C6.appx8 遊戯参加者達の狂宴 その2
18/06/19 サブタイトルのミスを訂正 饗宴→狂宴
― ケンタウロス部隊の女リーダー視点 ― 遊戯開始暫く後
馬鹿が・・・いや、ボスが戻ってきた。
残念、生きてたよこん畜生が。
あん?かくれんぼだぁ?そんなモン犬どもが一番適任だろうが。
は?相手はあの闇エルフの長?無理だろ、お前あほなの?
ぬぐわあ!痛い痛い痛い!思わず口が滑っちまったあ!
くっそう・・・万力のように締め上げやがって、馬鹿力め。
はいはい、やりゃあいいんだろやりゃあ。
お~いテメエら、この馬鹿適当に撒いてサボんぞ~。
― チビ猫メイド視点 ― 遊戯開始後
にゃっ!ごっほおびっごっほおびっ♪
なあんにしよーかにゃー。
にゃっ?捕まえてからだって?わかってるにゃそんな事~。
お魚~お肉~う~ふふふ~♪
な~~~んにしよ~~~~♪
― 姉猫メイド視点 ― 遊戯開始後
相方が何か変な歌歌いだした。
なんか、こう、うずうずする感じの。
全く、ご褒美は捕まえて戻ったら、でしょうが。
・・・貰える事が前提だったくせに。
以前のこの子なら、えっと、あの、ごにょごにょ・・・が欲しいとか言いそうだったけど。
今は食い気かぁ。
― 犬メイド視点 ― 遊戯開始後
む、先輩達、特に先輩はどうやら闇エルフを捕まえに行くようだな。
私も・・・お情けを貰える様、頑張ろうか、な?
ん?お魚?お肉?・・・あれぇ?
・・・でもなんだか幸せそうに歌ってるし、まぁ良いか。
一族は是が非でもって感じの熱意があったなぁ。
・・・あれ?うちの一族がご褒美を貰うとしたら・・・やっぱりお情け・・・?
う・・・ぉ・・・こ・・・心の準備がぁ・・・。
― ドッペルゲンガー視点 ― 遊戯開始後
なんカ すごイ きてタ
ごほうビ? なんでモ?
マナ マナ マナ ♪
― 黒エルフ長視点 ― デーモンロード顕現中
あ、あの、あのばかもの、なんてものを・・・。
に、にげるか?にげれるのか?にげきれるのか・・・?
な、なんという、ふうん・・・。
・・・
・・
・
驚くほど急に帰っていったな。
ようやく・・・一息吐ける。
自分があそこまで取り乱せるとは思わなかった。
魔王殿の威圧は確かに強烈で動けない程だが、何かしら原因があって当てられるものだ。
それに恐怖はあっても破滅的な未来は感じさせないため、まだ考える余裕がある。
しかし“アレ”の威圧はこの世界に生きるものへの憎悪であり殺意。
親に悪戯を見咎められた子と、蛇に睨まれたカエル程の違いがある。
死に疎いデスロード殿には効果が薄かった様だが、我々はそうはいかない・・・。
・・・
・・
・
遊戯、か。
この恐怖の責任を取らせる意味では良い落とし所だろう。
どれ、我等も少々日頃の鬱憤を晴らさせてもらうとしようか?
かなり・・・かなり腹が立っているからなぁ!
― 妖精女王視点 ― 遊戯開始後
・・・私ここに居ても大丈夫かしら。
・・・生きてるって本当に、本当に素敵ね。
・・・もし捕まえられたら、隠居させて頂けるか聞いてみましょう。
・・・もう・・・怖いのは・・・いやなの・・・。
こうしてそれぞれの思惑が闇エルフ長を追い詰めていく。
時には爆破しようとしたり、時には切り刻もうとしたり、時には吹き飛ばそうと・・・。
「君達!酷すぎないかなぁ!?」
「「「「「「「お前が言うな!!!」」」」」」」
殺意渦巻く遊戯と成り果てた。




