表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

57/121

第五十六話 「黒き弓の正体」

どうにか‥…投稿

10月19日内容を修正しました。

まずは様子見だと、一瞬の隙を突いて俺は弓の使い手であるアルクへとボディエンチャントを纏った状態で距離を詰める為に急速に接近した。弓を使う相手であれば近接に対しては弱いのではないかと予想が俺の中にはあり、間合いに入った瞬間、剣を横一線に振る。


「はああぁぁっ!」


「なるほど、確かに早いが、弓使いであっても」


接近し、剣の間合いに入った瞬間、俺はまずは足を止める為に足を狙って剣を横一線に剣を振るが、アルクは何処から取り出したのか、その手には短剣を持っていた。


「近接に弱いとは、限らないぞ?」


しかしどのようなものであれカルアスのような槍出ない限り天叢雲剣と迫り合いことは出来ないはずだ。そう思い、剣を止めずに振る抜く。


(なにっ!?)


しかし俺の予想を裏切り短剣で俺の斬撃を直接受けるのではなく、左手で構えた短剣の腹の部分で上手く上へと俺の初撃を逸らしながら屈みこむことで躱してきた。そして剣を逸らされた事によって速さも乗っていた事もあり俺は体勢を崩す。アルクはそのまま短剣を体にひきつけ、体勢が崩れた状態の俺の心臓目掛けて短剣を刺してきたが、俺は勢いに逆らうことなく、そのまま左足で短剣の腹を蹴る事によって短剣を逸らし、そのまま体を捻りどうにか姿勢を整えて、後ろに下がる。


「‥…やっぱりそう簡単にはいかないか」


「まあ、それはお互い様じゃないかな。それとそんな余裕ぶって居ていいのか、な!」


「くっ!」


視線を上げれば短剣から弓へと持ち替え、既に矢を三本同時に射かけて来て、風を裂きながら飛んでくる矢を俺はどうにか切り伏せる事で防ぎきった事で一瞬気が緩んだ隙を突いて、距離を取っていたはずのアルクが目の前に接近し、左手に握っていた短剣を突き出してきて、咄嗟に剣の腹で受ける事によってその攻撃を防ぐが、弓を使っているだけとは思えない力を受け、咄嗟に後ろに飛んだが衝撃までを逃がすことは出来ず更に後ろへと押された。


(くそ、何て力だ!)


「おやおや、そんな事で気を抜いていると、容易く死ぬぞ?」


その力は、アルクの体格に似合った力だと思ったが、それ以上に短剣と弓の持ち替えのスピードが尋常ではなく、距離を離されれば弓で、そして放たれた弓に気をやればその僅かな隙を突いて短剣で攻撃をしてくる。想像以上に厄介な手合いだった。だが俺に元より、


「死ぬつもりは、まったく無いから、な!」


「ふ、そうか」


微かに笑みを浮かべ再びアルクが矢を放ってきた。弦が震える音は一つなのに、今度の矢の数は先ほどの三本の倍である六本だった。普通であれば先ほどの倍の矢を捌けば、恐らく先ほど以上に短剣による攻撃を回避するのは難しくなり、最悪それが致命傷となる可能性も否定できなかった。

だが、それでも俺は一旦息を吐いて頭を落ち着かせ考えを巡らせる。思い返すのはアルクの先ほどの攻撃だ。恐らく先ほどの攻撃は恐らく俺の意識が矢へと向いた直後から移動を開始していたのだろう。そして恐らく今も先ほどと同じく接近している事を風を視る者(シュトゥム)で確認する。

そして同時に矢の軌道も把握する。六本の矢の軌道上にあるのは、正確に俺の頭部、両肩に足の先、そして胸を正確に狙っていた。


「なら、回避は、容易だ!」


矢の軌道を読み、矢が迫って来る以上の速さで俺は横に移動する事で矢を回避し、先ほどまで立っていた場所を矢が風を裂きながら通り抜けた。確かに軌道が、更に狙いが正確なのは良い事だが、同時に俺は祖の弱点ともいえる事に気が付いていた。


