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第百五話 「準備完了です」

今回の話も少々短いです。本当に申し訳ありません…投稿



 馬車に戻ると、ちょうど水着への着替えが終わったようで、水着を身に着けたエルたちが馬車から出てきたところのようで、馬車へ近づいていくとすでに水着に着替えていたエルが俺に気づき、近づいてきた。


「シン、早かったね」


「まあ、着替えが早いのは男の専売特許みたいなもんだからな、にしても、そういうエルも早いな?」


「この水着?を着るのをリリィに手伝ってもらったから。それと見張り?」


「見張りって‥‥じゃあリリィは他の皆の水着に着替えるのを手伝いをしてるのか?」


「うん」


「なるほどなぁ」


 今現在も、リリィ達は幌の中で着替えているのだろうが、見張りといy、もしかして俺が覗くと思われてたのか? と内心で思いながら俺はエルから聞いた理由に(見張りの事でない)納得していた。

 リリィはあの中では前世で水着を着たことがあるので、面倒見のいいリリィはレティス達やティアの水着を着るのを手伝っているのは容易に想像できた。と思っているとエルが話しかけてきた。


「ねえ、シン。これ、どう?」


「うん? …ああ」


 エルの言葉を理解した俺は水着を身に着けたエルを見る。実は今回の水着の発注を頼んだのは俺で、それがどんな感じの水着なのかを知っていた。そしてイシュラが作ってくれた女子用の水着は合計三種類で、一つは女性用のホットパンツのような形状で、男性用の下着のようにほぼ水平に裾がカットされた水着で、二つ目は上がタンクトップやキャミソール形状で、下はよくある三角状の水着と分かれているセパレートタイプの水着。

 そして三つめは肩紐が背中の中央でつながった、競技用の水着などにみられるバックスタイルの水着の合計三種類で、エルが身に着けた水着はどうやら二つ目のセパレートタイプの水色の淡い水着だった。


「よく似合ってるよ」


「そう…?」


 俺の答えが良かったのか、エルは若干頬を赤くして、照れながらも嬉しそうな表情を浮かべて、それの様子に俺は思わずドキドキしていると。


「あ、義兄さん!」


 どうやらそれぞれ水着に着替え終えたのだろう、馬車からリリィ、ルヴィ、レティス、ティアの順番で

 荷台の(ほろ)を開けて外へ出てきた。もちろん服ではなくそれぞれ水着を身に着けてで、それは幼いとはいえ、美少女と言える少女たちの水着姿は眩しいものがあった。


 まずリリィとルヴィだが二人は女性用のホットパンツのような形状で、男性用の下着のようにほぼ水平に裾がカットされた物(後にリリィに教えてもらい知ったが、ボーイレッグという水着らしい)を、リリィがオレンジ、ルヴィが赤を身に着けており、レティスはエルと同じセパレートタイプの水着でこちらは色素が黒目の藍色の物で、最後にティアは競技などにみられる肩ひもが背中で繋がったタイプの色は黄色の水着をそれぞれ身に着けていた。


「すみません。待たせちゃいましたか?」


「いや、俺も今来たばかりだよ。それより、悪いな。皆の水着を着るのを手伝ってあげてたんだろ?」


「ううん。この中で水着を着たことがあるのは私だけだったからね」


「そうか。ああそうだ」


「?」


 近くに来たリリィは若干申し訳なさそうにそう言ってきたので、俺はそれほど待っていないことを伝えると同時に、着替えるのを手伝ってくれていた事にお礼をいうとリリィは当たり前のことをしたまでといった雰囲気だったので、俺はそれ以上何も言わず、別の、見たままのことを言う事にした。


「水着、似合っているぞ?」


「っ~~!?」


「だ、大丈夫か?」


「‥‥‥ん」


 そう言った瞬間、リリィの顔は一気に真っ赤に染まり、その様子は真っ赤なトマトのようになるとそのまま視線を下へと向けてしまい、予想していた反応とは違ったがゆえに尋ね、返事はなかったが首を縦に振ったのでどうやら問題ないことが確認できたのだが、その後、ルヴィ、レティスがそれぞれがチラッチラッと見てきていた事に気が付いていたので、それぞれ似合っている事を伝えると二人は嬉しそうに、そして安堵を含んだ笑みを浮かべ、そこにティアが自分は水着が同にあっているかと尋ねてくるという事態になったが、どうにか水着がどんな風に似合っているかをティアにちゃんと言うと納得してくれたようですぐ解放されたが、精神的に少しばかり疲れるなどしていると、全身タイプの水着に着替えたフェイがどこか恥ずかしそうに立っていた。


「お、お待たせ…」


「お…おう」


男なのに、線が細いからまるで女子のように見えたが、それは気のせいだと自分に言い聞かせて、いったん落ち着くために俺は深呼吸をした後、目の前のを視界いっぱいに収めつつ伸びをすると一歩踏み出す。


「よし。みんな着替えたことだし、行こうか!」


「「「「「「お~~!!!!!!」」」」」

今回の話も少々短いです。本当に申し訳ありません…投稿



今週中に、出来ればあと二話ほど投稿するため、現在執筆格闘中ですので、次話ですが今しばらくお待ちください。

また、少しでも今話を読み、次話を楽しみにしていただけると、本当に嬉しいです。また誤字脱字、感想などをいただけると幸いです。では、今話はこれにて失礼します。皆様、また次話で。

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