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第百一話 「一日の終わり」

うぁー…書けたけど…短い…投稿です。

今話、過去で1、2番目に短いのでは…

あの後、無事に鍛錬を終え、帰宅し夕食を終えた俺は湯船に浸かっている時だった。


「あ~‥‥疲れた‥‥」


「あはは、まああの三人以外は最初はみんなそうなりますよ。私も最初は辛かったですし」


「…?」


「そうですか…?」


「…お二人と義兄さんは例外ですから」


どうやら、同じタイミングで風呂に入ったティア達の話声が聞こえ、その部分だけで何を話しているのか容易に想像できた俺はリリィの言葉に俺も内心で頷いていた。


(‥‥まあ、これが普通の反応だな‥‥)


実際、身体強化魔法を使ってとはいえ鍛錬場までは片道軽く百キロ以上の距離のマラソンに加え、更に登山という常人、そして超人と言える人間でも音を上げかねないハードを通り越してもはや地獄と表現すべき内容だったのだが、ティアとフェイは息も絶え絶えになりながらも気合いと根性で目的の鍛錬場へと到達した。がそこで力尽きたので俺達と同じように鍛錬に参加する事は出来なかったが、それでもついてこられたという事は素直に褒めるべきことだった。


「これは、明日は筋肉痛は確定かな‥‥」


「あ、それは大丈夫ですよ? 後で私が回復魔法をかけますし、義兄さんにマッサージをお願いしましたから。ですから筋肉痛にはならないと思いますよ?」


「リリィも凄いのね‥‥って、シルバーってマッサージも出来るの?」


「はい、義兄さんのマッサージの腕は本職には及ばないかもですけど、かなりの腕ですよ?」


「うん。シルバーのマッサージ、確かに気持ちがいい」


「はい。眠くなって寝てしまいますね」


「そうなんだ、それじゃあ楽しみにしてようかな~」


四人の会話を聞きながら(盗み聞きではない)俺はそこまでマッサージが上手いか?と思わず首を傾げながら、そろそろ上がらないとのぼせそうだったので取り敢えず俺は上がることにし、そのまま脱衣所へと向かい、手早く体を拭くと脱衣所に置かれている冷えたジュースを飲む。


「‥…くっ~! やっぱり風呂上がりはこいつだな!」


学院ではしなかったが、それでもやっぱり風呂上がりと言えば冷えた飲み物が一番だなと改めて感じつつ、幾ら夏とはいえ体を冷やして風邪をひく訳にはいかないので俺は取り敢えず服を身に着けようとした時、脱衣所のドアが開き入って来たのは、フェイで、その手には着替えと思しき服を持っていた。


「フェイ? 今から風呂か?」


「う、うん。明日が辛くならない様に少し体を解してたんだ」 


「そうなのか。それじゃあ風呂から上がった時でいいから俺の部屋に来てくれ」


「‥‥」


「フェイ?」


視線を向けると、フェイはボーっと俺を見て来ていたので気になった俺が声を掛けると直ぐに反応した。


「あ、ご、ごめん」


「いや、別にいいんだが、どうしたんだ?」


「えっと、体が鍛えられているなと思ってね…」


「そうか?」


「そうだよ。普通そこまで体を鍛えてる子はいないよ」


「そんなもんかなぁ」


若干、フェイが俺から視線を逸らしている事に気が付いてはいたが、特に気にする事は無かったので改めて自分の肉体を見ると、六歳から鍛えたその肉体は確かに同世代の男子と比べると圧倒的に引き締まっていると言えるのかもしれなかった。そして俺はそのまま服を身に着ける。


「それじゃあ、ゆっくり浸かれよ」


「うん。ありがとう」


フェイにそう声を掛けると俺はそのまま脱衣所を出ると、一息つく為に一旦自分の部屋へと戻ったのだった。



一方、シルバーが出て行き、一人脱衣所に残ったフェイは少しの間、つい先ほど見たシルバーの肉体を思い出しながら思わずつぶやいた。


「シルバーの体‥‥凄かったな‥‥って、何を言っているんだ僕は!?」


思わず漏れた自分の本音にツッコミを入れながらフェイはえ咄嗟に辺りに人の気配がないかを探り、幸いにも辺りに人の気配はない事を確認しフェイは安堵の息を吐いた。


「はあ、良かった…取り敢えず風呂に入ろう」


フェイ自身も、お風呂を楽しみにしていたので、一旦棚上げし風呂に入る為に服を脱ぎ始めるのだった。

今話は鍛練を終えた夜の場面を書き出しまして、まあ、意味深?な終わり方をしましたが、まあ、それはまだ置いておきましょう。

取り敢えず次話はちょっと迷っているところがありますが、それが決まり次第書こうと思っています。

まずは皆様に感謝を。このところ身の回りで色々な事があり未だに投稿が安定しないシウの作品を読んで頂き、本当にありがとうございます。

次話では、恐らく少しは落ち着くと思いますので、今話よりも話を書ければと思います。

それでは今回はこれにて失礼します。どうか、次話を楽しみにしていただけると嬉しいです。では、また次話で。


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