俺は内心で肝を冷やした。


(あぶねぇ、今の平手…!)


何せ、今の平手は身体強化魔法を纏って放たれていたので、タイミングを合わせて顔を動かして軽減していなければ脳震盪を起こすだけにとどまらず、気絶する事もあり得る程の強さだった。

まあ、幸い頭がぶっ飛ぶんでいくほどの威力では無かったので、その辺りはティアが制御したという事なのだろうが。


「ふん、やっぱりレオンを気絶させれる程度じゃ、アンタを気絶させられないか」


一方の身体強化魔法を纏った状態で人様の頬を叩くだけでなく、()()()()()()()()()()()()ティアは少しばかり残念さを表情に見地ませながら言った感じだった。だがそこでティアに対してレオンが抗議の声を上げる。


「おい、ちょっと待て。なにサラッと俺を一発で気絶させる専用技みたいなのを編み出してんだっ!?」


「え? だってアンタ、私にとっていい感じ(切るの)に練習相手じゃないの?」


「いま明らかに不穏な箇所を伏せて言っただろ!?」


「何よ、事実を言ったまでじゃない!」


「なにをっ!」


「なによ!」


と、何故かいつの間にやら俺を放置していつもの二人の喧嘩が始まり、あっという間に俺は外野へと変わってしまい、ティアとレオンは何時のも俺も見慣れてしまった? 喧嘩を見ていると喧嘩をする二人を微笑まし気な笑みを浮かべながら俺の隣に立った。


「アレは、どういうつもりなんだ?」


「ああ、気にしないで。何時もの仲の良い兄弟げんかみたいなものだから。でも僕たちは本当に着いて行くこれは何と言われようと曲げないからね」


何時もの喧嘩の様子を見つつフェイはそんな事を言い、それでもフェイの声音から分かったが…フェイも、ティアたちと同じく本気だ。本気で死ぬかもしれない姿も見た事も無い敵が作り出した迷宮へと付いて来ようとしているのだ。


「どうしてだ? どうして死ぬかもしれない俺に付いて来る?」


「まあ、死に行くような奴を押しとどめるって意味もあるけど、一番は君に死んでほしくないのさ、僕達は」


「フェイ…」


「まあ、僕が二人を止める苦労がしたくないってのが半分あるけどね?」


「結構な割合だな…」


予想は十分のニ、三割ほどかと思っていたのだが、その倍以上の五割であったことに俺は思わず苦笑いを浮かべる他なく、そうしている間もティアとレオンの喧嘩は続いた。

そして数分後、決着はついた。


「ぜぇ‥‥はぁ…ぜぇ…くそっ!」


「ふう、動きは良くなっているけど。まだまだね?」


レオンの攻撃を全て避けきり、スタミナ切れでレオンが倒れ込んだことによるティアの勝利という形で。

そして、ティアとレオンの決着がつくのを見届け、レオンが息を整えて立ち上がり、そして三人ともが『絶対に着いて行く』と目には見えないが覚悟が見えた気がして、俺を俺も一つの覚悟を決める、いや決めた。


「分かった。そこまで言うなら連れて行こう。だが後悔しても遅いぞ?」


「へ、なに言ってやがる…そんなコイツ(ティア)に比べれば怖くないぜガハッ!」


「後で、殴るわよ?」


「もう…殴ってるじゃねえか…っ」


「っと、まあこんな感じだけど。ちゃんと最低限の自分の身を守れるくらいは僕たちも強いはずだからね。まあ過信はしないから安心してくれ。それに同じパーティーなんだからさ」


「ああ、だったら付いて行くことを後悔するなよ」


…何となく、フェイは暗に俺がぶっ飛んでいると言われた気がしたが、まあ気にしない事にして、そして念のために念を押すもやっぱりティアたちの覚悟は変わらないようで俺を見ながら笑っているだけだった。


「それで、アンタはどうやってエルを助けに行くつもりだったの?」


「ああ、それは簡単だ。これを持った状態でそこのゲートを潜れば良いらしいからな」


「それが?」


そう言いつつ俺が取り出したのは、縦横四センチ程の大きさの中心に赤い点のある紙で、ティアたちはその紙を興味深げに見ていた。


「どうやら、こいつを持った状態でゲートを潜ると一回だけだが別の場所に、今回はエルを攫った奴が作った構築した迷宮、いや工房へと転移するようになっているらしい」


「それは…とんでもないわね」


「ああ。一体どうやってそんな物を…」


ティアの言葉に同意なのか、レオンとフェイも同様に驚いた表情を浮かべたが、フェイはどうやってそんな事を可能にしたのかが気になったようだった。まあ、それだけの力が使えるという以前に、エルを攫った時点で俺は既に敵が何なのかは、大雑把に把握していた。


「まあ、壊れたら新しく作ればいいだけなのかもしれないがな‥」


俺の考えとしては、本当に一回しか使用できない代わりに、このパスは使い捨てだが、一度だけゲートの管理者に限りなく近い権限を持って好きな事が出来るという魔道具と言っても過言ではないだろう。

そして、魔道具を作る事などを考えると、恐らく今回の相手は‥‥


「まあ、深く考えていても仕方がないからな。サッサと行こうぜ!」


「少しは落ち着きなさいよ…」


っと、俺がそんな事を考えているとレオンは待ちきれないのかウズウズしていて、ティアに若干呆れられつつ突っ込まれていた。

まあ、確かにここで考えるのは取り敢えず後回しにする事にした。


「よし、それじゃまあ、行くか」


「お~!」


「子供だよ‥」


「まあ、僕達って世間から見て子供だけどね?」


本来、緊張してか、あるいは俺の場合は少しばかり切れ気味に入るところだったのだが、ティア達のお陰で幾分か肩に入っていた力が抜けたのだろう、確かな怒りはあるが、今はそれ(怒り)を抑えておくことにしつつ、俺がゲートに触れると俺達は光に飲み込まれたのだった。

本当に、スランプの状態です。他の話に関しても全く筆が進まず、少々、かなり拙い状態です。どうにかしたいのですが、何の突破口がありません‥…(本当にやばい)

そして申し訳ございません。スランプ状態につき、投稿は二種間を予定しているのですが、ずれ込む可能性も現状かなりあり得ますが、出来る限り頑張ってみますので、少しでも楽しみにしていただけると幸いです。また次の構想だけはあります(本当)


スランプ状態ですが、少しでも楽しみにしていただけると幸いです。それでは、今回は失礼します。

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