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21 第六章 第四話


 温泉はパラダイス全裸。


 美少女三人によるご奉仕は地獄絵図ならぬ天国絵図でした。


 もう戦力差がどうこう言ってる場合じゃなかったです。


 みんなありがとね。


 最後に良い思い出を目に焼き付けることが出来たよ。



 お風呂上がりは豪勢怒涛な夕食。


 以前のマクラの足ノックのこととか思い出しちゃいました。



 今日のマクラはお客さま。


 お部屋にご馳走を運んでくれたのは、しばらく前からこちらのお宿で働いてくれているお姉さん。


 お名前はヘリヤさん、落ち着いた雰囲気の大人のお姉さんでマクラも懐いているみたい。


 よかったねマクラ、これからはヘリヤさんとふたりでこの宿屋を盛り上げていくんだよ。



 豪勢な夕食をご馳走さまでした。


 リノアさんやセシエリアさんの美味しいお料理でお味には敏感娘なアイネも大満足。



 あとは、寝るのみ!



 前回は三人でベッドに川の字でしたが、さすがにひとつのベッドに四人は無理でした。


 ふたつのベッドをくっつけてっと、


 四人で幸せ雑魚寝モードです。



 良いですよね、ピロートーク。


 旅の思い出やそれぞれの秘密の思い出が静かに炸裂しまくりましたよ。


 物理的にも精神的にも暖かぬくぬくでみんな安眠まっしぐらです。




 私は、寝付けませんでした。


 みんなの寝顔を月明かりでガン見しながら、幸せと寂しさで溢れる想いを我慢出来ません。


 ごめんねマクラ。


 不殺を誓ったクールな槍使いお母さんが、声を殺して涙に濡れちゃいました。



 今だけだ。


 明日の別れ、マクラに心配掛けぬためにも今のうちに涙は全部出し切っちまえ。


 私はいつでもクールな槍使い、必ずや笑顔でさらばと旅立ってみせる。



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