C6.appx7 遊戯参加者達の狂宴 その1
― ミノタウロス弟視点 ― デーモンロード顕現中
ふしゅっ!?
こ、こわいでしゅるる!
し、しかし、魔王様・・・魔王様の危機でしゅるる!
盾になってお守りせねばっっ!
・・・
・・
・
結局何もしないまま危機は去った。
自分を情けなく思うも、何故か兄者は自分より沈みまくっている。
兄者の様子を気にかける余裕が無かったので、何があったかまでは分からんが。
・・・
・・
・
こんな時に遊戯ですか?魔王様。
ふーむ、いまいち気が乗らないでしゅるるぅ!!??
“望みを一つ叶えよう”??
・・・んもー!たまらん!がんばる!ふっしゅー!
自分、恋のために命かけるでしゅるる!
― ミノタウロス兄視点 ― 遊戯開始後
ふがいない・・・ふがいない・・・ふがいないぞ俺っっ!!
デーモンロードとやらに臆し、実験場に入る事さえ出来なかった・・・。
古竜魔王様の全盛期並はあったのではないだろうか?
強者を知るが故、強者を知らぬ弟に出遅れたというのは・・・ただの言い訳だな。
この遊戯、勝つことが出来たなら弟のために使ってやりたい。
― ケンタウロス視点 ― デーモンロード顕現中
ぶひんっ?!
手下共が揃いも揃って“ありゃ駄目だ!近寄るなんてとんでもねえよ!”と拒否ヒヒン。
野生の感か何かだったのだろうが、一笑に付したものの今は後悔真っ盛りでブルルぅ。
怖すぎ・・・怖すぎ・・・こわ・・・って相棒ヒン?
・・・相棒が勇気を出してるのにおいらが逃げてどうするブルル!
死なばもろとも、一人では行かせないぜ相棒ブッヒヒン!
・・・
・・
・
なぁんて心では強がってみても、足が竦んで動けやしなかったでブルル。
あの怖い奴は呆気なく帰っていったけど・・・心底ほっとしたブルル。
・・・
・・
・
こんな状況で遊戯なんて魔王様は壊れたんでブルル?
確かにとんでもない奴だったヒヒンねぇ・・・ってご褒美!?
望み・・・望み・・・望みかぁ。
おいら、もっと強くなりたいでブルル。
相棒と一緒に・・・。
― クーシーズ視点 ― 遊戯開始前
本能が、ここに近付いては駄目だと強く警告を発し、体が動かなかった。
事実、我等が何をできたと言うのか。
心は折れ、しっぽは勝手に丸まり、耳はぺったり。
普通の犬と何が違うのか・・・!
・・・
・・
・
遊戯・・・ただの遊戯?いや違うだろう。
我等を訓練するおつもぉおおお!?
望み!叶えて頂けるのか!?
いや、しかし余り尊大な望みは・・・いやでも言うだけはただ。
皆の者、命をとして闇エルフを捕まえろ!
ウォオオオオオオオオオオオオオオオン!
― ケットシーズ視点 ― 遊戯開始後
か、体の震えがまだ、おさ、収まら、ない。
ふ、ふ、ふうううう。
犬は先に立ち直ったみたいだが、冷静さを失っているな。
あの闇エルフは一筋縄ではいかない相手。
我等犬猫では手に余るだろう。
例えご褒美があったとして、我等に捕まえられるとは思えん。
しかし張り切る犬達をサポートくらいはしてやるか。
また恩を売る良い機会だからな。
そこそこ、そこそこにそこそこな感じで手伝うのだ。
・・・だって無理だから。




