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デントラー  作者: 山石木一ろき
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第23話 アスベルの過去 Part2 〜スズメバチの盗賊団〜

 トウトーンの洞窟の外...。アスベルの過去の話は続いた。






 今から8年前...。アスベルはレオンベルス号に勝手に乗り込んでいた。


バリカン「全く気配を感じなかったぞ」


 マーグベルスはため息をついた。


マーグベルス「ただのガキじゃないってことか...」


フーシュロン「どうする?」


マーグベルス「町の紛争は一刻を争う。アスベルを村に送り返す時間はない。もうじき町につく」


 レオンベルス号はアヂの町とゴヂの町付近に到着した。町は両隣だ。


マーグベルス「アスベル、レオンベルス号の中で待ってろ。ここが1番安全だ。絶対出てくるなよ」


アスベル「ちぇっ、つまんねぇの。俺の初仕事だと思ったのに」


マーグベルス「見張りをつけるか。リュマンボゲ、頼むぞ」


 リュマンボゲはレオンベルス号の前に立った。






 話は聞いていたとおり、町では騒動が起こっていた。店や家の屋根が燃えている。


マーグベルス「やれやれ」


 アヂの町とゴヂの町にわかれ、聞き込みと消火活動開始!


アヂの町の住民「ゴヂの町の奴らが、うちの町長の坊ちゃんをケガさせたことが引き金となったんだ」


ゴヂの町の住民「アヂの町の奴らが、うちの町長のご息女をケガさせたのが事の発端です」


クリジモンツ「言ってることがちぐはぐですよ。どれが事実なんでしょうね。ウィーック」


マーグベルス「訳がありそうだな」






 槍太陽弐夜団は町の裏側に集合した。ド派手な服を着た集団がいる。木に隠れてるつもりなのか、丸見えだ。町の住民たちは争い真っ只中、気づいていないようだ。


ワミツォロゴ「あの軍団、穴を掘ってるぞ」


ウオヒッシ「リーダー! どうやらこの辺りに大量の金が埋まってるみたいだ」


マーグベルス「なるほど」


 穴を掘っている軍団に声をかけた。


バリカン「よう。こそこそと何してるんだ?」


???「あぁん? 誰やお前ら。わてらにケンカ売りに来たんか?」


マーグベルス「槍太陽弐夜団だ」


ハチノス「何やそのパチモンくさい名前は。わてらも名乗らせてもらうで。スズメバチの盗賊団や‼︎ わてがボスのハチノスや‼︎ わてらのほうが1000倍かっこええわ」


槍太陽弐夜団「.........」


マーグベルス「町にいたずらを仕込んだのはお前たちか?」


ハチノス「まあな。ちょっと細工はしたで。実はな、この辺に金がぎょうさん埋まっとるんや。アヂの町とゴヂの町の奴らも金を狙とってな、わてらからすると邪魔でしゃあないねん。ほんで、町長の息子と娘を後ろから襲ったんや。ほんなら見てみぃ、元々仲悪かったんか知らんけどやな、アヂもゴヂも互いのせいにして燃えるように大喧嘩が始まったで。その間に金を掘り放題ってわけや。笑うで」


スズメバチの盗賊団の下っぱ「ボス、ちと喋りすぎやないですか?」


ハチノス「お前らも金が目的でここに来たんかいな。1ゴールドも分けてやったりせえへんで」


マーグベルス「おしゃべりが災いだな。よく見てみな」


 アコヤリシゴがマイクを持っている‼︎


アコヤリシゴ「町から引っ張って持って来たの♡ てへぺろ♡」


スズメバチの盗賊団の下っぱ「こ、これラジオの...」


 アヂの町、ゴヂの町のラジオ塔につながっていた。ハチノスの話が全て町中にダダ漏れだ!


アヂの町の住民「このなまりのある喋り方は...この間、うちのレストランにやって来たマナーの悪い客‼︎ こいつが犯人か‼︎」


ゴヂの町の住人「この独特な喋り方...あ! この間、店に文句つけやがった男か‼︎ 金を独り占めするために、だと⁉︎」


バリカン「みんな、落ち着くんだ。俺たち槍太陽弐夜団がこいつらスズメバチの盗賊団を反省させる。あんたたちは仲直りの握手でもしてな」


 マイク越しに話した。


ハチノス「けったくそ悪いで、ワレ‼︎ 野郎ども、どたまどついたれ‼︎」


 全員武器をかまえた!



 その頃、レオンベルス号の中で退屈しているアスベル。


アスベル「ん? マーグベルスたち、別の軍団の戦い出した!」


 アスベルはうずうずしながら、


アスベル「じっとなんてしてられっかよ!」


 剣を持って外に飛び出そうとしたその時、足が袋のひもに引っかかってころんだ! その拍子に、袋から1つの伝説のかけらが飛び出た!


アスベル「なんだこのキラキラした宝石...うわあ‼︎」


 アスベルはかけらに触れた! するとかけらはアスベルの体に取り込まれて消えた!


アスベル「どうなってんだぁ今の!」


 窓の外から光に気づいたリュマンボゲは、


リュマンボゲ「あっ、お前もしかしてかけらを触ったのか⁉︎」


 アスベルはレオンベルス号を飛び出した。


リュマンボゲ「待てーい‼︎ 俺が怒られるだろー‼︎」


アスベル「おーい、マーグベルスゥー‼︎ 俺、変なもん触っちまったー‼︎」


マーグベルス「出てくるなって言っただろ!」


 アスベルを追いかけて

リュマンボゲ「それが、かけらが一致したみたいなんだよ」


マーグベルス「何⁉︎」


 カキン! キィン! 飛び交う火花。戦場にやって来てしまった少年アスベル!

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