「あれだけ狙いが正確だと、避けるのも容易いな!」


そう、狙いが正確という事は、そこだけしか通らないと、狙われている側に教えているのも同然だった。


「それを言えるのは、君ぐらいだろうな!」


だが流石と言うべきか、アルクは俺が回避する事を予想して既に短剣を構え目の前に迫って来て、その切っ先を、今度は刺すのではなく、切り払って来た。それを俺は天叢雲剣で受ける。普通の刀剣であれば神剣ともいえる天叢雲剣と迫り合いことは出来ず、寧ろ自身の勢いによって綺麗に刀身を断たれてしまうという事を、イシュラの協力によって何度か試した事によって分かっているのだが、しかしアルクの短剣は見た感じ腕のいい職人が作った短剣だが、それ以外は特に変わったところが無い普通の短剣なのだが、何故か俺の天叢雲剣と迫り合いことが出来ており、思わず俺はアルクに尋ねる。


「あんたのその短剣、良い物だとは分かったが、どうやって俺の剣と迫り合いことが出来ているんだ?」


「ふ、そう容易く俺が教えると思うか?」


「ああ、思わないなっ!」


俺はアルクの短剣へと剣を更に押し込めて行くが、それでもその短剣が断ち切れるような感触はなく、寧ろ、例えるなら決して切れることの無いゴムにナイフを振っているような柔らかい感触が剣を通じて伝わってきた。まるでこちらからの力を全て流しているような‥…


(‥‥そうか‥‥‥そう言う事か!)


その時俺の頭の中に浮かんだのは、相手の全ての攻撃を全身の筋肉、そして絶妙な力加減によって流す、柔の技だった。


「ぜああぁぁ!」


「くっ!」


しかし答えにたどり着く為に一瞬思考に意識が寄り過ぎた刹那ともいえるタイミングで、アイクは迫り合いに持ち込んでいた、短剣を引くのではなく、押し込む事によって俺は後退を余儀なくされ、そして天叢雲剣を押したのにも関わらずアイクの短剣は未だに剣の状態を保っていた。


ちから押しをすれば自らの力で断ち切れるであろうアルクの短剣だったが、未だに短剣としての姿を保ったまま、それは恐らく短剣に掛かる力を上手く流している結果だろう。


(ははは、とんでもない技量だな)


それが分かると同時に俺は思わず笑みを浮かべてしまい、そして、俺が笑みを浮かべた事にアルクも気が付いたようだった。


「‥ふむ‥‥どうやら俺が何をしていたのかに気が付いたようだな?」


ようやく理解できたことが嬉しくて思わず笑みが浮かんでしまい、それを見たアルクは尋ね、俺は笑みを深くしながら頷いた。


「ああ、アンタはその短剣に掛かる力や衝撃を、全身の筋肉で受けて地面に流し、そしてついさっき、俺の剣を跳ね返したのは、受けていた俺の力だろ?」


「ああ、そう、確かに正解だ。確かにお前の剣を跳ね返したのは、俺が受けて流していたお前の力だ」


アルクは言う、剣は剛だけにあらず。また力任せに切るだけではなく、相手の力の流れを読み、時にその力をも利用し尽くしてこそ、真に剣を扱えているということだ、と。そして、アルクのその言葉に対して俺は内心で素直に同意、そして反省と内心で素直に称賛した。


(凄いな。それ程の技量を磨く為に、どれだけの時間を費やしたんだ?)


