7話「衝撃的大事件っ!」前編
お久しぶりです……!一ヶ月近く放置していて本当に申し訳ありませんでした!私生活の方、具体的に言うと定期テストなるものが……どんどん……近づいて!
頭を抱えて伏せていたところ通りすぎたようなので、これからはまた前のペースでガリガリ更新していきたいと思います!今まで本当に申し訳ありませんでした。これからもどうぞよろしくお願いいたします!
拝啓 お父様お母様お兄様。
お元気ですか。私は元気です。学園でもお友達もたくさん出来て、とても楽しい毎日を過ごしております。そうそう、何度か頂いたお手紙に書いてあったボーイフレンドの有無ですが、そんなことこの三ヶ月でひとつもありませんでした!どうぞご安心なさって、お父様。
……お母様、私の何がいけなかったのでしょうか。ちゃんとお上品に清楚にしてたのに。いえ別にモテたい訳じゃありませんが。
まぁそんなこんなで、貴方達の娘と妹は楽しく過ごしております。皆様もどうぞご健勝のほど、お祈りしております。
あ、そういえばただ今絶賛ルーク様が取られてしまっています。どうしたらよいでしょうか。
可愛い娘、ルリアナより
「……ふぅ」
書き上げた手紙を何度か読み直しながらこった肩をくるくると回してほぐす。ま、こんなもんかな。それから目をつぶり、眠りそうになりながら、この三ヶ月を振り返ってみる。そういえば、最初からずっと波瀾万丈だった……。
あれから色々あって、私達は15になった。え?テロップ?あーあー聞こえなーい。まぁ確かに!飛ばした三年間にも色々ありました!一足先にルーク様が学園へ行ってしまわれたり、謎の才能を発揮したグラスが剣を覚えて非公式だけど王宮都市一、二を争う剣の使い手になってたり。私?そりゃあ色々やってましたとも!思い出せる限りのルーク様のルートを書き出して、今出来ることをやっておいた!原作のルリアナはなんと!なんと!特に何も出来なかった。……いや私も正直本当にびっくりした。ここまで何も出来ないヒロインっているのかと。びっくりするほど見た目と性格だけがとりえのヒロインだった。
魔力の才能があるわけでもなく、特別家事が上手いわけでもなく、しいて言うなら人脈は人並み以上に優れていた、かな?
だから私もこの三年間で出来るだけ将来役に立ちそうな人脈を増やしておいた。どこどこの領主様だとか私より位が上のお嬢様のお友達とか。もちろん普通にお友達も出来ましたよ!?あとはそう、腕のいい鍛冶屋さんだとか腕のいいお菓子やさんだとかそこら辺も網羅しておいた。え?後半関係ないって?チッチッチ。ここら辺はね、女の子受け抜群なのですよ。一見関係なさげに感じる鍛治屋さんも、知っておくと憧れのあの人へのプレゼントに非常に役立つのです!私?あー私の憧れの人?ルーク様はどちらかと言うと剣より魔法派だから。いやもちろん剣も出来るけど!私としては密かに剣を振るう男の人が好きなのでぜひ剣派にジョブチェンジしてほしいところだけど。ま、まぁ杖をもって魔法を使うルーク様の姿もそれはそれは美し格好いいのですけど!私はベタ惚れですよ!……こほん。落ち着こう。そんなルーク様だから、きっと学園ではさぞおモテでしょうと私も学園出発を待ち望んでいたあの日。いやぁ……色々大変だった……。あの日が今まで一番ハードだった……。これが、そのVTRである。ドン!
「ルリアナー!」
「はーいお母様!」
あの日、学園に向かう朝、私はバタバタと出る支度をしていた。ギリギリまでサボっていたところ前日になり愕然としてそこから徹夜で荷物をまとめたりしたのだが全く終わらず今はプロの方々に泣き付いて手伝ってもらっている。
すみません……長かったので区切ります……許して……