RED MOON

数百年前の昔、異界の魔物(吸血鬼)が人々を脅かしていたころ。餌である人間の世界を征服しようとする吸血鬼(ファントム)と、人間と共存することを望む吸血鬼(ジェームス)を筆頭に吸血鬼の世界は２つに分かれていた。

話し合いも虚しく、同族による争いが起きた。非情なファントムはジェームスを瀕死に追い込み、後一歩のところで人間の世界を征服しかけた時、吸血鬼と人間が協力し合い、ファントムの封印に成功することができた。

しかし、ファントムを崇拝する吸血鬼達はいつの日かファントムの復活させるため、残った同族とともに姿を消した。

ジェームスは吸血鬼の世界をまとめるため、ファントムの復活を防ぐために、若い吸血鬼達の教育や無闇に人間界の行き来ができないよう制限をかけた。

争いからさらに数百年が過ぎた時、人間界で不審な遺体が発見される。それは、若い女を中心に身体の血を全て抜き取られ、老婆の様な亡骸となったものだった。この事件をきっかけにファントム復活の動きが活発になり、ジェームスも同様に再び起こらんとする争いにむけて動きだす。