第30話 命をかけた決意
ハマーニの林。
デメトロン「てめえら! それでもデントラーチームかよ!! デントラーってぇのはなあ! 仲間あってのデントラーってもんさ!! 加入したい奴らが押し寄せて来たらとことん受け止めてやるんだろぉぉが…!!」
アシュロンのみんなはデメトロンの説得力全開の言葉に驚いた!!
デメトロン「俺だったら村人でも仲間にするぞぉぉっ…!! それをなんだ!!? 戦いが苦手? 見た目が弱そう? だから、期待出来るんじゃねえか!! こいつはきっと強くなる!! そうだよな!? ユーレイラ!!」
ユーレイラ「うん! ウチもウチに出来るだけのことはやってみるよ! 置いてけぼりにならんよう頑張るよ?」
ユーレイラのやる気は本物らしい!
ベンツ「さすがだな…! デメトロン! 俺達が間違えていた。 ユーレイラのせっかくのやる気をみすみす無駄にしてしまうところだったぜ!」
ベンツはユーレイラの参戦を認めた!
クレイブル「ご、ごめんなユーレイラ! お前を仲間にしないだなんて言って」
クレイブルはユーレイラに謝った。
ユーレイラ「気にせんでええよ? ウチはまだ弱いし…でもきっと強くなる!」
シャペン「…にしても! あのデメトロンって奴ただの金好きバカじゃないんだな! ちょっとだけ見直したよ!」
おしゃべり好きなシャペンはひとこと多い。
ジェピット「そうだよな! 俺も同じこと思ってたぜ!」
キーブレー「二人とも!! 後ろにいますよ!」
慌ててジェピット達に教えたが…。
デメトロン「てぇめぇえぇらぁ〜!」
デメトロンが鬼の形相で二人の前に立ちふさがる。
ジェピット「い、いや〜わり! お前は本当にすごいよ!」
シャペン「うん! そうだよな! デメトロンはオムライスくらい凄いと思うよ! そうだよな! ジェピット! な?」
ボカーンボカーン!!
キーブレー「二人ともなんにもフォロー出来てませんよ? あ~あ…」
ジェピット達はボコられた。
クレイブル「おいおい。何してんだよ」
あきれたクレイブル。
ミィテ「ところで他の村人さんはどうするわけ?」
ヨロイメル達のことである!
ニンドラ「にんちゃんはいくよ!」
笑顔いっぱいで答えた!
ワイリム「もちろん!わいちゃんも!」
ニンドラとワイリム、二人は相棒のような存在である。
ワイリム「ユーレイラは親のいないわいちゃんらを本当の家族のように可愛がってくれた。ユーレイラが命をかけるなら…」
ニンドラ「にんちゃんらも命かけるよ!」
ユーレイラ「二人とも…」
ユーレイラは少しうるっときた。
ヨロイメル「ん~~。じゃ! 俺も行こっかな~! サミークも来るんでしょ?」
サミーク「えっ!? ぼくは…」
ヨロイメル「このひと達凄く強そうだし一緒にいるほうが逆に安全なーんじゃな~いのぉ〜!?」
ヨロイメルの言う事も一理ある。そう思ったサミークは!
サミーク「じゃ! 僕もいくよ! 自分で自分を守れるぐらい強くなる!」
ホルシロ「ええ~い! やけだ! 僕も行く!!」
1人置いてけぼりにされるのが嫌なので渋々ついて行くことにしたホルシロ。
そのころ、ソルガファーンの海岸…。
消波ブロックの後ろに隠れて休むシャピー。
ペント「フルブランドまでもう少しです。一気に駆け抜けましょう」
シャピー「うん…」
マカ「ペントさん、まだ気づかないのかい?」
シャピー「きゃーーっ」
シャピーの背後からマカがぬっと現れた。シャピーの肩を持った。
マカ「シャピーは俺がもらうよ?」
ペント「無礼な! 手を離しなさい! マカ!」
バゴッ‼︎
ペントはクッキー缶のフタでマカの頭をたたいた!
ペント「身の程知らずが。シャピー様に触れることも、呼び捨てすることも許しませんよ。まったく、どうしてあなたみたいなのがシャピー様の部下及び世話係なのかしら」
マカ「あの手この手ではい上がったのさ。そうそう、シャピー様は逃げる途中、足を捻挫したんだよ」
ペント「なんですって? 見せてください」
シャピーはたしかに左足首を捻挫していた。
シャピー「ごめんね…王女のあたしが足手まといだね…」
ペントはシャピーをフルブランドまで逃すことに必死で、捻挫に気づいてあげられなかった。
ペント「申し訳ありません」
ペントは肩を震わせて言った。
ペント「身の程知らずは私です。シャピー様の護衛を任されている以上! 我が命に変えてもシャピー様をフルブランドまで送り届けます‼︎」
ペントはシャピーをお姫様抱っこした!
シャピー「ペント、かっこいい女!」
ペントは走り出した!
マカ「待てよー。くそー。シャピーのパンチラ、一瞬しか見れなかった」
マカはどんな時もがっつりスケベだ。