今日、この男と戦うまではどちらかといえば剛といえば聞こえはいいが、俺は力任せに剣を振るっていた。確かに天叢雲剣はそれに耐えうるだけの性能と耐久性を、今は修復中のジュワユースもイシュラがそれ程の剣を作れるだけの技量を持っていたからこそ、出来た荒業だったのだ。そしてそれを理解すると同時に沸き上がって来るは敵であるアルクへの称賛と同時に思わず俺は敵であるに関わらず尋ねた。


「一体どれだけの時間を以てそれだけの性能も強さも、耐久性も違う剣と渡り合えるだけの技量を身に着けたんだ?」


「なに、所属して以降、時間がたっぷりあったからな。実戦に仕えるまで磨き上げるのに五十年ほどかな。まあ俺の本分はあくまで弓で、こいつは趣味だな」


「へえ、それだけ磨き上げた剣の技術が趣味か。それならお前の弓の本気を見てみたいものだな?」


アルクは趣味と言ってのけたが、五十年、それは言葉では容易いが、習得までに掛けた途方もない時間を感じさせ、掛けたのが目の前の男で、敵であるアルクだった。


「安心しろ、弓の本気は既に出している。そして今、最後の布石も整ったから明かしてやろう。」


そう言うとアルクは短剣をしまい、黒い弓へと持ち替え、説明を始めた。


「この弓はな、お前も見抜いているだろうが(こいつ)に魔力を流す事で弓を作り出す事が出来る。そして、それぞれに属性を付与する事も出来る、がそれはこいつの力の一端に過ぎない」


「なに?」


「こいつの真価はな、決して外れない事にあるんだよ。弓を引き、作り出した矢を射放つと必ず命中する。これを俺に授けた御方はこの弓をこう呼び、俺もこう呼んでいる。千射必中の魔弓(フェイルノート)とな」


千射必中の魔弓(フェイルノート)‥…大層な名前だが、未だに俺には一つも当たっていないぞ?」


「果たしてそうかな?」


何処か、余裕の笑みを浮かべているアルクに俺は何かが引っ掛かった。だがそれが何かが思い出せない。


(くそ、なんだ。何が気になるんだ‥‥?)


手を出してこないアルクへと注意を払いながらも千射必中の魔弓(フェイルノート)。アルクが言ったその弓の性能を思い出していく。


(やつが言った言葉を完全に信じるわけにはいかない。だが何かが引っ掛かる。それは何だ?)


そして聞かされた弓の性能を一つ一つ思いだしていく。


(確かに魔力で矢を作り出すのは凄いが、引っ掛かっているのはこれじゃない。それに属性を付与できるというのも違う‥‥なら)


聞かされた千射必中の魔弓フェイルノートの能力を思い出し、やがて俺は何が気になっていたかにたどり着いた。それは射た矢が必ず当たるというところだった。だが気になるのは必中と言っていたのに対して、俺自身に当たることが一切無かったという事で、そしてそれがまるで喉に骨が引っ掛かっているかのようにもどかしかった。そして、それは唐突に、俺はその答えにたどり着いた。それはアルクは俺に対して千射必中の魔弓フェイルノートの力を行使していなかった場合だ。いや違う。記憶を遡ればこの戦闘が始まって一度だけ、明らかに魔力の濃度が違う攻撃があった。


(まさか‥‥!?)


俺の頭の中に嫌な予想が浮かびあがり、急速に意識が浮上しアルクを見ると、まるで俺の予想を肯定するかのようにアルクはまるで狙った獲物は逃がさないと狩人、一流のスナイパーのような笑み浮かべており、俺は咄嗟に風を視る者(シュトゥム)を通して山頂へと飛来する魔力で形作られた五本の矢を視た。そして気が付いた。その矢は俺が先程避けた矢が飛んで行った行き先、即ち、姉であるレティスと妹であるアルテシアが戦っているグンテーレの山頂へと五つの魔力の塊が飛んで行ったものであるという事に。

そして気が付いた。アルクはあの時、俺があの矢を回避した時既に王手と言える手を出していたという事に。


(くそ、やられた!)


思わず声を出したい衝動と自身への怒りに、そして今すぐにでも駆け付けたい衝動に駆られたが、しかし今背を向ければアルクが確実に手を出してくるという事に気が付かない程までではなく、どうにか感情と肉体を落ち着かせ、制御しながらも気になった事があった。それは風を視る者(シュトゥム)でみた矢の数だった。アルクが射た矢の数は六本だったはずだった。それが五本に減っているという事は‥‥。


(一体、何処に‥‥まさかエル達の誰かが気が付いて撃墜したのか?)


