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01 第一章 第一話 チームアラン

『リヴァイス 01 『収納』魔法使いと祝福の呪い』から、


『リヴァイス 07 特使騎士の絶体絶命』までの、集大成となりました。


 お楽しみいただければ幸いです。


「早くしろ、アラン」


 リリシアが張り切っている。



「新しい魔法、早く試したいです」


 マユリが張り切っている。



「おみやげ、いっぱい獲ってきてくださいよぅ」


 ニエルが張り切っておねだりしてくる。



「ご無事なお帰りを」


 メリルさんはいつも通り。



「それじゃ、行ってきます」


 チームアラン、準備万端で屋敷を出発。




 今日の依頼は少し厄介なものだった。


『異常繁殖している大いのししの駆除』


 町に程近い森で大量に繁殖している大いのししを討伐して欲しい、とのギルドからの緊急依頼。


 まだ人的被害は出ていないが、すでに畑は荒らされているそうだ。


 初めてこの町に来た時に遭遇した凶悪いのししのことを思い出す。


 あの時はリリシアに任せっきりだったけど、今の俺ならきっと大丈夫。



「そういえば、新しい魔法って?」


「むふっ」


 マユリが右手の人差し指を立てて不敵に笑う。



「まあ、見てのお楽しみってことで」


「事前に教えてくれると連携しやすいんだけど」


「良いではないか、アラン」

「新しいことが楽しみな気持ちは私には良く分かるぞ」

「私もこの剣を得た時は楽しみで、頬擦りしながら一緒に寝たほどだったのだ」


 リリシアが腰の細剣に触れながら微笑む。


 愛用していた細剣を友人のノルシェに託したリリシアは、後日新しい細剣を手に入れた。


『バストネイシア』と名付けられた細剣は、リリシアの新しい相棒として期待以上の働きを魅せている。




「そろそろ繁殖地域なので、準備しますね」


 ニエルから預かってきた魔導探査機を起動。


 画面を覗くと、前方に多数の赤い光点。


「森を抜けた平原に密集しているようですね」



「腕が鳴るな、『バストネイシア』」


 細剣を祈るように構えるリリシア。



「お披露目、しちゃいますから」


 人差し指を立てたポーズ、指鉄砲みたいだよマユリ。



「それじゃ、安全第一でよろしくです」


「「はいっ」」



 チームアラン、行きますか。



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