感想を書く方へのリスペクトが止まらない
私はなろう感想欄が嫌いでした。憎んでいたといってもよいくらいです。
8年位前は、まだ誤字報告機能もなくて、感想欄が同じ誤字報告で埋まっているのをみて、あまりいい感情を持っていなかったのがそもそもだったと思います。
しかし、直接のきっかけは以前書きましたが、無職転生の感想欄です。
私見ですが、無職転生はうまくいかないことがあってこその無職転生だと思ってます。なのに「強化後に苦戦するとないわー」とか「ざっこ!」みたいな心無い感想が多くみられて、本当に悲しい気持ちになりました。
展開に不満があることがあるというのは仕方ない事ですが、そもそもとして、1話1話の局所的な話でいちいち評価を下していく感想欄が、なろうの物語をつまらなくする原因だと思いました。これではまともな起承転結が書けない! 転結、転結、転結、転結みたいな小出しな物語しか書けなくなる、と。こうして私は感想欄を開くことを止めました。
余談ですが、実際なろう文というのは、2~3話の小さな起承転結の積み重ねで大きな起承転結を作る、というのが基本的な作法な気がします。読者はそんなにまってくれません。これ自体には良し悪しはないと思ってて、それはそれで一つの文化なんだろうな、と思います。ただ、メッセージ性が強い大作を作るには、並々ならぬ作りこみが必要になる分難易度が高くなるとは思いますが。
ところが、こうやってモノを書くようになって、その考えは180度変わりました。
感想をもらえるというのは、すごく嬉しい事でした。
当時だって、詰まらないと思って閉じるのではなく、応援するコメントを書くべきだったんです。
せっかく「良かった点」「気になった点」「一言」と、いいところや悪いところ、応援コメントとどんな感想であっても送れるようなスタイルになっているのだから、送った方がいいに決まってます。
というわけで、今後は読んで心動かされたなら、なるべく感想を書いていこうと思いました。
「気になった点」を書いていっていいのかは悩みどころですが……
感想をくださった皆さん、応援してくださってありがとうございます。感想を書くという時間を使ってくださったことにリスペクトが止まりません。