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デントラー  作者: 山石木一ろき
21/32

第21話 クラスチェンジの謎

 モンスターを倒し、静まり返ったトウトーンの洞窟の中...。


アスベル「謎ってなんだよ?」


???「『()()()()()()()』のことです」


アシュロン全員「クラスチェンジ?」


???「はい。今みなさんの技を偶然拝見できたことで、やっと謎が解けたんです」


 少年はアスベルたちに近づいた。


キーブレー「僕はキーブレーといいます。職業はコンピュトラーをしています」


 コンピュトラーとは PCを使いこなしてデータを解析し 世界の謎を解く職業だ!


ナエラ&ソロフィー「キーブレー⁉︎」


キーブレー「ナエラさんに、ソロフィーさん‼︎」


 キーブレーは ナエラとソロフィーの旧友だった。


ナエラ「久しぶりすぎて気づかなかったわ。背も少し伸びたんじゃない? 元気そうでなにより」


ソロフィー「危なかったのよ? 頑なに逃げようとしないもの。あなたを守るのにみんな必死だったんだから」


キーブレー「す...すみませんでした」


 申し訳なさそうに深々と頭を下げた。


シャペン「単純にモンスターどもに手こずってたってのは言わないけどな」


クレイブル「口に出てるぞ、シャペン」


 アシュロンは自己紹介した。キーブレーは強さを求めるアシュロンに全てを話した。


キーブレー「クラスチェンジできると、強力な力を手に入れたことになります。つまりそれだけ技を覚えられて 沢山使いこなせるようになります」


アスベル「おお! 絶対クラスチェンジしてやる!」


 キーブレーはPCを持ってアスベルたちの前を歩いた。


キーブレー「今みなさんのデータを解析させていただきました。どうやら...ソロフィーさんとミィテさん以外の方はすでにクラスチェンジしているようです」


 みんな驚いた。普段から修行を積んでいたため、知らぬ間にクラスチェンジしていたというのだ。ソロフィーとミィテは修行の量が少ないということになる。


キーブレー「なるほど。伝説のかけらを集めているんですね。クラスチェンジと掛け合わせることによって限界を突破し、さらなる強さを目指せますね」


 キーブレーはポケットの中から何かを取り出した。


アスベル「伝説のかけら!」


キーブレー「ここで見つけたのですが、僕はすでにかけらを取り込んでいるのでよかったら差し上げます。波長が合えばいいのですが」


 アスベルとジェピットとクレイブルが順にかけらに触れたが反応しない。ソロフィーが触れた時だ。かけらは光り出し、ソロフィーの体の中に消えていった。


ソロフィー「私の波長と一致したわ」


アスベル「ちくしょー」


 アスベルは地団駄を踏んだ。


キーブレー「現在かけらを取り込めていないのは3人ですか? もう少し詳しく解析させてくださ...」


 冷たい風がぴゅうと吹いた。みんな身震いした。


アンドファン「外に出よう。ここは冷えるぜ。解析の続きは外でだ」


ベンツ「この先は行き止まりだ。かけらは今ので全部だな」


アスベル「ちきしょー! 別の場所を探索だ」






 洞窟の外に出ると...。アスベルたちを待ち構えていたのは、人狼ヤーヴォルフとその子分、トウトーンの町を荒らしていた山賊2人、ガベシとジベシだった‼︎


ジェピット「ガベシ! ジベシ! いつの間に逃げたんだよ」


ヤーヴォルフ「伝説のかけらをよこせや! お前ら持ってんねやろ⁉︎ 知ってんねんで⁉︎︎」


ミィテ「かけら目当てなのね? 残念ながら洞窟のかけらはもう体に取り込んだわ」


ヤーヴォルフ「うっさいっちゅーねん! 体ごとちぎってかけら取り出したるわ!」


シャペン「バカばっかり言ってんじゃねぇよ」


 呆れた表情をして言った。


 ヤーヴォルフは挑発口調で叫んだ!


ヤーヴォルフ「かかってきーや! ワレ! しょんべんちびったんか!? ああ!?」


 余裕な顔でアスベルは答えた。


アスベル「お前、そんなにやられてえのか!?」


 ナエラは心配そうに言った。


ナエラ「気をつけて! アスベルくん! その人狼、強さが全く読めないわ!」


 ヤーヴォルフ「そっちから来んならこっちから行くぞ〜!?」


 ベンツ「来るぞ…っ!」


 アシュロンのメンバーは武器を構えた!!


 …と思ったら、ヤーヴォルフは床に寝そべりピチピチと跳ね出した!!


ヤーヴォルフ「フナのマネ!!」


 ズコー!! 


 ヤーヴォルフの技のバカらしさに思わずアシュロンは全員こけた!


 笑いながら言った。


ジェピット「それが何になるんだよ!?」


 ヤーヴォルフは魚の顔真似で、自慢気に答えた。


ヤーヴォルフ「意味な~し」


ミィテ「ださっ!ただの雑魚じゃない!!」


 あきれた顔でそう言うと…!


ヤーヴォルフ「今だ…!行けお前ら!」


 アシュロンを指さした!!


 ガベシとジベシが飛びかかる!!


 アスベルは神技の構えをとった!


アスベル「ドラゴニオンソード…!」


 ギラ…!ドーン…っ!!


 あたり一面は爆発した!!


アスベル「さっさと行けよ!見逃してやる!お前らと俺じゃ格が違う!!」


ヤーヴォルフ「覚えてろよ!!行くぞヤロー共!!」


 そう言うと、ヤーヴォルフたちは去って行った…。


シャペン「やっぱりすげえな~!アスベルのドラゴニオンソード…!」


クレイブル「頼りにしてるぜ!リーダー!」


ナエラ「感激ですぅ〜!わたしアスベルくんのフィアンセになろうかしら〜」


 アスベルに寄り添った。


ミィテ「えっ…!?ちょっと!」


アスベル「フィアンセ?なんだそりゃ?」


 アスベルは鈍感だ。


 ソロフィー「ナエラちゃん、冗談はその辺にした方がいいわよ?」


 あきれた顔のソロフィー。


ナエラ「えへへ」


 にこにこ笑うナエラ。


ミィテ「ホッ…」


 安心したミィテの顔。


アンドファン「ん? どうした? キーブレー! ベンツ! 真剣な顔して。」


 真剣そのものな顔をした二人。


キーブレー「いえ、PCで詳しく調べたら、アスベルさんは…!」


ベンツ「そう、アスベルは…!」


アシュロンみんな「ええぇ~…!?」

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