だが、それにしてエル達の魔力の残滓は何処にもない事からその可能性は限りなくゼロに近い。


(一体何処に…)


俺が再び風を視る者(シュトゥム)越しで魔力の反応を見つけ出そうと辺りを探し出そうとした時だった。


「ああ、それにしても今日は本当に星が綺麗な夜だな。思わず星を見上げちまうな」


(くそ、挑発しているのか?)


いや、何かあるのかもしれないと俺はアルクを見るという奴はヒントは言ったぞと言わんばかりに意味深な笑みを浮かべて俺を見ているアルクのある言葉に引っ掛かりを覚えた。


(星が綺麗な夜、思わず星を見上げる‥‥‥っ!)


その瞬間、第六感とも、死の予兆とでも言うべき感覚に突き動かされ、俺は咄嗟に後ろへと飛び退るとほぼ同時に俺の目の前を長さは一メートル程と思われる細く、しかし表面には複数の突起のある矢が全長の半分程を地面に埋まっていた。恐らく、あのまま立っていれば頭から股間までを串刺しにされていたという事は想像に難くなく、背に冷たい汗が流れ落ちるのを感じた。


「流石だ。ヒントを与えても動かないからそのまま積んだかと思ったが。ギリギリとはいえ、良く避けたもんだ。そうでないとわざわざヒントを教えた意味がないけどな」


「‥‥余計なお世話だ」


俺を皆がらアルクは本当に感心したかおばかりに笑みを浮かべ、体を解し始めた。

「さて、全力じゃないが、本気を出して戦うのも久しぶりだ。だから、手加減が出来ずに殺したら勘弁しろよ?」


同時にその体から何とも言えない迫力と手に持っている弓と同じほど黒い魔力が滲み、溢れ出ていた。アルクの体から溢れ出る魔力は、漆黒というに相応しいほどに黒く、その魔力に呼応するかのように千射必中の魔弓フェイルノートもその魔力を吸い上げ、更に濃い、漆黒よりもなお深い色、持ち主の魔力と同じ黒へとその姿を染め上げる。しかしそれを見てなお、俺の中に恐怖は無く、寧ろ高揚に似た感情が浮かびあがていた。


「なるほど、そしてそれがお前の本当の力という訳か」


そんな俺の問いにアルクの表情は苦笑を浮かべていた。


「ああ、まあまだ全力じゃないんだが‥…それより、お前はどうして笑っているんだ?」


そう、アルクが苦笑を浮かべていた原因は、俺の表情が原因で、今の俺の恐らく不敵な笑みを浮かべているに違いないと何となく今の自分が浮かべているだろう表情について理解が出来ていた。


「さてな、どうやら強い相手と戦えるとなると自然とこうなるみたいだな」


そう言いながら俺は自分の顔に手を当てると、確かに頬が僅かに上がり、口角も僅かに上がっていた。そして今の自分の状態を簡単に例えるならば、強敵を前にしてもなお怯むことなく挑み、相手の技術を盗み、越えてやるという姿勢と負けず嫌いが関係しているのかもしれなかった。

しかし、そんな笑みを浮かべている俺に向けてアルクが一言。


「お前、あいつの事を言えないぞ…?」


「そこは全力で否定しておこう。俺は戦闘狂じゃないからな」


そう言葉を返した俺は魔力を放出する。その魔力はアルクと同等か、それ以上で、その魔力を天叢雲剣へと注ぎ込みながらこの六年の間に体得した、あの姿となるべく祝詞を口にする。


