表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/25

創作の情熱へのリスペクトが止まらない

 以前も書いたかも知れませんが、私はメインに嗜むサブカルをかなり渡り歩いてます。簡単に言うとミーハーです。


 おおまかには、2000年代前半はギャルゲー、後半はアニメ→ニコニコmad、2010年代前半はライトノベル+なろうクラシック、後半はなろう系ライトノベル+なろうモダン って感じです。こういう人、結構多いと思います。個人的には、常に「ストーリー創作で一番熱いジャンル」を探してるつもりです。


 なんて言うんでしょう。熱いジャンルって、創作に対する情熱のるつぼだと思います。たくさんの人が参画して玉石混交の作品の波が押し寄せて、その中から後に金字塔になるような作品が生まれる。この金字塔が生まれるか生まれないかのタイミングが、すごく熱い!



以下、オタクが早口でしゃべりますのでご注意ください。



 2000年代前半のギャルゲー業界は本当に熱かった。AB!の麻枝先生、FGOの奈須きのこ先生や田中ロミオ先生たちがブイブイ言わせてて、そこに冴えカノの丸戸文明先生やゆゆゆのタカヒロ先生ら(新世紀ライターと一部呼ばれていた?)が加わって、数々の名作が生まれました。今でいうなろうテンプレみたいな制約はややありましたが、R18ということも基本的にストーリーの自由度は半端なく、「いい事思いついた! とりあえず出そう!!」って雰囲気がありました。私はお金なかったので評価が上がってから名作だけやるようなフォロワーでしたが、当時スコップしていて、偶然名作にぶちあたった人の感動は本当にすごかったんだろうな、と思います。


 2000年代後半のニコニコもすごかった。あまり詳しく書けないですが、アニメとニコニコのシナジー効果がすごくて、アニメ⇔MADの共鳴効果で、みんなアニメを見てた気がします。このころのアニメは、京都アニメーションの「AIR」の衝撃がすごくて、美麗で雰囲気のある映像と、ギャルゲー界で鍛え上げられた音楽が大衆文化に乗り込んできた感じがすごかったです。深夜アニメにしてもニコニコにしても「創作は自由で、無限だ!」って雰囲気がありました。


 2010年代前半、より間口が広い創作の場として人々が押し寄せたのが「なろう」だと思います。システムも、映像編集も、イラストすらいらない「なろう」は、ゲーム、アニメ、マンガの二次創作等を淡々とやってきた文筆オタクたちを熱狂させたんだと思います。「無職転生」「謙虚」の不動のツートップが毎日更新(無職は章ごとですが)をかける中で、それらに挑んでいくこのすば、リゼロらの猛者たち。熱すぎる!! 黄金の時代!!


 ふう、早口終わり。



 最近ハイファン追えてないなーと思います。というのも、ランキングが安定しない、というのと、面白いハイファンは書籍化のペースが今かなり早いので、書籍で買って読んだ方が楽だからです。そういう意味で今はなろう系ラノベがそれなりに熱く、担保されたクオリティーで読めます。本屋におけるラノベ割合は、10年前と比べると3~4倍になっていて、流行しているんだなぁと思います。


 けれど今一つ情熱のるつぼ感を感じません。去年あたりは「お隣の天使様」をトリガーにした(ほかのトリガーがあったらごめんなさい)砂糖系現実恋愛が熱かったですが、すでに書籍化したものを読めば十分な状態になってしまってます。「書籍化しやすいジャンル」というレッテルが付いちゃうと、なろうで良作を探すのが大変になっちゃって追っていけないんですよね……


 だから今熱いのは、「流行していないジャンル」だと思っています。今後流行するかはわかりませんが、情熱が渦巻いてます。なろう以外の投稿サイトが頑張っていることにも関係あると思いますが、真面目に文学を読ませようという想いが募ってきている気がします。なろう系以外のライトノベルも、ライト文芸寄りになってきていて、「金字塔」が生まれるんじゃないかとワクワクしています。


 というわけで、今日は「とにかく書きたい! 読め!」という想いでマイナージャンルの作品を書き続けてらっしゃる先生方をリスペクト!



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