オマージュされる作品へのリスペクトが止まらない
私は執筆を始めてまだ2か月弱ですが、大きな壁にぶつかっています。
オマージュ作品「余命文字数症候群」のCase.1「老人」を超えられません!
まだ5千字位しか書いてない頃に書いた作品ですが、自分がこれまで書いた中で出色の出来栄えだと自負しています。表現は甘いですが、テーマが分かりやすくて、かつ設定とよく噛み合ってると思います。
でもこれ、完全に村崎羯諦様の「余命3000文字」のテーマと設定があってこその作品なんですよね。設定は頂いたもので、テーマは羯諦様の投げかけがあってこそものです。周りにインスピレーションを沸かせられる作品って最強です。
というわけで、今回はなろうとオマージュについて。
なろうテンプレってどこからオマージュなんでしょう?
例えば、フルダイブVR、デスゲーム、ユニークスキル、二刀流、どこまで行けばあの有名なフルダイブVRものをイメージしますか?
ハイファンタジーはこの辺がすごく難しくて、似た作品がないか過去作を探しきれません。
ただ、その辺をあまり気にしてもいい作品は生まれないと思うので、後続の作品を「みたことあるわー」と一蹴するのではなく、むしろ起点になった作品、つまり「ジャンルメイク」作品をとてもリスペクトすることにしています。
ひょっとしたらその作品よりも前に書かれた作品もあるのかもしれませんが、「ジャンルメイク」と思ってリスペクトしているのが、ゲームスキル、ゲームチートを題材にした作品
「この世界がゲームだと俺だけが知っている(https://ncode.syosetu.com/n9078bd/)」
とか、エタっちゃいましたけど悪役令嬢という一大ジャンルを作った
「謙虚、堅実をモットーに生きております(https://ncode.syosetu.com/n4029bs/)」
とか、あとはなろうがすごく勢いがあるところでメタを取りに行ったこのすばとかですね。
結局、少しスキルを変えただけとか、主人公の置かれた状況を変えて序盤に面白い設定を作っても、相当に練りこんでいないとその後の展開が段々ありきたりになってしまいます。その点、新ジャンルは基本的に常に新しくて見たことあるようなストーリー展開になることが少ない、約束された良作なんです。
そもそも、「ジャンルメイク」できる作者は、実力もずば抜けているせいかもしれませんが。
なろうのメインユーザーは、もともと多分にじファンユーザーだと思うので、なろうはなるべく共通設定(二次創作でいう原作知識)、つまりオマージュに近い状態でわかりやすく読む、ということが重視されているんだと思います。だからこそ、その基幹となった作品は、リスペクトされてしかるべきです。むしろ、なろうでファンタジーを書くのであれば、ジャンルメイクを目指しましょう!
というわけで、自分がオマージュ作品を書くインスピレーションを与えてくれたあの2作品を、最大限にリスペクト!