「我が血、我が肉体に宿し、龍殺しにして数多を吹き飛ばす嵐の化身よ。今ひと時、我が身に縛られし力を解き放て!」


祝詞を終えると同時に天叢雲剣から光が放たれ、同時に辺りを魔力の嵐が吹き荒れ、その中から姿を現した時はカルアスとの戦いの際身に纏った白と黒の狩衣だったがそれは徐々に、まるで鴉のような濡れ羽色へと染まっていった。だが、出来ればこの形態は俺としては取りたくはなかった。何せ、白黒の狩衣とは違い、確かに純粋な力の強化の度合いは黒狩衣状態の方が上だが、力が常に安定せず、いつこの状態が解除されるかが分からず、それに何となくだが、この状態は俺の中にある、悪感情、いわゆる怒りや不安なども少しづつ増幅しているかもしれなかった、が今に限ってはその部分は無視する。


「あああぁぁっ!」


どうにか不安定な力を一時的にだが無理やり安定させ、そして一方、力を解放した俺を見てアルクは何処か感心したように笑みを浮かべていた。


「なるほど、確かにすさまじい力だ。それにまだ成長の余地を残している‥…カルアスが夢中になる訳だ」


それを聞いて思わず俺は顔をゆがめた。出来れば、効きたくない名前だったからだ。


「俺にとっては迷惑な限りだがな」


「まあ、それには同意しよう」


アルクの言葉にそう言葉を返しながら互いに笑みを浮かべた後、俺は天叢雲剣を、アルクは短剣を示し合わせたかのように同時に構える。そして互いに動く事は無く相手の次の動きへの読み合いが始まった。だが、アルクは流石と言うべきか、見た限り隙が無く、一方のこちらも相手にウキを見せない様にしているが、力の、技術の差は歴然だった。


(やっぱり、力量の差は歴然か。だが)


それがどうしたと俺は自身を鼓舞する。そして思い出す。守るべき者がいる事を、そして姉妹喧嘩の邪魔をさせないために動いてくれている二人の事を。なら二人への報い、そしてレティスの為に出来る事はこれ以上を邪魔をさせない事。なら


「俺は、これ以上先に、お前を行かせない。これから先に行けると思うなよ?」


そんな俺の覚悟の籠った顔と見たアルクは驚きと同時に仕方がねえなとばかりに苦笑を浮かべた。


「やれやれ、困ったな。君を殺せば、かなり、いや、絶対に俺はあいつに殺されるな。だが、その覚悟に答えないのは男としては失格だ。だから相手をしてやるよ。ただし、お前が倒れるまでだが、な?」


アルクのその言葉に俺は上等だと、そして少しでも今よりも力を付ける為に、目の前の男の技術を、重みを剣を交える事によって直に得る機会がある事におかしな事だが、感謝しながら意識を、神経を研ぎ澄ませて、一分経ったか、それとも十秒だったのかもしれないそのひと時、一秒にも満たない刹那の静かな時間が流れる。そんな時間の中、俺は冷静に客観的に理解していた。これは負け戦、どう足掻いても勝利は無いと。


(それに、恐らく全力で戦って、運なんかも込みでも、以て十分が良い所だな)


そんなある意味、絶望的な状況でも、強い奴と戦えるという事に対して内心で笑みを浮かべ、同時に俺は諦めるという選択は一切浮かぶことは無く、そうして微かに拭いていた風が止み、まったくの同時と思える速さで踏み出した時、俺は今自分が出来る事を、即ち時間を稼ぐことに専念する為に、そして俺自身も強くなるために俺は、アルクは短剣と剣を互い交わらせたのだった。



まずは謝罪を夜中のハイテンション状態で書いたのでおかしな箇所、ちぐはぐな箇所ががあるかも知れません。本当に申し訳ございません。どうかその際ご報告をお願いいたします。

さて、今話は前回横やりを入れてきたアルクと主人公の対決を書かせていただきました。しかしなかなか上手くまとめれていないことが毎度ながら悔しく思っています。さて切り替えて、次の話はレティスとアルテシアの姉妹喧嘩へと戻ります。そしてもうそろそろこの二章も終わりの場面が見えてきました。どうか楽しみにして待っていただけると、また読んでいただけるととても嬉しいです。

今回はこのくらいで失礼します。では。(‥‥…深夜のテンション、怖い)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